左打ちの練習がもたらす効果とは
みなさまこんにちは。
今回お話する内容は
左打ちでの練習または左の素振りの効果についてです。
よく左打ち練習はスイングのバランスが良くなると言われますが、
実際どのような意識で取り組むと
本来の右打ちにも効果があるのか考えてみたいと思います。
右打ちと左打ちの打ち方が似る理由
みなさまは、普段ゴルフを練習している方と
反対のスイングを行ったことはありますか?
わたしは、以前レッスンをさせて頂く
お客様にレフティの方が複数おられましたので
どのような感覚なのかを体験してみたいと
考えたことをきっかけに
練習の一環として定期的に
左でも主にアイアンを使って練習していました。
そしてその経験を通して気が付いたことは
❶同一人物の右打ちと左打ちが似ている
❷右打ちで要した練習量よりも少なく、もしくは1か月程度
練習をすれば左打ちでも90台ではラウンドできる
でした。
その理由を考えることは
ゴルフの上達に役立つのではないかと思い
たどり着いた答えは
❶ の要因として
左右が反転してもアドレスの姿勢が変わらない点
個人間での左右の手足の状態に大きな差が無い
(他人と比べるほどの差はない)
という点が挙げられると思います。
❷に関しては、練習の仕方や対処法をすでに知っていること
コースマネジメントなどはどちらでも使えることなどが要因ではないかと
推測しています。
そしてもう1つは
今回のテーマに繋がる内容なのですが
右打ちだけ練習をしている
普段は左右それぞれ反対の動きをしている
ということです。
歩いたり走ったりの運動とは違い
ゴルフは右手と左手は別の動きをしています。
つまり、左打ちをして初めて
右手と左手が同じ動きを行うことになるのです。
当たり前のことと思われるかもしれませんが
わたしたちは他の人の身体の感覚を
自分の身体で正確には体現することは出来ず、想像するしかありません。
しかし、左打ちをしたことにより自分自身の身体のパーツではありますが
右手と左手、右腰と左腰の動きを自らの感覚の中で
比較することができるのです。
先ほど、他人と比べるほどは
個人間での左右差がそれほど大きくないと述べましたが
実は小さな差は存在します。
この小さな違いを感じられることが上達する上で
非常に重要ではないかと考えています。
なぜなら
現状を打開するためには、左右の身体でどちらが良いか悪いか
細かく自己評価できなければいけない
からです。
例えば、インパクトに向けて
手が出てしまう動きに悩んでいるとして
漠然と問題を見るのではなく
左サイドのバランスが悪く
左手で引っ張り過ぎているのか
もしくは
右サイドの軸が弱く、左に流れているのか
など、
細く指摘できるようにすべきなのです。
それがわかれば、歩く運動の中や身体のケア、トレーニングを
通して改善することも可能になります。
そして、原因はいつも一緒とは限りません。
身体の状態は日々変化しているので
悪くなりすぎる前に
左右対称の動きをして、比較することで
早めに把握する必要があると考えています。
もちろん最初は
具体的に言語化する必要はなく
なんとなく違いを感じられて、最低限評価できる
程度でもいいでしょう。(左の腰が張っているなど)
良い方が悪い方の先生になる
左打ちの練習が出来ない時には
クラブなしでも良いので
シャドースイングをすると
これまで比較をしてこなかったために
気が付かなかった自らの癖を知ることが出来ます。
その後、左右の手足で
力が抜けて気持ち良く動ける方が
その時の先生役となり
反対側が真似をするように練習することを
お勧め致します。
以前
片手打ちの練習についても解説しましたので
ご参考下さい。
最後までご愛読有難うございます。
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