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人生とは夏休みの自由研究のようなもの

2種類の常識

とつぜんですが(いつもとつぜんですが)、常識ってじつは2種類あると思うんですね。1つは礼儀作法のようなもののことです。たとえば

あいさつをちゃんとする
よくしてもらったらお礼を言う
およばれされていったときの基本的なマナー
冠婚葬祭のマナー
飲み会での気の配り方

などなど。この手の常識については、あなたはどうでしょう。ちゃんとしてますでしょうか。ぼくはまあまあちゃんとしているつもりです。

しかし、常識ってのはもうひとつありまして、たとえば

去年の「今年の漢字」は何ですか

増税メガネとはだれのことですか?

ビッグモーター事件とはどういうものですか

「もしトラ」とはなんのことですか

などなど、こういう常識はどうでしょう。

当たり前のことを聞くなよ。そんなの常識だろ

とおもわれるでしょうか。ぼくは自慢じゃないけど

全部わっかりましぇーん

です。テストに出たら0点ですね。
去年の漢字は「税」なんだそうですが、なんで税なの?
増税メガネって岸田さんのことか。・・でもなんで?
ビッグモーターって何?もしトラって何?

って感じです。ただしだいたい想像はつきます。

まず税についてですが、以下あくまで想像ですのでまちがっていたらごめんなさい。たぶん、防衛費増額のことを言っているんじゃないでしょうか。ただし100%の自信はないのであてにしないでください。

とはいえ、バイデン政権になった時点で、いずれ戦争が増えるのはわかっていたことですね。そうなれば同盟国にしわ寄せが来るのもわかっていたことで、日本もいずれ年貢が増額されるのは確定していましたので、いまさらという感じがします。ただし、なぜそれが岸田さんのせいになるのかがイマイチわかりません。

それからビッグモーターについても、なんとなく見当がつきます。ズバリ!豊田商事みたいなことでしょう?

そもそも豊田商事がわからねーよ!

という人のために簡単に説明しておくと「超ブラック企業事件」のことです。また豊田商事みたいな超ブラック企業が出てきたんじゃないかなあと想像しているんすけど、これもまちがっていたらごめんなさい。

それから、「もしトラ」は「もしドラ」のぱくりで、「もしトランプが返り咲いたら世界はどうなるか」みたいなことじゃないかな。これはかなり自信がありますね。

とはいえ、「バイデン 対 トランプ」になるのは2年以上前からわかっていたことで、そして、そうなれば勝負はみえています。

トランプの真の敵は「バイデンではなくて裁判だ」ということはそのころから言われていました。いまさらなんで騒ぐの?という感じです

テレビの常識

「増税メガネ」、「ビッグモーター」、「もしトラ」には共通点がありまして、それはテレビを見ている人にはかんたんにわかることですが、テレビを見ていなければまったくわかりません。

しかし、テレビを見ていないぼくでも、1日15分くらいはネットニュースを読むし、そうすれば上記のことくらいはわかりますので、テレビの常識などなくても問題なく生きていけます。

たとえば、ビッグモーターが問題になっていた頃、ワイドショーではさかんに報道されていたのでしょうけど、例えば連日20分ずつ報道していたとします。すると、3日で1時間で、6日で2時間になる計算です。

テレビを見ている人は一週間に2時間もそのくだらない会社のために時間を割いていることになるのですが、そんなのムダじゃないでしょうか。

とどのつまりは、

また超ブラック企業が問題を起こしたらしいよ

という↑↑↑この1文を読むのに5秒かかりませんが、たったこれだけのことじゃないでしょうか。そんなことに2時間もかけて腹を立てたりするのは人生のムダじゃありませんか。見たい映画でも見たほうがよくないですか。

ぼくはそういう時間を省いて「エルム街の悪夢2 フレディの復讐」を見ているのです。そのほうが人生が豊かになりませんか?

「フレディの復讐」も「ビッグモーター」とおなじようなもんだろ?

と思った人、おおきな考え違いですよ。ここが今日のポイントなので力説させてもらいます。ぼくは「エルム街の悪夢」はこれまで1作目しか見ていません。だから、

6まで全部借りて見よう!

