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体調ガチャに怯えながらも2カ月ぶりに病院に行けた
外出の予定を入れるのが怖い。
「IBS症状出ませんように(お腹痛くなって下痢になりませにように)」
「当日、だるくてしんどくなったらどうしよう」
いろんな不安が浮かび、すでに予定を入れた時点でかなりのプレッシャーが自分にかかっている。
だから友達とのランチは、ここ半年は行っていない。
会って話したいなぁと思うときもあるけど、それよりも体調の心配のほうが上回るし、会って色々気を使ったり、自分が惨めに感じたりしてストレスになる。
たとえば本屋に行くとか、美術館に行くとかは、その日の自分の体調次第で「今日は体調大丈夫だから、これから美術館行こう!」と朝決めることができる。
でも病院の予約とか歯医者の予約とかは、その日に予約がとれるわけではないから、毎回体調ガチャに怯えながら予定を入れている。
体調を気にせずに、予定を入れられる人が羨ましい。
♢
今日は、そんな体調ガチャに怯えながらも、2カ月ぶりに病院に行ってきた。前回、過敏性腸症候群(IBS)症状が出て、トイレにこもって辛い思いをしたから、今回もかなり怯えながら向かった。
数日前まで体調悪かったにもかかわらず、今日はなぜか元気で、IBS症状も出なかった。(もしかしたら昨日で『土用の期間』が終わったからかもしれない)
平日の昼間という時間なので電車、空いててよかった。
都心に病院があるから、働いている人たちや若者とたくさん通りすがったんだけど、「いいなぁ」と仄かに胸の痛みを覚えた。
みんなは普通に働いてて、元気で、好きなことができる。
一方の私は、家事もろくにできず半寝たきり生活で、好きなことすら楽しめない。
色んな人を横目に、虚しさや諦めに似た暗い感情を抱きながらも、それでもやっぱり『今できることを淡々とこなして、自分の身体を信じて、出来る範囲で楽しく過ごすしかない』と冷静に考えている自分もいた。
♢
病院の先生には「前よりも良くなっている」と褒められた。
前回の診察から2か月の間、自分にできることをコツコツやってきたから結果が出て、嬉しかった。
しんどいし、妬みもあるし、心折れるときもある。
だけど、次の診察までまたコツコツやろうと思う。
絶望することもあるけど、
絶対治ると信じているから。
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