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第0回 数学・算数のケアレスミスを減らし、正しく学ぶために知るべきこと

算数・数学のケアレスミスをやっつける方法について 受験を考えている小学生高学年と中学生の親子向けオンライン授業です。問題を解くこととは何か、ケアレスミスとは何か、論理とは何か、を通じて、ケアレスミスをなくす方法を学びます。

問題を解くなど学習を始める前に、この方法を知っておくことによって、効果的そして効率的に学ぶことができます。

ケアレスミスが多いと楽しく学べません。ケアレスミスをなくし、ワクワク楽しく学びましょう。


ケアレスミスで苦しんでいませんか

受験を考えている小学生や中学生を持つ保護者の皆様、算数・数学の問題を解くときに、ケアレスミスは多いでしょうか?苦しんでいませんか?

ケアレスミスとは、解き方がわかっているにもかかわらず、問題を読みまちがえたり、計算をまちがえたりすることです。

この記事は、ケアレスミスをなくす方法について知っておくべきことを学びます。もしケアレスミスがほとんどない、という人は、この記事を読む必要はありません。また、問題の解き方は、この記事には書いてありません。

算数・数学の問題で「もしあの計算を間違えなかったら」「もしあのケアレスミスさえなかったら」、そんな声をよく聞きます。

受験に「もし」はありません。悲しい結果にならないよう、算数・数学のケアレスミスをやっつけませんか。

算数・数学を制するものが、受験を制す

受験の中で、大切な科目はなんでしょうか?4科目(もしくは5科目)において、差が出る科目は、算数・数学です。この差が出やすい算数・数学で点をとっていくことが、受験での近道です。

いままでの受験において、理科や社会は「知っている」ことで、ある程度の点数が取れます。算数・数学は、「知っている・わかっている」に加えて、それを「使える」必要があるため、点を取っていくことが難しいのです。

つまり、知っているだけではなく、使えることが大切なのです。

算数・数学で点数を取るためには、基礎として正しく早く計算することが求められます。

たくさんの問題を解いただけではケアレスミスは大きく減りません

ケアレスミスを減らすためには、制限時間を決めて、大量の計算問題を解けば良いのでしょうか。

私の観測範囲で、たくさんのたくさんの問題を解いても、ケアレスミスは大きく改善していません(大きく改善とは、10%が1%になるなど発生度合いが減ることを意味しています)。

「気をつけなさい」「頑張りなさい」のように大量の問題を解くことは、単純に忍耐することを学んでいるようにも感じます。

演習問題を解いても、ケアレスミスが多いと、本来の目的を達成しにくくなります

練習問題を解いても、ケアレスミスが多いと、そればかりが気になってしまいます。本来の目的である、その解き方を学ぶことをしにくくなります。

努力(かけた時間)に見合った成果を得られないことは、「効率が悪い!(テキスコーのダンドリオン)」ことですね。

ケアレスミスが改善しないと、算数や数学が持つ楽しさを味わいにくくなります。算数や数学が嫌いになるおそれもあります。

さて、どうすればよいのでしょうか?

長い間、ケアレスミスをやっつけることに悩んできました。

そして、2017年に思いついた方法を試したところ、とてもうまく行くことがわかりました。今回は、その方法を紹介します。

「論理的思考」を活用して、ケアレスミスをやっつけます

「論理(ろんり)」とは、ことばとことばの関係の一種です。このつながりが一貫していることを「論理的(ろんりてき)」とよびます。

このつながりを一貫させる「論理的」な考え方(論理的思考)や、それを評価する考え方であるクリティカルシンキング(批判的思考力)を、計算する時に活用します。

論理的思考や批判的思考は、国際的な教育プログラムである国際バカロレアや、文部科学省『新学習指導要領』でも着目されている大切な考え方です。

いろいろな学校や塾において「論理的思考」を挙げているにもかかわらず、十分に学んでいないようです。今回は、この論理そのものを確認します。

なお、論理では、論理学で厳密に議論されています。しかし、ここでは、日常生活(学習や業務)で使い勝手のよい ゆるい論理を用います。

算数・数学は、「知っている」だけでなく「使えること」が必要です。論理を十分に使いこなせていないから、ミスが発生するのです。

関係つけることである「論理」を「正しく使うこと」によって、ケアレスミスをやっつける方法を知るのです。

算数・数学の計算を通じて「論理」を意識します

論理的思考は、計算だけではなく、幅広い範囲で活用されるものです。今回は、算数・数学の演習問題の計算において、論理を意識します。

今回は、ケアレスミスだけですが、この論理的思考を使う練習になります。将来的に、国語、社会、理科などの教科学習だけでなく、一生使える強力な武器になります。

身につけるためには、継続的な練習が必要です

この授業を受けた後、抽象的な理解と、具体的な操作を何度も繰り返すことによって、強力な武器として鍛えていきます。

今回は「知っておくべきこと」として知識を学びます。今後は、継続的に練習していく必要があります。

中学受験や高校受験を考えている生徒・保護者向けのオンライン授業です

今回の授業後、継続的に取り組んでいくため、小学生高学年と中学生、また保護者の親子での参加をお勧めしています。
受験を考えていなくても参加可能ですが、真剣に授業を受けられることが条件です。
塾講師や教育関係者の受講は、お断りします。ご理解のほど、よろしくお願いします。

ここがすごい!

-  受験生において切実な問題であるケアレスミスを扱っています。
- 日常における「論理」を用いた「論理的思考」を正面から扱います。
- ここで身につけた考え方は、一生使えます。

用意するもの・必要なもの

- インターネット接続できるタブレットやPC(スマホでも参加可能ですが、資料が見づらい可能性があります)。
- ビデオ会議アプリ Zoomがインストールされ、動作すること
- 計算間違えをした問題と、それについての記入した式や解答(問題自体の解き方を扱いません。ケアレスミスした簡単な文章問題を扱います)

注目されていない記事のため、特に人数制限を設定していません。少人数で実施します。大量の参加者がいらっしゃる時は、クラス分けなども検討します。

授業で行うこと

毎回45分程度を予定しています。おおよそ15分前から接続できます。もし参加人数を超えた場合、13時からも同じ内容で開催します。

1. いかにして問題をとくか
問題をとくこと全体の手順を見渡します。演習問題を解く理由や、ふりかえりの大切さについて学びます。

2. ケアレスミスを知ろう
ケアレスミスとは何か、その存在と傾向を知るためにはどうすればよいのかについて学びます。

3. 日常生活における論理
「日常生活(仕事や学習)における論理」とは何かについて学びます。今回は、問題をとくことと「論理」が、どのような関係にあるのかを学びます。

4. ケアレスミスをやっつけよう
「論理」をケアレスミスに適用すると、どのようになるのか、どのように解いていけばよいのかについて学びます。

論理を使ったシリーズ

- 論理を使った文章の書き方
- 論理を使った読解問題の解き方
- 論理を使った理科の学び方(科目は未定)
- 論理を使った社会の学び方(科目は未定)

ケアレスミスをやっつけて、先に進もう!

ケアレスミスで苦しんでいる受験生を多く見てきました。ケアレスミスをやっつけるために知って、楽しく学んでいきませんか。

今後、オンライン授業をしていきます。

2020年3月26日と2020年3月27日、第0回のお試し開催を完了したことに伴い、記事の内容を修正しました。

引き続き、開催していきます。お楽しみに。

いただいたサポートは、教材準備費や活動費として使わせていただきます。