とテーマを決めて順番に見ているのです。これは主体的なテーマ設定ですので、その時点で、人生は豊かになるんです。自分で選んだテーマならば、「フレディの復讐」だろうなんだろうといいのです。

ちなみに、ほかにも最近 「地上より永遠に」(1953)も観ましたし、「山河遥かなり」(1948)なども見ています。これらはアカデミー賞に輝いた名作です。しかしポイントはそういうことではありません。

「山河遥かなり」を見れば人生が豊かになって、「フレディの復讐」だと人生が貧しくなるというようなことを言いたいのではありません。

ちなみに「地上より永遠に」も「山河遥かなり」も、フレッド・ジンネマンという名監督の作品です。これらをみたのは、ぼくがこれまでジンネマンの映画を見たことがなかったからで、

ジンネマンらしさを知りたい

というテーマを抱いて、連続で見たわけです。自分でテーマを設定している時点で

エルム街の悪夢をぜんぶ見よう!

というのと豊かさは同じなんです。ぼくの考えでは、人生とは、究極的には

死ぬまでの夏休み

だと思っています。これを説明すると長くなるので今回は省きますが、仮に人生が夏休みのようなものだとするならば

ジンネマンらしさを知りたい

も、

エルム街の悪夢を全部見よう!

も、夏休みの自由研究のテーマの決めているという点では同じです。そして、そもそもテーマを設定しているかどうかが問題であって、テーマが高級かどうかはどうでもいいんです。これはビッグモーターも同じです。

もしあなたが

ブラック企業の本質とは?

というテーマで人生の自由研究をやりたいのなら、ワイドショーはぜんぶ見た方がいい。ぜんぶ録画して永久保存版の資料にしましょう。

そういう問題意識をもってワイドショーを見るなら、それはあなたを人生をずいぶん豊かにするはずです。ぜひ「ブラック企業研究家」の看板を掲げて、You Tuberになったり、X(エックス)で発信したりしてください。

そこからいろんな出会いが生まれるはずで、それは確実に人生を豊かにするので、ぜひやりましょう。そういうことを言いたいんです。

どういう気持ちでワイドショーを見るか

でも、問題は、どういう気持ちでワイドショーを見ているかということです。

受け身で見ているだけではないですか。ビッグモーターが話題になればビッグモーターに腹を立て、増税メガネが話題になれば、増税メガネに腹を立て、もしトラと言われてはじめて世界情勢を心配するというように、テレビの言いなりに操られているだけではないでしょうか。

これは、貴重な夏休みに、泳ぎにももいかず、お化け屋敷にもいかず、テレビの前でダラダラ過ごしているのと同じなので、その分だけ人生が貧しくなるんです。

テーマはなんでもいい

テーマは何でもいいと思いますよ。
自分で選んで一歩を踏み出すなら、「増税メガネ」でも「もしトラで」も「ビッグモーター」でも「フレディの復讐」でもなんでもいいんです。自分で選んだテーマなら、なにをやっても栄養になります。

そういう意味では、テレビってのは、人生が自由研究だということを忘れさせる恐ろしい装置だなあと思います。

2024年はこういう年

・・というようなことを思っていたところにゲッターズ飯田さんの占い動画を見て同じようなことを言っていたので共感しました。飯田さんによれば2024年は、

「ふつうでいることが0点だ」という時代のはじまり

なのだそうです。「自分の向きたい方向を向いて生きていけばよくて、他人がどう思おうが気にする必要はない。そういう時代にいよいよ入ってきている」と言っていました。

異端であれ
変人であれ
変わり者であれ

だそうです。

そもそも飯田さん自身が、「へんなマスクをして無料で占う変人」であり、「お金を取らないと成功しないよ」という偉い人の忠告を無視してやってきた結果、うまいこといっているのだそうで、これからはそういう「他人の目を気にしない生きかた」がうまくいくのだそうです。

スピ的に言えば、

自分軸を持て!

ということなんでしょうが、ぼく流に言い換えるなら

人生という夏休みの研究テーマを決めろ

ということです。自分軸などというとエラそうですが、自由研究のテーマなら簡単です。「フレディの復讐」でOKだし、クルクル変えてもいいし、テーマを決めるだけで自動的に変人になりますので簡単です。

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