木の街?夢の島?蠅の楽園!?私のアナザースカイ!?!??激動の変遷を経験してきた街を巡る 東京散歩録・新木場編 Vol.1
どうも、Tsuchinocoです。
ここでは都内・国内を散策してその地の魅力を発信する記事を投稿しています。
さて、今回向かったのは…
江東区・新木場
新木場駅は前職に勤めている時に何度も利用しました。「ここが私のアナザースカイ」と言っても過言でないほどに思い出のあるこの駅。故にぜひとも一発目はここを記事にしたい! とのことでチョイスしました。
では、東京散歩録、第一弾「江東区・新木場編」シリーズ
始まります!!!
休日のお昼頃、電車に揺られながら駅に到着。そして改札を出てからまず目指すのはここ。
カレーショップC&C新木場メトロピア店
まず紹介するのは「カレーショップC&C 新木場店」。C&Cは新宿発で都内に展開しているカレーチェーンのお店。
「は?チェーン店?」と思ったあなた、すこし話を聞いてください!
かなりのカレー好きで、チェーンはもちろん、都内の有名店などでも多くのカレーを食べてきた私。当然、他店舗のC&Cでも何度も食事をしていましたが、なぜか…何故かは知らないんですが、新木場店がやたらにウマいんです…!
チェーン店なので味の差はフラットなはずなんですが、何故かこの店舗で出てくるカレーが飛び抜けて美味しいんですよね…。
おまけにシンプルなカレーを頼めば、1分程度で提供されるスピードの速さもナイスポイント! 正直、周辺に美味しいお店はありますが、自分が新木場で一番食べた味を紹介したくて書きました(笑)。
そんな思い出の味を堪能した後、駅から出るとこんな感じ。
新木場駅
久しぶりに来たなあ…。でもまだ明るい内に来るのは初めてかも……ちょっと新鮮。
写真にもある通り、かつては「木のまち」だった新木場。元は江東区・木場が江戸や東京を支えた貯木場でしたが、開発によってこのあたりに貯木場が移されたことから"新”木場と呼ばれるようになりました。
新木場駅の高架下
新木場にお世話になっている(いた)人は知っていると思いますが、ほんの2年ほど前では、この高架下には毎晩のように人が溜まっていました。
そして彼らはコンビニで買った酒を交わし、地べたにつまみを広げ、喫煙禁止の張り紙の前でタバコを吸っていました。無茶苦茶な光景でしたが、ある意味それが新木場の原風景だったんです。
今では見る影もなく規制されてしまっているこの場所。
無常ですね…。良いことなんだけど(笑)。
少しノスタルジックになったところで、駅の目の前を通る国道357号線を渡ると見えるのが…
夢の島・夢の島公園
日本各地様々な地名がある中で、「夢の島」なんてドリーミーな地名はここにしかありません。
江戸時代から続く埋立て工事により、古くから埋立て地として存在していたこのあたり。この土地を有効利用したい政府は飛行場や遊園地の建設計画を立案。結果的には、様々な事情によって実現はしなかったのですが、その夢を感じる開発計画について、各メディアが「夢の島」と呼称してたことによって、「夢の島」という地名になったのだとか(たぶん諸説あり)。
そんなキュート&メルヘンファンタジックエモエモイマジナリーDXアイランドな地名のこの地域ですが、かつては悪臭渦巻く「ゴミの島」だったんです。
終戦後、復興と発展を急速に遂げていった東京。それに伴い爆発的に増えた人口によって産み出される大量のゴミが社会問題となっていました。
その対策として東京都は1957年、この周辺を「ゴミの最終処分場」と取り決め、ゴミの埋め立てが始まります。
その取り組みによって一時的に解決したかのように見えたゴミ問題でしたが、もちろんそんな簡単にはいきません。
ここに投棄されていたゴミはなんと、焼却処分など一切していませんでした。
当然、それによって様々な影響が出はじめていきます。
生ゴミが発酵することで生まれる有毒なガス、それに引火し燃え上がる炎、様々な有毒物質に侵されていく東京湾など…。なかでも人々に被害をもたらしたのはハエ。
ここで超大量発生したハエが、海からの強い南風にライドオンして町に訪れるのです。うんヤバい。
そんな被害を抑えるため、1965年、都と区は消防、自衛隊と協力して「夢の島焦土作戦」というトンデモネーミング作戦を決行。ハエをゴミごと焼き尽くしました。
その後の1967年、ゴミは完全に埋め立てられ、10年ほど続いた「ゴミの島」問題に終止符が打たれました。
現在では見る影もないほどに、美しい緑が生い茂っている夢の島。そしてその中心である夢の島公園には、公園としての魅力はもちろん、競技場やBBQ施設、展示場や植物園などもあるのですが、それはまた次回!
では、また!
Tsuchinoco
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