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拝啓 子どもたちへ

今日は久しぶりに少しだけ遠出をした。
住んでいるところより少しだけ都会で、駅周辺にショッピングモールが集まっているところ。
電車で行くことも考えたが、自分のペースで動きたかったので車で行った。

余談だが数ヶ月前から車のCDプレイヤーが壊れていて(アナログ派なのでHDD非搭載)、CD取り出しボタンを押してもCDが出てこない。
ピンセットで摘めばなんとか取り出せるが、毎回ピンセットを持っていくのを忘れてかれこれ1ヶ月以上同じCDをリピートしている状態だ。
さすがに飽きたので今度こそピンセットを持って行こうと思う。




そんなこんなで約1時間半のドライブを経て、ランチの予約をしていたお店に到着。
平日にも関わらず女性客で8割方埋まっていた。
複数人でおしゃべりしている人、1人で本を読みながらのんびりしている人。
私は1人には不釣り合いな広い席に通され、ブーム継続中のスパイスカレーを注文。
グリーンカレーと海老のレッドカレーの合いがけを選び、どちらもとても美味しく頂いた。
(だからサラダに小さい虫が入ってたことは見逃したよ、、)


ランチのあとは駅ビルをふらふら。
可愛い服はいくつかあったが買うには至らず。
今日は贅沢しようと決めていたので、カフェで700円のドリンクを飲む。
某大型雑貨屋さんで無添加の石けんと無添加の歯磨き粉、某高級スーパーでこれまた無添加のサブレを2種類ほど買った。無職とは思えない意識高い系ラインナップを引っ提げて帰路につく。
(むしろ仕事していたときよりお金かけてる疑惑)




帰り道、繁華街から離れた畦道を小学校低学年くらいの男の子が歩いていた。
下校途中なのだろう、身体に見合わない大きなランドセルと重たそうな水筒をぶら下げて、布製のマスクを顎まで下げて歩いていた。

信号のない交差点、距離的にこちらが先に通過出来なくもないが、特に急いでいたわけでもないので停止線の少し手前で停まり、男の子が道を渡りきるのを待った。

道の中ほどを過ぎたあたりで、男の子がこちらを向き、はにかんだ笑顔でガバッと会釈をした。
こちらも思わずつられて、「やーーん」みたいな奇声(?)を発しながら勢いよく会釈した。


なんだか泣けてきたのだ。
こんなに小さな子どもが、こちらの善意にきちんと気付いてくれて、わざわざ振り向いて頭を下げてくれたという状況。
10月とはいえ30度を超える暑さの中、学校ではマスクをしないと怒られたりするのだろうか。
給食の時間もおしゃべり出来ずに、みんな同じ方を向いて、なんならアクリル板とかで囲われて、そんな中でご飯を食べているのだろうか。
大人達はおしゃべりしながらランチを楽しんでいたのに。

その後通りかかった中学校のグラウンドでは、マスクをしながら部活動をしている子どもたちを見かけた。屋外で、運動してる間もって、もう意味が分からん。誰か異議を唱える大人はいないのだろうか?


生憎自分に子どもはいないし、既に前職場でいろいろやらかしているし(苦笑)、他人にとやかく言うフェーズは個人的に終わっているのでこれまた偽善的かもしれないが、罪のない子どもたちが馬鹿な大人たちのせいでいろんなものを奪われているのは納得がいかない。
みんな事なかれ主義の無責任。お上の言いなり。





こんな世の中でごめんね。
私も私なりに頑張るから、どうか元気で、強く優しく育ってね。

心の中でそう声をかけて、家路についた。







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