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【北神急行】2020年05月 神戸市営化1週間前の谷上駅 (駅前編)

北神急行電鉄北神線は2020年6月1日に“市営化”され、
神戸市営地下鉄北神線となります。

北神急行としては残り一週間となった5月24日。
少しずつ“市営化”の準備がすすむ北神急行谷上駅を訪ねてみました。
今回は駅前編です。

2020/5/24の谷上駅 駅前の様子

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まずは北東側から駅前ロータリーを望む。

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北神急行の市営化に合わせて、市バスも谷上駅に乗り入れを開始するため、
ロータリー周辺は現在工事の真っ最中でした。

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市バスの停留所が新設されています。

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駅舎の様子

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駅舎に掲げられた「北神急行」の文字は、いつ交換されるのでしょうか?

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いよいよ駅舎に入りますが、中の様子はまた次回に。
【北神急行】2020年05月 神戸市営化1週間前の谷上駅 (改札外編)

北神急行電鉄とは

北神急行電鉄は兵庫県神戸市にある私鉄で、
1988年に北神線谷上~新神戸間(7.5km)を開業しました。

輸送力が逼迫していた神戸電鉄(神鉄)有馬線のバイパス線として、
また北神地区から三宮地区までの時間短縮を目的に建設されたため、
北神線7.5kmのうち約7.3kmは六甲山を南北に貫く北神トンネルが占め、
谷上~新神戸間には途中駅が存在しない特異な路線となっています。

谷上では神鉄と接続しており、
新神戸からは三宮を経由して西神中央まで、
神戸市営地下鉄西神・山手線と相互直通運転を実施してます。

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伸び悩む北神急行の利用者数

北神急行の開業より沿線地域の利便性は大幅に改善されましたが、
肝心の利用者数は開業当初から低迷しました。

原因は700億円超かかった建設費の影響による運賃の高さで、
谷上~新神戸間の1区間(7.5km)で330円。

しかも利用者の大半は、
神鉄沿線から北神急行経由で市営地下鉄沿線へ向かうため、
3社分の運賃が合算され、割高感が増すことになります。
この高い運賃設定がさらなる利用低迷と度重なる運賃値上げを呼び、
一番高い時期には谷上~新神戸間430円という状況でした。

1999年度からは兵庫県と神戸市の支援が入り、
谷上~新神戸間は350円に値下げされました。

現在は消費税増税の影響もあり、
谷上~新神戸間7.5kmが370円、
谷上~三宮間8.8kmが550円の運賃設定となっています。

しかし、阪急神戸三宮~西京極間70.0kmが530円であることと比較すると、
これでもかなりの高額運賃であることは否めません。

運賃値下げへの奇策は“市営化”

運賃値下げやその他の施策により、利用者は徐々に増加傾向にあるものの、
それでも当初の想定輸送需要量の1/5程度にとどまっているのが現状です。

神戸市としてはこのまま永遠に補助金を出し続ける訳にはいかず、
人口減に悩む神戸市北区(北神地区)の活性化に対しても、
なんらかの対策を打つ必要がありました。

そこで出てきたのが、北神急行の“神戸市営化”でした。

北神急行電鉄北神線を神戸市が198億円(税別)で譲り受け、
神戸市営地下鉄北神線として、西神・山手線との一体運行を実施。
北神線でも地下鉄水準の運賃を適用することにより、
谷上~新神戸間は370円から280円へ、
谷上~三宮間も550円から280円へ、大幅な値下げを可能にしました。

北神急行に残っている約650億円の債務については、
北神急行の親会社である阪急電鉄グループが背負う形となります。

今回の施策により、
神戸市は簿価約400億円の資産を198億円で譲り受けることができ、
阪急グループとしてもお荷物路線を売却した上で、
負債を最終確定できるメリットがあります。

なお、北神急行電鉄の社員は神戸電鉄に出向となり、
神戸市が北神線の運行を神戸電鉄に委託する予定です。

今回の北神急行市営化による運賃値下げで、
北神線の利用者数はどのくらい増加するのか?
また、神鉄有馬線・三田線にはどのような影響を与えるのか?
今後の動向に注目です。

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