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クリスマスWEEK③帯結びプロジェクト🎀ほっこりふわふわ♪規子さんの真綿紬のクリスマスコーデ【全文無料】

クリスマスイブイブ(という表現は日本的ですね・笑)の今日、お届けするのは帯結びプロジェクトの3人目。規子さんによるクリスマスコーデです🎅

実はそもそもこの帯は、規子さんからわたしへのプレゼント🎁ですから、このプロジェクトでこの帯はしばしの里帰り!さて、本家本元の規子さんはどんなコーデをされるのかなと楽しみにしておりました♪

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こちらがお送りいただいた写真✨緑と赤を効かせたクリスマスカラーのコーデです。わたしはふだんから規子さんの着こなしの大ファンで、まあそれは感覚的に好みということなんですが、あえてその理由を考えてみると…。

まずはやはりお持ちのアイテムがひとつひとつチャーミング。いわゆる良いお品でありつつ、どこかに遊び心もあるものばかりなんです。それをまた巧みに組み合わせていらっしゃるので、パッと見たときの印象が素敵なのは言うまでもなく、帯締めや帯揚げなどの細部まで見れば見るほど楽しい&美しい🤩

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それはまさにこういう感じ。伝わるといいなぁ…。着物、帯、帯揚げ(帯の上のところにちらっと見えている布)、帯締め(帯の中央に結んでいる紐)、さりげなくサイドに流した帯留め(帯締めに通した飾り)。同じ絹という素材から生まれながらも、ぜんぶ質感が違って、ぜんぶ形が違う。それが作り出す小さな世界は、いつまでも飽きずに見ていられるほど。

ハァハァ…。思わず興奮してしまいました。たんすにいっぱいの着物を詰めてご結婚された規子さん。子育てでMAXにお忙しいときには「虫干しするのがやっと💦」というくらい袖を通す機会がなかったそうですが、もともとお茶をされていたこともあって再びよくお召しになるように。

「お稽古にお茶会に、美術館へ、友達と会う時や子どもの行事などなど。帯と着物の組み合わせを変えるだけでこんなに楽しめて、そして臆することなく人と会える!こんなに便利なドレスがあったのね」と感動されたそう。

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「それでもこの緑と赤の真綿紬はなかなか出番がなくて、たんすの中で忘れられた存在。でも今回、ユリさんからお話をいただいて、何年かぶりに合わせてみました。そうしたら、あら、いいんじゃない?って。いつか着るだろうと、母が知らぬ間に仕立てておいてくれた着物。おそらく娘に受け継がれていくのでしょう。この昭和テイストを気に入ってくれるといいのですが」

そんな素敵なエピソードを聞かせてくださいました。日本でも「着物」のバトンはどこかの時点で途切れてしまった家が多くて…。でも、規子さんのおうちのように、お母様の思いが規子さんへ、そしてお嬢さんへ…と直接受け継がれていくところもまだまだあるんですよね💓それは本当に正統派というか、日本人が何世代もかけて築いてきた着物文化そのものです。

そして…真綿紬のお着物って本当にあたたかいんですよ!!わたしも寒いロンドンの冬には真綿紬ばっかり着ています。わたしの場合はお洒落というかもはや防寒具😆真綿紬は生地がふわふわ&ぽかぽか。着物は足元までしっかりカバーしてくれる上、帯はもはやスタイリッシュな結び方の腹巻きみたいなものです(笑)。

規子さんのお母様も、嫁ぐ娘のたんすに黒留袖や訪問着、色無地、小紋などだけでなく、真綿紬もご用意されたのは、きっと規子さんに可愛らしく、そしてあたたかく過ごしてほしいと願いを込められたのかなと勝手に想像したりします💞

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ちなみに超理系の規子さんと超文系のわたしですが、なんだか不思議なほどに気が合って仲良くさせていただいています。先日も浅草でお茶☕その時にスカイツリーを背景に撮ってくださった写真もついでに載せておきます♪

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「つながり」をテーマにした今回のプロジェクト。規子さんとわたしのつながりもその背景にある、というお話でもありました😉さて、帯はお次は誰の手に?

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