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おこづかいどうしてる?キャッシュフロークワドラントで子どものおこづかいを考えてみた

子育て中の方なら必ずといっていいほど悩む子どものおこづかい問題。

ボクも娘が小学生にあがってから、そろそろお金の知識を伝えていきたいなと考えるようになりました。

そこで、ぶち当たるのがおこづかい問題!

定額であげる?
お駄賃としてあげる?
いくらくらいあげる?
・・・

まぁいろいろな悩みが噴出したわけです・・・。


そこで役に立ったのが、ロバート・キヨサキさんが提唱するキャッシュフロークワドラントの考え方です。

「ん?キャッシュフロークワドラント?」とハテナがいっぱいの方もこの記事を読めばもう大丈夫です。

きっと、おこづかいを通じて、お子さんの金融リテラシーをあげることができるようになるでしょう。


では、まいりましょう!


おこづかいでどんな力を育てたいかを明確にする

キャッシュフロークワドラントの話に入る前に、まずは、おこづかい制度をスタートするに当たって大切なことをお話ししておきます。

それは

親がしっかりとビジョンをもっておくことです。

つまり、おこづかい精度をスタートするに当たってどんな力を養ってあげたいかを明確にしておくことです。

「周りの家庭もおこづかいあげているみたいだし・・・。」

というような曖昧な感じでスタートするのはNGです!


お金の教育は子どもの人生を左右するほど大切なものです。学校でも教えてもらえませんしね。

また、「お金を稼ぐことは卑しいことだ」とお金に対するメンタルブロックは排除しておくのも大切です。

お金は価値の交換であり、お金を稼ぐということはそれだけ価値を作り出し、世の中の人を喜ばせたという証なのです。


我が家では、おこづかいを通して以下のような力を養ってあげたいと考えました↓

・収入、支出の理解
・計画性の向上
・投資家マインドの育成

この3本柱で、おこづかいを考えていくことにしました。


そこで役立つのが、先ほどご紹介したロバート・キヨサキさんが提唱している、キャッシュフロークワドラントです。

この考え方をベースにおこづかいをビルドしていくことで親自身もおこづかいの目的が明確になり、ぶれなくなります。


それではおまたせしました、ここからはキャッシュフロークワドラントでおこづかいを考えていきたいと思います。


キャッシュフロークワドラントとは

まず、「キャッシュフロークワドラントって何?」という方のために、キャッシュフロークワドラントについて説明すると以下のようになります。

キャッシュフロー →  お金の流れ
クワドラント   →  4等分
つまり、「お金の流れを4つの区分に分ける」ということです。


その4つの区分は以下のようになります↓

①Employee(従業員・サラリーマン)
②Self-employed(自営業者)
③Business-owner(ビジネスオーナー)
④Investor(投資家)

では、上述した、「おこづかいで育てたい力」と関連させながら一つずつ解説していきたいと思います。


Employee(従業員・サラリーマン)

このクワドラントは、簡単にいってしまえば固定給のことです。

一定の給料が毎月入ってくるので、見通しがもちやすく計画性に優れているのが特徴です。

これを、おこづかいに当てはめると「定額制」になります。

「毎月、○円ね」と決めておこづかいをあげる定番型ですね。

もちろん、大人は日々の仕事の報酬としてサラリーを受け取るので、子どもにも毎日の仕事として役割を与えておくのもありです。

例えば

配膳
食器洗い
お風呂を沸かす
風呂あらい
・・・

など、毎日できるものがオススメです。年齢を考えながら無理なく続けられるものがいいと思います。


ちなみに、我が家ではあまり仕事として役割を与えることはしていません。家族間で役割を与えると

「○○早くやってよ」
「○○がまだ終わってないんじゃない」
「やってないからおこづかいなしね」

とギスギスしそうだったので・・・。

なるべく、家ではリラックスできる空間を重視していきたいという考えがありまして・・・。

なので、そこは各家庭の考え方で、役割を遂行した報酬として定額のおこづかいをあげるでもいいし、とりあえず計画性を養うために定額制のおこづかいをあげるでもいいと思います。


Self-employed(自営業)

