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【都道府県シリーズvol.15】熊本県:プロローグ

都道府県別に地形と地質の特徴を見ていくシリーズ。
第15弾は熊本県です!

熊本県の全体像

熊本県と言えば、私にとっては熊本地震が非常に衝撃的でした。
わずか3日の間に震度7が2回、6強が2回、6弱が3回と、これまでの地震を考えたら信じられないことが起きましたからね。
宮城県もまだまだ復興の途中ですが、熊本県の皆さんも頑張って欲しいです。お互い頑張りましょう。

では地形図を見てみます!

熊本県_地形

スーパー地形(カシミール3D)より抜粋。
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。

阿蘇カルデラがだいぶ目立ちますね。またその周囲には起伏の少ない地形が見えます。

熊本県_地形_県境

県境を入れました。西にある大きな島も熊本県なのですね。

熊本県_地理院_県境

地理院地形図をかぶせました。
阿蘇カルデラ内にグルッと国道が通っているんですね。


熊本県の地形区分

いつもの地形区分です。今回は14か所に区分しました。
まずは見てみましょう!

地形区分

これまでと同じように概ね土地の高さの違い等で色分けしています。

青色:標高0m~10mくらいの平地を中心とした地域。
緑色:標高10m~400mくらいの平地~中山間地域。
茶色:標高300m~1000mくらいの山地を中心とする地域。
赤色:標高700m~1500m超の高い山が多い地域。

※天草諸島の島々は標高が低い場所もありますが、まとめて山間地域としました(⑭)。
※阿蘇カルデラ内の火山には1500mを超えるものもありますが、まとめて山間地域にしています。

では以下に各地形区分が属する市町村をお示しします。
熊本県シリーズのインデックスとして使って頂ければと思います。


都道府県シリーズ:「熊本県」のインデックス

①:北東部山間地域
小国町・南小国町・産山村(うぶやまむら)・阿蘇市・高森町・南阿蘇村の全域。菊池市北東部。山都町(やまとちょう)中~北部。
大津町(おおづまち)・益城町(ましきまち)・御船町・甲佐町(こうさまち)の西部。西原村(にしはらむら)のほぼ全域。美里町北部。

☟この地域の記事



②:北部山間地域
菊池市・山鹿市(やまがし)・和水町(なごみまち)・南関町(なんかんまち)の北部。

③:北西部平坦~中山間地域
玉東町(ぎょくとうまち)・合志市(ごうしし)・菊陽町の全域。
菊池市・山鹿市の中~南西部。和水町中~南部。南関町のほぼ全域。
大津町中~西部、西原村北西部、益城町北部、熊本市北部。
玉名市(たまなし)北部、東部。荒尾市中~東部、長洲町(ながすまち)北東部。

④:北西部平坦地域
荒尾市西部、長洲町西部、玉名市中~南西部。

⑤:西部中山間地域
宇土市(うとし)・宇城市(うきし)西部。上天草市北部。

⑥:西部平坦地域
熊本市中~南西部、嘉島町(かしままち)全域、益城町西部。
宇城市中部、氷川町(ひかわちょう)中~北西部、八代市北西部。

⑦:中央部平坦~中山間地域
熊本市南東部、益城町南西部、宇土市・宇城市東部、氷川町南東部。
御船町・甲佐町西部。美里町中~北西部。

⑧:中~南西部山間地域
美里町東~中~南西部。八代市中央~南西部。球磨村(くまむら)北西部。
芦北町(あしきたまち)のほぼ全域。水俣市(みなまたし)南~東部。

⑨:東部高山地域
山都町南部、美里町南東部、八代市東部。五木村(いつきむら)全域。
水上村(みなかみむら)のほぼ全域。球磨村北東部。
多良木町(たらぎまち)・相良村(さがらむら)・山江村北部。

⑩:南東部高山地域
多良木町・あさぎり町南部。錦町南東部。

⑪:南部平坦~中山間地域
湯前町(ゆまえまち)西部。多良木町・あさぎり町中~北部。
錦町・人吉市(ひとよしし)北部。相良町・山江村南部。球磨村東部。

⑫:南部山間地域
湯前町のほぼ全域、水上村南西部、錦町南部、人吉市・球磨村中~南部。
多良木町中部・北部、あさぎり町中南部・中北部、山江村中部。

⑬:南西部中山間地域
芦北町南西部。津奈木町(つなぎまち)のほぼ全域。水俣市北西部。

⑭:西部山間地域
上天草市南部、苓北町(れいほくまち)・天草市の全域。


今回はここまでとなります。
今後は各地域の地形・地質についての詳しい情報をお届けします。

お読みいただき、ありがとうございました。

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