デ・キリコ展の見どころはココだ!
2024年の4/27から8/29まで東京都美術館(上野)でデ・キリコ展が行われています。
今日はそんなデ・キリコ展の見どころを紹介したいと思います。
👀見どころ①
デ・キリコといったら、形而上絵画!
問題「形而上絵画」
はい、まずなんと読むでしょうか。
正解👍「けいじじょうかいが」と読みます。
では、形而上絵画とは何でしょう?
(急に、激ムズなんやけどー🤨)
形而上絵画とは、時間や空間を逆さまや物事の不動性を幻想的に描いた絵画のことです。
哲学では、形而上というのは超自然的・理念的という意味だそうです。この哲学的な意味とデ・キリコの体験(フィレンツェの街の広場の体験でよく知っている日常が非日常に見える感覚に襲われたそうです。)が組み合わさったものが形而上絵画なのです。
つまり現実的なのですが、夢のような不思議な感覚を組み合わせ、表現したものと言えるのでしょう。
現代で言う、虚無感っていう感じですかね。私はそんな風に感じました。
多分、計算し尽くされた構図にしなければこのような不思議さを表現するには難しそうですよね。
👀見どころ②
不思議な構図が狂人的!
デ・キリコの作品を見るとなんだか不思議な感覚に襲われます。不思議というか…違和感…。なんか変な、スッキリしない感じ。
これがキリコの手法の一つでもあります。
無関係なものを並べることで調和が乱れ、鑑賞者に「なぜこれをここに描いたのだろう?」
「どんな関係がそこに隠れているの?」
と考えざるを得ない感覚になります。
なんで、手?
なんで部屋の中?
こんな疑問をたくさん浮かべて、
「こうかな?」と語り合うのも面白いですよね!
👀見どころ③
同じモチーフの変化が面白い!
デ・キリコはマネキンをモチーフにしたものが特徴の一つとして挙げられます。
はじめの方のマネキンは、硬い質感(硬さを感じるタッチ)であるのに対し、時が経つにつれて柔らかい質感、つまり人間らしさがそこに投影されているように感じました。
マネキンの中に人間らしさを感じると、表情は描かれていないのにも関わらず、「嬉しそう!」「悲しそう!」など感情が見えてくるような気がしたのも不思議な感覚でした。
どうでしょうか。
この3つを並べただけでもマネキンに違いが感じられませんか?
最後の絵画は、別れを惜しむような男女に見えませんか。物悲しさを感じました。
マネキンだからこそ、自分の気持ちを乗せやすいのかもしれませんね!
どうでしたか?もし、ちょっと本物見てみたいかも!と思った方は、是非東京都美術館へ!GoGo😌🎨🩵
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