このクワドラントは、自分が働いた分だけ報酬が得られるというものです。つまり、成果報酬型です。

これをおこづかいで考えると、「お駄賃制」ですね。

「○○してくれたら50円あげる」といったものです。

ここは、おこづかい問題の中でも賛否が分かれるところでもあります。

我が家でもかなり悩みました。

いろいろと考えた結果、出た結論は「なんでもお駄賃型にするのはNG」ということです。なぜかというと、そりゃ人間誰しもお金が欲しいですから、必ず「これやったらいくらもらえる?」となるのが落ちだからです。

つまり、思いやりの心でやっていたお手伝いが、全て「お金のため」「私利私欲のため」に置き換わってしまいます。

これは、非常にもったいないですよね。


そこで、我が家ではこのお駄賃が発生する仕事を以下のものに絞りました。

床のワックスがけ
窓拭き
洗車
一階、二階のトイレ掃除

つまり、月に数回程度やるもの、かつ、労力が必要なものにしました。

報酬の額は子どもの年齢によっての変わってくるとは思いますが、小学校低学年なら50円ほど、高学年なら100円程度でいいのではないでしょうか。

ですので、本当に欲しいものがあって「定額のおこづかいでは足りない!」といった時に、働いて報酬を得られるという仕組みにしています。

ですので、日々のお手伝いなどは、変わらず家族に貢献したいという純粋な思いやりの気持ちでやってくれています。


その他にも、年齢によっては、「誰かの問題を解決するようなアイデア」を生み出したり、得意を生かして報酬を得たりといったことも考えられるかもしれませんね。


Business-owner(ビジネスオーナー)

このクワドラントは、ビジネスを立ち上げ、権利収入からお金を得るというものです。

会社の所有者や起業家、店舗オーナー、印税で稼ぐ人などがそれに当たります。


すみません、このクワドラントだけはおこづかい制度と関連させることはできませんでした・・・。

何かいいアイデアがある方はコメントいただけると嬉しいです。


Investor(投資家)

このクワドラントは、有望な会社やビジネスなどの投資対象に投資をすることでお金を得るというものです。

要するに投資家ですね。お金を働かせてお金を生み出すという考え方です。

我が家では、この投資としての考えをおこづかい制度にも応用しました。

正確には投資と呼べない部分もありますが、「お金を運用する」というマインドを育てるためには役立っています。


我が家のやり方は以下の2ステップです↓

①自分のもっているお金をお父さんかお母さんに投資する。(一回投資すると1ヶ月間引き出せない)

②利率はサイコロで決める。(お父さんのサイコロは0%か50%の目しかないギャンブル性が高いもの、お母さんのサイコロは10〜30%の目がある低リスク、低リターンなもの)

つまり、100円投資し、サイコロで利率50%を出せば、次の月に150円になって返ってくるということです。

なんとウォーレンバフェットもビックリな利率の高さ!(利率は各ご家庭のご判断で)

うちの子はまだ小学校低学年なので、あえてマイナスは出ないようにしていますが、「より投資に近づけたい!」というご家庭は元本割れもありえる設定にしてもいいですね。

また、「投資より手堅く預金!」という考え方のご家庭は、一定の金利にするのもOKだと思います。


その他

定額のおこづかいの値段の設定にも関わってくると思うので、その他の条件についてもご説明しておきます。


我が家では、以下の時は親がお金を出すことにしています↓

・学校で必要なもの
・家族でお出かけした時の出費(お菓子やジュースなど)
・1ヶ月に1冊好きな本

それ以外は自分のおこづかいで買うというルールです。


まぁ簡単にいうと、生活に必要なもの(「消費」)は親が出すけど、「浪費」に使うお金は自分のおこづかいから出してね、ということです。

また、我が家では、本は「自己投資」と考えているので一冊だけなら買ってあげることにしています。


このように、「消費」「浪費」「投資」という考え方も子どもに考えさせていくのも大切です。


まとめ

キャッシュフロークワドラントをもとに、おこづかい制度についてお話してきましたがいかがだったでしょうか。

「おこづかい制度」というものは、各ご家庭で考え方が様々だと思うので賛否両論あるとは思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。

我が家も、試行錯誤し、子どもの年齢と共にアップデートしていければと考えています。

一緒に考えながら、子どもの金融リテラシーを育てていきましょう。


以上、ガクせんでした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

良い一日を!

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