子どもにとってベストな習い事とは?
どんな習い事をさせたらいいの?
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ボク自身も2人の子育てをしながらあれこれと思いを巡らせることもあります。また、12年間の教員生活の中でたくさんの子どもたちに出会い、習い事についての向き合い方をみてきました。
そんな過程で「ベストな習い事とは何か」についての答えが見えてきました。
その答えは
「そんなものない!」
ということです。
「おいおいそりゃないでしょ!」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、ボクが言いたいのは、どの子にも当てはまるベストは習い事はないけれど、子どもにとってベストな習い事を見つける方法はある!ということです。
そのことについて解説していきます。
ベストな習い事を見つける方法
「ベストな習い事を見つける」ための方法について先に結論を言ってしまうと、以下のポイントをしっかりと考えて習い事を選ぶことです。
①親の願いより、子どもの興味関心
②続けるよりもやってみる
③指導者を見極める
それでは、一つひとつ解説していきます。
①親の願いより、子どもの好き
「野球をやらせたい」「ピアノをやらせたい」そんな親の願いをもっている方も多いと思います。その気持ち自体は決して悪いものではありません。
しかし、ここで大切になってくるのが、自分の子どもの「興味関心」は何かということです。
子どもをじっくり観察し、何に興味をもちそうか、どんな才能がありそうかをしっかりと捉える必要があります。
これに失敗すると、魚に木を登らせるような悲惨な習い事を選択してしまう可能性があります。
とは言っても、「うちの子、何が好きなのかよくわからないよ」という方もいるかと思います。
そこで大切になるのが次の考え方です。
②続けるよりもやってみる
「すぐやめるのは根性なし!」「やめ癖がつく」「続ける力が大切」といったように、日本の文化には「継続すること=美徳」という考え方が根付いていますが、この考え方はベストな習い事の選び方には向いていません。
ここで大切なのは、先ほども話したように「魚に木を登らせない」ことです。つまり、子どもに合わない習い事をいくら継続させたところで成果は出ない、それどころか子どもにとって辛い体験になってしまうので注意!ということです。
Aという習い事では、全く成果が出せなかった子も、Bという習い事では、イキイキと取り組み、すぐに成果が出た!なんていうことはたくさんあります。まさに「水を得た魚」状態です。
そんな、子どもにとっての水はどこにあるのかを見つけるためには、色々と「やってみる」ことが大切です。やってみて、子どもの様子をじっくりと観察してみてください。
なんかワクワク、イキイキしているな!というオーラが子どもから出ていたらそれこそベストな習い事と言えます。
「やった!この子にベストな習い事はこれだ!」と拳を掲げてガッツポーズする前に気をつけてほしいことが一つあります。
最後に、そのことについて以下に解説していきます。
③指導者を見極める
せっかく「うちの子ピアノに向いてる」と気づいても、通い始めたピアノ教室の先生の人間性や指導方針によっては、子どものベストな習い事にはなりえないことがあります。
では、いい指導者かどうかを見定めるにはどうしたらいいでしょうか?
その答えは一つ!
「子どもの自己肯定感を育ててくれるか」
です。
いい指導者は、必ずといっていいほど、子どもを勇気づけ、モチベーションをあげることができます。イメージでいうと、上から引っ張るではなく、下から支えるといった感じでしょうか。
このような指導者を見定めることが親のやるべき最後のミッションです。子どもにあった習い事かつ優れた指導者に出会えたならば、もう安心です。後は子ども自身が自走し成長していくことでしょう。
子どもの興味関心✖︎優れた指導者=成果・成長
この公式が成立するように習い事を選ぶことが、ベストな習い事を生み出す秘訣といえます。
また、子どもを「プロ野球選手にしたい」「ピアニストにしたい」と考えて習い事を選んでいる人は少数派だと思います。ボク自身もそうです。
では、習い事を通してどんな力を育てていあげたいのか、そう考えるとボクの場合は自己肯定感にたどり着きます。
そういった意味でも、自己肯定感をあげてくれる指導者を選ぶことはとても大切なことになりますね。
まとめ
ベストな習い事とは何かについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
子どもの今の幸せを第一に、しっかりと子どもと二人三脚で習い事を選んでいきましょう。
以上、ガクせんでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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