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どうすれば良かった?

今までずっと『境界性パーソナリティ障害の私の脳内』で『自己愛性パーソナリティ障害の夫』の言動の理由や意味を考えたりしてきたけど、正反対な特性を持つのだから逆効果だったんだろうなぁ。

私は見捨てられるのが不安だから、自分の何かが原因で好きな人が離れてしまうなら、ちゃんとそこを指摘してもらって直した方が良いと考える。

だから夫(以下、我央くん)に対して、我央くんの行動がどれだけ私を苦しめたのか伝え続けたし、堕落した生活をしていることや約束を守ってくれないことを糾弾してきた。

私がそうされたら、必死になって直そうとする
もしくは、自分のせいで好きな人がこんなに嫌な想いをしているなら、自分から離れようとする

別居を経て再構築を選んだ後、我央くんには
「直す努力をしてくれるなら一緒にいるけど、努力する気が無いならさっさと別れて欲しい」
と何度も伝えているから、そうやって追い詰めれば、直そうとするか離れようとするか白黒ハッキリさせてくれるだろうと思ってた。



でも我央くんは、自分を尊敬し称賛してくれる人を大事にしようとするから、こんなふうに自分を追い詰める人には反発するだけなんだ。

他に自分を称賛してくれる人を求めちゃうし、自分を否定してくる私を『頭おかしいやつ』とみなすし、『約束を守れない自分』というネガティブな感情をスルーしたくて遊びに逃げてしまう。

「俺をそんなに追い詰めて楽しいか?」
「すぐに行動に移せるアタマの良いお前と違って、俺はバカだからそんなにすぐに結果を出せない」
と自分が非難されないように私のことを非難し、自分を正当化する。

約束は守らないけど、今まで我央くんの自己愛を満たしてきた私のことは、絶対に手放すわけにはいかない。だから「頑張る気はある」と言って私の決断を先延ばししようとする。
結果、約束が守られないまま、離婚にも至らないという中途半端な状態が続いてしまっている。



じゃあ、私はどうすれば良かったのだろうか。
最初から信じて放っておいたら約束を守る努力をしてくれただろうか?

いや、平和な生活に慣れて、約束のことなんてすっかり忘れてしまうだろう。自分に不都合な約束だから。

「私が追い詰めたせいで我央くんが頑張れないんだ」
そう思ってしまうこと自体、我央くんに思考をコントロールされているということだ。

我央くんの母親も、我央くんを変えようと何年も必死に対立してきたが、結局反発されるだけで何も変わらないし、自分が傷つくだけだからと最近は諦めたように感じる。離婚騒動以降あまり関わっていないのでよくわからないけど、電話で言い合うことは無くなった。
我央くんの母親は「あなたが心配」と言いつつ、根底には「しっかりして私を安心させて欲しい」という想いがあり、我央くんをコントロールしようとしていた。

外からのコントロールではなく、我央くん自身が変わりたいと思えないと、ダメなんだよなぁ。絶望的。


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