ぶらっと函館ひとり旅 国内旅行記・北海道編【単発】
こんにちはTsuchinocoです。日本の色々な場所へ行って、その地域の情報や感じたことを書き綴っています。
今回の舞台は北の巴の港こと函館です。ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
■遠い遠い函館へ
旅の始まりは早朝の札幌駅。ここから札幌駅~函館駅間を運行する特別急行列車「北斗」に乗り込み函館を目指します。
函館への所要時間は約3時間30分。その気になれば飛行機で東京から北海道を往復できてしまう時間です。
寝落ちを繰り返しつつ、車窓から景色を見ているうちに函館駅に到着。長かった……。まだ10時前ですが、駅前はかなりたくさんの人で賑わっています。日本人も多いですが、西洋系の外国人の方が特に多かったかな。
■圧倒的スケール感!函館山からの景色
さて、まずやってきたのは函館ロープウェイ山麓駅。函館を代表する観光スポット、函館山の山頂へアクセスできるロープウェイに乗るためにやってきました。
ゴンドラ?はかなり大きくてキャパは50人くらい? 行きの便は東西線くらい混んでました。
山頂までの所要時間はわずか3分ほど。あっという間に山頂駅に到着です。意外と函館山は高くない(標高334m)。急いで展望台へ駆けあがります。
展望台からの景色はこんな感じ。写真で何度も見たことがあったけれど、やっぱり自分の目で見ると全く違う! とにかくスケールがデカい……!
函館の特徴的な地形は陸繋砂州(りくけいさす)というもの。
かつて函館山は陸続きではありませんでしたが、長い年月をかけて砂や岩が堆積して砂州を形成して現在の地形になったのだとか。つまり、函館は巨大な砂州の上にある都市なんです。
ほか日本の有名な陸繋砂州は男鹿半島や、江の島が該当するらしい。勉強になる。
展望台をぐるっと見回すと本州最北端・青森県大間崎もバッチリ見えました。数か月前にあちら側から見ていた函館に現在立っていると思うととても感慨深い。
函館方面はもちろんだけど、函館港・北斗市方面も見応え抜群。ぜひお見逃しなく。
大まかに見終わったので山麓駅へ向かうロープウェイに乗り込み下山。夜景も見たかったけれど今回はスケジュール的に断念。また来ます。
営業開始直後に行ったけれど、山頂はたくさんの人で賑わっていました(平日なのに)。夜はもっと混雑しそうです。
■函館のソウルフード・ラッキーピエロを食らう
函館の名物といえばイカが一番に挙がると思いますが、次点ではおそらく「ラッキーピエロ」と挙げる人が多いと思います。ラッキーピエロとは函館発祥のハンバーガーチェーンで、地元で長い間愛されているローカルグルメとして有名ですね。
今回、ようやく函館に来れたので噂のラッキーピエロを食べに行ってみました。
サクッと入店して着バーガー! 注文したのはラッキーピエロを代表するメニュー「チャイニーズチキンバーガー」のセット。
バンズには甘辛く味付けされたから揚げ?ザンギ?が挟まっていて、ユニークなビジュアル。味は意外とあっさり目で結構ペロリと食べられちゃいます。
もう一品は、同じく人気メニューの「ラッキーエッグバーガー」。ハンバーグ、チーズ、トマト、目玉焼きが入っている具沢山のバーガーで、重量はなんと330g。ジャンキーでおいしいけどかなり重い(胃袋的にも)。
2つ平らげた時点でだいぶお腹がパンパンでしたが、そこに追い打ちをかけるのが、セットで付いてきた「オリジナルラキポテ」。太めのホクホクポテトに、ミートソースとベシャメルソース?がかかったもので、これがかなり重かった……。味自体は意外とあっさりしてますが、量がすさまじい。
ラッキーピエロはそれぞれの量が多く、コスパを考えるといい方だと思います。ちなみに今回入店したのはロープウェイ山麓駅近くの店舗です。サクッと入れましたが、店舗によっては1~2時間ほど並ぶこともあるそうなので、事前のリサーチ推奨です。
■桜&歴史ロマンの名所・五稜郭
さて、腹ごしらえが済んだので次のスポットへ。
やってきたのは函館の超有名スポット五稜郭。まずは上から見るために五稜郭タワーに上ります。ちなみにこの時は、子どもの見た目をした某探偵のファンがたくさん。北海道金塊争奪戦のファンはいたのだろうか。
タワーからの景色はこちら。見事な星形! 160年前にこんなきれいな形に築造できるなんてすごい。
下に降りて五稜郭を歩いてみます。あーあの橋、北鎮部隊がいろいろしていたなあ。
五稜郭といえば言わずと知れた桜の名所。函館に行くことを知っていた母親からは「今最高のシーズンだぞ!」と聞いていましたが、残念ながらはなびらはほぼ散ってしまっていました。
津軽海峡に飛び出している函館は通年して風が強いので、散ってしまうのが早いのでしょうか?
五稜郭の中心部には箱館奉行所が鎮座。様々な歴史を持つ建物ですが、中でも蝦夷地開拓を目指した旧幕府脱走軍が占拠した、というのが有名ですよね。
屋根から飛び出た部分は櫓になっており、あそこで周囲からの危険を見張っていたのかもしれません。再建された姿なので占拠された当時とは少し違いますが、ここに歴史上の人物が居た(かも)と考えると、ロマンを感じます。
■旅の終わり
さて、函館のメインスポット的な場所は回ったので帰りの飛行機が出発する函館空港へ。
もっといろいろと見たかったのですが、実は2日前から北海道へ来ていて、友人と睡眠時間を削りながら北海道を満喫していため、すでに体力の限界を迎えていました。というか前日が寒すぎたせいで確実に風邪をひいていました。
ということで函館空港でそそくさとお土産を買って、あとはのんびり酒を飲むプランに移行。函館自体は友人を札幌に残して1人で巡っているので、予定はいくらでも変え放題。ひとり旅はこれがいい。
函館空港はこぢんまりとはしているけれど、お土産屋さんやレストランがわりと充実しています。流石は北海道。
フライトまでは空港のレストランで夕食。注文したのは函館の老舗洋食レストラン「五島軒」が監修するポークカレー。優しい味で西洋カレーと日本カレーの両方を感じられます。
ガラムマサラをかけると一気にスパイシーに。辛さが増した絶品カレーを、サッポロクラシックで流し込む。最高。
クラシックは今回の旅で致死量くらい飲んだけど、どんなに飲んでも合格点をオールウェイズ出してくれる。
さて、函館旅はここで終わり。どうしても北海道は札幌を拠点にしてしまいがちで、なかなか行く機会がなかったけれど素晴らしい街でした。またいつか来たい。
登別くま牧場は時間かけても行く価値がある場所でした! 個人的にはアヒルレースが楽しかった。
では、また。
Tsuchinoco
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