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虫の命と因果応報

最近家の中でよく蜘蛛を見かける。
蜘蛛は益虫だとかGの天敵だとか言うけど、どうもあのフォルムや蜘蛛の巣トラップが苦手だ。
(もちろんGよりましだが)


というかうちのアパート周辺はやたら虫が多い。
エントランスから部屋に行くまでの間に、ありとあらゆる種類の虫(バッタ、蛾、カナブン等)を見かける。ここ昆虫博物館かな?ってくらい。

網戸にして虫除けスプレーを撒いてもいつの間にかなにかしらの虫が入り込んでいるので、換気したいのにしづらいというジレンマ。
入ってこないなら毎日したいけど、実際は換気扇やサーキュレーターを回す日が大半だ。

昨日も久々に窓を開けて換気をしたが、案の定小さな虫が飛んでいたし、今日窓辺でまた別の虫の死骸を見つけた。おそらく予め撒いておいた殺虫剤にやられたのだろう。
ガムテープでその亡骸を処理した。






殺しておいてなんだが、こちら側の勝手な都合で簡単に消される命ってなんなんだろう、と思わず今のこの世の中の状況と重ねてしまった。

電波通信の邪魔だからと切り倒される街路樹。
山や雄大な自然を切り開いて設置される有害なソーラーパネル。
無理矢理質の悪いエサを食べさせられ、不自然な早さで成長させられて出荷される家畜。

これでは逆の立場になるのも文句は言えないのかも、と不謹慎ながら思ってしまう。
自分たちの日頃の行いは棚に上げて、それこそまさに"虫のいい話し"である。




因果応報、お天道様は見てる的な考え方はあると思っているので、余計な業は背負わないように、もしくは帳消しにできるように生きてきたつもりだが、何食わぬ顔で虫を殺してる今、自分もまたその対象であってもなんらおかしなことではないのかもしれない。
(だから騒音に悩まされてるのかも)
(状況確認のため3度目の電話を入れた)
(このまま有耶無耶にされて泣き寝入りは避けたい)



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