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浮世絵の楽しみ方🎨3選

浮世絵って聞くと、どんなイメージがありますか?

歌川広重?
葛飾北斎?
江戸時代の絵でしょ?
歴史の文化で覚えたな〜。

そんなイメージでしょうか?

私、自身前回の記事でもお伝えした通り、モネの「印象 日の出」という作品が一番好きな絵です。そんな印象派のアートを勉強していくうちに、多くのアーティストが日本のアート「浮世絵」に影響を受け、「ジャポニズム」という現象を起こしました。
多くの有名な画家にも日本の絵画は大きな衝撃と感動を与えていたんです!
そんな浮世絵は何がすごいのか、まとめてみました!👀

最近、全国で浮世絵展や葛飾北斎展、歌川広重展など開催されています。ぜひ、これから行く人はこの記事を参考に、行ってきた人はどんな視点で浮世絵を楽しんだのか自分の意見と照らし合わせながら読んでみてください!

浮世絵ってそもそも何?

浮世絵とは何でしょう?
「浮世」とは、現在、今ということらしいです。
今の江戸の様子を表現して描いた絵ということですね!

また「うきよ」という言葉は、平安時代からありその時代は疫病や飢饉、争いがたくさんあった時代だったので、「憂世」というように書かれていました。仏教的な考え方で、現代は憂鬱で辛い世として捉えていたそうです。
また、儚く定まらない人生を「浮世」(フセイ)と表現していたそうです。

それから、時代は平和になっていき、多くの人が儚い人生なのだからと、ポジティブマインドになっていたそうです。
なので、浮世絵では江戸の様子を面白く描いた絵ということなんです!

浮世絵を楽しむ視点3選👀

👀視点①はっきりとした色づかいが綺麗!

浮世絵をパッと見た印象、はっきりとした色が多いなという印象でした。濃い色から薄い色になるグラデーションが特に、自然の優雅さを感じ、美しいと感じます!

特に歌川広重の青色の色使いは「ヒロシゲブルー」と呼ばれ、印象派の画家に影響を及ぼしました。

「真間の紅葉手古那の社継はし」


青い空、青い池に、赤い紅葉が映えてて素敵な作品ですよね!🍁
秋の涼しい空気感を感じます!
みなさんはここからどんな、空気感を感じますか?

👀視点②え?!そこからの構図?!

構図にも工夫があります!
「え、そこから描くの?!」という視点がまた面白いんです!

印象派の画家にもそんな視点がウケたのだと思います。
また、技法で言うと「遠近法」が上手に使われています!

「はねたのわたし弁天の社」

毛深い男の人の足と腕が見えます。
最初これを見た時「どう言う視点?!」と不思議に思いました。
しかしじっくり見ていくと、ここは船の上で、この毛深い男の人は船を操縦している人で、座って乗っている人の目線だと言うことに気づきました。

普通そう言う視点で描く?!という驚きと新鮮さが面白いですよね!☺️


👀視点③江戸の生活をのぞき見!

「富士とつるし亀」

この作品を見た時、
「え、なんで亀吊るされているん?!」
と思いました。

なぜだと思いますか??
(えー、見せしめ?😱🐢)
(もしかして食べちゃうとか?すっぽんってあったよねー??🤔)

こうやって、考えるのが面白いですよね。
でも知らないとモヤモヤするので調べてみました!🔍

答えは、
「放ち亀用に売られていたから」です。
(え、放つ?売り物?どういうこと?!)

ひもに吊るした亀を買い、そのまま橋の下まで持っていき、紐を解いて脱がしてあげる「放生会」という行事から生まれた「放ち亀」という習俗のためだそうです。
捕えられた生き物を自然に返すといいことをした気分になるという心理ですね!
命を大切にしたり感謝するイベントだそうです。

この絵を知らなかったら、この江戸のイベントは一生知ることはなかったと思います。

江戸の人々や暮らしがテーマになっているので、その時代の生活やイベントをのぞき見できるのも面白いですね!

どうでしたか?視点を絞って見てみるのも面白い気がします!ぜひ、浮世絵の見方教えてください!

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