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生き急ぐということ

最近読んだ小説の一節に、「生き急ぐということは、死に急いでるということと一緒のことだよ」と書いてあった。

その一節が私の心にどうも刺さった。

私は、たぶん、きっと、かなり生き急いでいたのだと思う。

人はいつ死ぬか分からないから、とにかく後悔したくなくて、時間を無駄にしたくなくて、やりたいことをとにかくやり尽くそうと必死だった。がむしゃらに生きていたようにも思える。

自分の心地よさとかを引き換えに、若いうちにとにかく色んなものに触れようと必死で。なにか大切なものを忘れていたような気がする。

だけど、やっぱり何もしないっていうのも違うし、やりたいことはやりたいという気持ちが強くて。(時には何もしないでいるときももちろん必要だけどね)

まあ、それはそうなんだけど、もっと自分の今の心の声をよく聞いて、大切にして、本当に今私はそうしたいのか?今はしんどいんじゃないのかな?など、色々問いかけながら、もうちょっとゆっくりと、のんびりと。

もうちょっと、世界に安心しながら生きていこうかなあと思った今日。


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