ゆるく楽しむ日曜地質学:2021年10月10日号
だんだんと年末を意識する時期になってきましたね。
私の方は、やはり疲れがドット出てしまい、金曜配信できませんでした。
今日も朝、身体が怠くて1日寝てしまいました(T-T)
気付いたら18時ですよ!おいおい(;'∀')
まだ体調イマイチなので夜も問題なく眠れそう・・
年取ると回復力がた落ちですねぇ(-_-;)
不整合面【地質豆知識:006】
不整合面(ふせいごうめん)とは、読んで字のごとく整合ではない面のこと。地質で言う「整合」とは、地層が連続していると言うことです。
例えば、とある湖。湖底には静々と泥が堆積していきます。
季節によって、雨が多くて川からの流入の勢いが強ければ砂が堆積します。
秋から冬にかけては落ち葉が流れてきます。
このように季節変化はありつつも、泥→砂→泥→葉っぱ→泥・・・
と連続して切れ目なく堆積する。
未来の地質学者がその地層を見た時「整合だ」となります。
その逆なので、不整合面とは「地層の重なりに切れ目がある」ということ。
つまり、どこかの時点で堆積のタイムラグがあるということで
それは「環境が変わった」ことを意味しています。
地球の大地の歴史は、大雑把に言うと堆積と侵食の繰り返しの歴史です。
プレートからの圧力の作用で、ある地域が盛り上がって山になるとします。
そうすると、そこは河川が流れが強くて地面・・つまり古い地層が削られます。
でもやがて逆に沈下するようになると、水が流入し始め、ある時から砂や泥等が堆積します。
このときの「侵食から堆積に変わるところ」が不整合面です。
出典:産業総合研究所
上の写真はちょっと分かりにくいですが、左下の灰色がジュラ紀の粘板岩(泥岩が弱い変成を受けて硬くなった岩石)で、その上が新第三紀の礫岩です。両者の間には約1億年のタイムラグがあります。
日常に見られる不整合面
そんな不整合面は、実は日常的に見られます。
川の上流の方に行ってみると岩場が多いですよね。そして、その岩場の上に砂や泥が溜まっていたら、その境目は不整合面です!
そう考えると、身近だけどありがたみはなくなってしまうかも?ですね(;^_^A
過去記事紹介【006】
東京都が舞台の記事です。
東京や埼玉にかけて広がる武蔵野台地は、山間地からの川の流入がないという、ちょっと特別な地域です。
その台地内を流れる河川に着目すると色々と面白いことがわかりました。
興味がありましたら、是非、覗いて見てください。
今週の予定
またしても金曜日は配信できず・・でした。
一応、今週こそ!とは思ってはおりますが、疲れがまだまだ抜けない中で細々した仕事はあるので、ダメな場合は無理はしません。
が、目標としては金曜に投稿したいです。
そしてその後は週3くらいには戻したい。
〇10/15 金曜日:都道府県シリーズ season2:秋田県
ダイナミックに変わりゆく大地を見よう:秋田県中北東部高山地域【災害から身をまもるvol.33】
もし記事がアップされなかった時は「またダメだったか」と思っていただければ幸いです(;^_^A
また一週間なんとか頑張ります。
来週もまた、お会いしましょう!
以上、お読みいただきありがとうございました。
今週もよろしくお願いいたします。
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