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【なんで僕に聞くんだろう。】

【なんで僕に聞くんだろう。】幡野広志

最近買った幡野広志さんの一冊を、
現在読み進めているところです。

結論から申し上げます。
ぜひ読んでください。
こころを、改めて温めたい方に、
特におすすめです。



1983年生まれの幡野さん。
2017年に多発性骨髄腫を発病された、写真家の方。

医師からあと3年の余命を宣告され、
その話を書いたブログは大きな反響を呼び、たくさんの応援の声が集まった。
想定外だったのは、なぜか一緒に人生相談もたくさん送られてきたこと。
その相談に向き合った内容を収めた一冊の本です。


幡野さんは、私と同世代。

この一冊を読み進めているうちに、
今の自分が、いかに生ぬるい生き方をしているのかが
浮き彫りになっていく気がして、
様々な感情が交錯してきます。
(あえて濁した書き方をして自分を守る、どうしようもない自分。。)

一つひとつの相談に対し、
「幡野広志」という、一人の人間として
真摯に答えています。

表面上の優しい言葉だけをかけるのではなく、
時にはストレートな回答をされていることもあります。
でもそれは決して、
”突き放す”ような言葉ではありません。

要は、相談者の方に「本質」を回答されている
といった具合。


時折、本の中に幡野さんの撮った写真があり、
それらを見ると、心が動くのです。

その一枚一枚に、”その瞬間”が感じられるのです。
命が通っている、とでも言いますか・・・

それは、決して特別なものばかりではなく、
普段見ている光景や、ごく普通にあるもの。

私なら、おそらく・・・
いや、間違いなくスルーしている瞬間ばかりです。

非常にもったいないことです。。
もしかすると、
私は自分の時間を生きていないのかも知れません。
日々(一秒一秒)を浪費している、といったところでしょうか。


突然ですが、
私にはいくつか夢があります。


そのうちの一つが・・・

【我が子の結婚式でピアノを弾くこと】


大抵の場合、
『夢』というと、
なぜか壮大であることが求められます。
そして、それを他人に伝えると、
高確率で否定、もしくは笑われます。

でも人それぞれです。
人それぞれで、いいんです。
スケールなんて関係ありません。


なぜか他人の夢を聞いて、
「そんなの無理だよ」
「出来っこないよ」
「あなたのためだから、やめておきな」
と言う人がいます。
(正直、間違いなく私も相手に言っていました。)

でも自分の場合、
それはただの嫉妬なのだと、
最近ようやく理解しました。

そう、その時の自分には『夢』がなかったのです。
だから『夢』がある人が羨ましいと、
ただ嫉妬していたんですね。

そんな嫉妬している時間があれば、
真剣に前向きに、
自分の人生を生きて、
『夢』に向かって歩めばいいのに。

“雨の向こうに、また晴天。人生も同じかな。”

何気なく日々を過ごしていると、
大事な瞬間を逃したり、
大切な気づきを見落としたりしてしまいがちです。

仕事で失敗した時や、
日常でうまくいかない時などに、
すぐに諦めモードに入ったり、
“どうせ自分にはできっこない”
というネガな考えで頭がいっぱいになります。

でも、時間が経った時に、
そんな小さなことでくよくよしてたのか。。と、
無性に恥ずかしくなることが多々あります。

【なんで僕に聞くんだろう。】

みんな誰かに答えを求めています。

正直、私は幡野さんがどんな方なのか
詳しくは知りません。
実際、この一冊を手にするまで
存じ上げておりませんでした。

でも、この一冊に出会えてよかった。
と、心の底から思えます。
なぜなら、
夢への一歩を踏み出す原動力をくれたので。
(とは言え、自分で勝手に盛り上がってるだけですが汗)


皆さんにもこの一冊を手に取っていただけたら
この上ない喜びです。
(既に読まれた方もいらっしゃるかと思いますが・・)

今すぐに、大切なことに気づかなくとも、
あなたにとってそのタイミングが訪れれば、
自ずと、そして必ず動き出します。

何気ない日常を、より良く。




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