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オンライン授業でぬくぬくと一人暮らしをする大学生。

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舞台「母と暮せば」感想

※ネタバレあり 「僕だよ」を聞いたとき少しゾクッとした。このセリフを聞く時、浩二はこの世の人ではないのだな、と私は感じる。でもその後柔らかく笑うその一瞬で「この人は浩二なんだ」と思わせてくれる。松下さんの、どこか安心させてくれるような柔らかい微笑みが改めて大好きだと思った。きっと浩ちゃんは生きている間ずっと、母さんをそうやって安心させてきたのだと思う。 そこから久々に再会した親子の思い出話は弾む。テンポが良くて、楽しくて、幸せな会話だけれど、「あの日のこと」「母さんが助産

    • ありがとう2020年のエンタメたちー!!!

      超適当に題名つけました。2020年、色々なことが変わってしまって大変な1年だったけど、いつもと変わらず、エンタメが私を助けてくれました。ありがとう♡ というわけで、2020年を完全自己満足で振り返っていきます!! 1月~3月 「スカーレット」 ありがとう…!君なしでは2020年を語れないよ…!ということで、2020年前半のヒーロー「スカーレット」です。毎日15分、朝が苦手な私にとっては朝ドラを観続けるのはなかなかの難関ミッションだったはずなのですが、この作品に関しては7時半

      • MIU404 2話 感想

        「殺しちゃダメなんだよ。どんなにムカついても、殺した方が負けだ。」 「命は取り返しがつかないんだよ。」 結局、2話が最後に言いたかったことは、多分伊吹と志摩が加々見に話した、こんな、当たり前で簡単なセリフに表されているんだと思う。 こんな当たり前のことを、真正面から言ってくれる“大人”に出会うまで、加々見は自分のやった事と向き合えなかった。こんなところにも見える加々見の精神的な幼さが辛い。加々見は子供のままだ。親に理不尽に厳しく教育され、苦しむ子供のままなのだ。 加々見

        • 一生懸命は美しい

          コロナ禍で映画になかなか行けずじまい、楽しみにしていた作品も公開延期になったまま公開日が決まらない!そんな中、ファーストデイにノリと勢いで、かろうじてレイトショーが残っていた「のぼる小寺さん」を予約!!!これが予想外に素敵な出会いでした。いま青春真っ只中の人も、大人も、観たあと何かを頑張ってみたい気持ちになると思うなあ。 以下ネタバレあり誰もの学生時代に憧れのクラスメイトが1人はいることでしょう。自分が何に一生懸命になればいいのか分からなくて、ただぼんやりと日々を過ごしてい

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