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高校に行けない③

ゆらゆら

前回、いきなり通信制高校の選別の話になりましたが、
息子の場合、本人から通信制高校に変わりたいという要望が
明白でした。

学校に行きたくない理由がはっきりしない。
いじめ、友達とのこじれではない。
親から見れば、
勉強の成績が伸びないことが発端で
すべてが不安に感じられて家から出たくなくなるとか???
という推測でしかない。

通信高校決めて行きだした今でさえ、
不登校理由はわからない。
でも、全日制高校行ってた時、お腹痛いって言いながらなんとか通ってた日々。
子供が苦しんで、体調に出ているという事実。
通信制の学校なら登校しないで高校卒業できると彼が判断してやりたいなら親としてサポートするしかない。

漠然とした不安が理由で
通信高校なんかに行って
就職、進学にマイナスがあるのではないか?
私も旦那もそのことを不安に思わないはずがありません。

しかし、
目の前の子供がお腹が痛くて学校に行けない事実。
この事実から目を背けていては
何もできない時間だけが過ぎていくのではないか?

そして、旦那と出した結論は、
「生きているだけでいい」
でした。

なんだか、ハードル下げすぎじゃない?と
思われるかもしれません。

でも、1学期1日しか休まず、
2学期明けの実力テストも普通に受けていた息子の
部屋の片隅に
不自然な白いロープが置いてあったんです。

!!

自分が何物にもなれないのではないかという不安。
私は全く考えたことのない不安を
ものすごく大きく抱えた人が目の前にいたんです。

幸い、今の日本は通信制高校やフリースクールも多くあり、
在籍して休みながらも出席カウントしてくれるサポート校もあります。
お金なくても、就学支援金がもらえるので私立高校くらいの月謝の
通信制高校も無理せず行けると思います。

もちろん、学校の先生に相談してみました。
子供自身の不安に向き合い、
たくさん話し合い、
今までの不登校児に向き合った経験のある
頼もしい先生はどこにもいないと
はっきりわかるのに時間はかかりませんでした。

「もう少し様子をみましょう。」
「他の子もこの状態からがんばっています。」
「とりたてて違う様子はありません。」
「お友達ともうまくやっています。」
「お昼ごはんも仲良い友達と食べています。」

はいはい。
ノープロブレム。

あなたの立ち位置からは
ノープロブレムなんですね。

その確認だけをさっと終わらせましょ。
それに文句言うだけ時間のムダ。
ここで本当に向き合ってくれる先生がいたら
宝くじ当たったと思って頑張ってください!
本当にうらやましいラッキーな方です。

次は
先生のいうことはまあどうでもいいじゃない。
で、あなたはどうしたいの?
パパやママは全力であなたの事考えてるよ!
というメッセージじゃないかなと。

子供曰く
絶対に高校をやめられない
と思っていたとのこと。

子供だって
高校を辞めることが大変なことだって
めちゃめちゃ思ってるんです。

だから、
私は通学している高校には
体調不良で休ませますとだけ伝えて
通信高校を見学して入学決めて
書類のここだけ書いてくださいと
頼みに行くときだけ
けじめで子供を連れていきました。

でもこれ、いじめとかだったら
絶対に連れて行かなかったと思います。

主人が子供に
「通信高校に行くからといって
卑屈に思うことは全くない。
日本は教育制度が遅れているから
そんな偏見もあるかもしれないが、
外国はフリースクールを選択するのは
普通のことだ。」
と、リビングで演説した時のことを
今でも覚えています。
子供の表情がゆるんで安心して
ちょっと嬉しそうだったことを。

でも、その演説の後に二人で犬の散歩をしている時に
主人に「よくあれだけの事言ったねー。
    私にはあれだけはっきりと言えないわー。」
というと
「あれはオレの精一杯よ。
 通信制行って不安な部分だって
 めちゃあるよ。
 でも、仕事でもそうだけど
 ハッタリかまして出来るっ!て
 方向づけてあげるのは
 仕事の時にリーダーとして大切な仕事なんよねー」と。

とにかく、自分の子供を見る。
これしか親にはできないなと思います。