完璧なバランスとうまみ!『オリエンタルブルーイング/能登塩セゾン』 日本麦酒録Vol.5
こんばんは。旅とビールが好きで、日本各地のビールを取り寄せたり、現地で飲んだりして、個人的主観で勝手にレビューしています。
※一部写真が見にくくなっています。すみません。
■『オリエンタルブルーイング/能登塩セゾン』
結論から言うと、このビールは個人的に絶品です。クリーミーで滑らかな口当たりで飲み心地がとてもよく、セゾンスタイル特有の柑橘系とスパイシーな香りも華やか。こってりとしたコクとうまみを舌で感じられる一方で、後味は嫌味なく爽やかに抜ける感じです。
副原料には石川県能登産の揚げ浜式製塩で作られた塩が入っています。400年以上の歴史を持つ伝統技術だそうで、国の重要無形民俗文化財ならびに、世界農業遺産に指定されているとのこと。
そんな能登伝統の塩はほんのりと甘みとうまみを感じられる特徴があり、それが今回飲んだビールにも反映されているのではないか、と感じます。おそらくこのビールの影の功労者です。きっと。
極端に突き抜けた特徴のあるビールも良いですが、キレイなバランスでまとめられたビールはもっと好き。圧倒的センスと技術を感じさせる一杯でした! これはマジでおすすめ。
■金沢ならではのビール造り『オリエンタル ブルーイング』
今回のビールを製造したのは、石川県金沢市を拠点としているオリエンタル ブルーイング。2016年に創業、「ローカルでユニークなクラフトビール造り」をモットーに、金沢の軟水もとい、石川県内の素材を積極的に原材料へ落とし込み醸造をされているそう。
国際的な品評会でも数々の賞を受賞しているとのことなので、ブルワーたちの技術とセンスは折り紙付き。
石川県を中心とした北陸地域のパブ、レストランでタップビールを楽しむことができるほか、お土産ショップや一部コンビニでも購入可能。オンライン通販もあるので気になった人はチェックしてみてください。
個人的にはクラフトジンも気になります……。ビールの次に好きなのがジンなので。
それでは素敵なビールライフを!
Tsuchinoco