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総工費3兆円!本日開通のエリザベス線に乗車してきました💜【全文無料】

とうとうこの日がやって来ました~!!本日2022年5月24日、「エリザベス線」が無事開通です🤩ロンドンは興奮に包まれています✨

住民はみんな思っていたはず。「いつできるねん!」と(笑)。というのも、もともとは2018年に開通する予定だったのが、工事が間に合わなくて延期となり…その後も予算を追加、また追加…予想外のトラブルが…などなどバッドニュースが尽きず、「もうこれは、アカンのとちゃうかな。永遠にオープンしないのでは」という諦めムードさえ漂いかけていました。

しかし、イギリスあるあるなのですが、基本的に何でも誰もが忘れたころにちゃんとできるのです。作業期間は13年、費用は190億ポンド(約3兆円!!!)かかりましたけど…。で、できましたよ~!!わたしももちろん乗車してきました。

エリザベス線がカバーするエリアは驚くほど広く、西はバークシャーのレディングから東はエセックスのシェンフィールドまでを、ロンドン全体を貫いてつなぎます。東京で言うと中央・総武線(高尾駅~千葉駅)みたいな感じですね。

しかし、エリザベス線はそれにとどまらず、東京駅から途中で枝分かれして浦安(アビーウッド)に向かう線と、新宿駅から枝分かれして羽田空港(ヒースロー空港)に向かう線がついているというイメージ。地理的な違いがあるのであくまでたとえなんですが、相当な広域をカバーし、便利なことはおわかりいただけるかと(東京の駅がわからない方はごめんなさい💦)。

エリザベス女王もご自分の名を冠した路線の誕生をいたくお喜びで、5月17日にパディントン駅にサプライズ訪問!

しばらく前からこの路線表示だけはあちこちの駅で見かけていたのですが…。

構内に入るのはもちろん初めて!!通路からしてスタリッシュで、みんな大興奮です。動画を撮影している人たちも多数。

ロンドン地下鉄ではセントラル線はレッド、ノーザン線はブラックなど、路線ごとに色が決まっていて観光客にもわかりやすくなっています。エリザベス線はロイヤルカラーのパープル💜日本でも紫は高貴な色とされていますが、イギリスでも同じというのは面白いですよね。

まず驚いたのはプラットフォームの広さ!ロンドン生まれ育ちのイングランド女子と一緒にいたのですが「なんかロンドンって感じしなくない?」「わかるー。不思議な気分だよね」と。でも、これも新しいロンドンの景色✨

ロンドン地下鉄は世界初の地下鉄として1863年に開業(ちなみに東京の地下鉄は1927年)。初期につくられた路線はとくに走行音が半端なくうるさかったり車内が狭かったりと、まあなんていうか歴史を感じさせるんです(笑)。エアコンも最近までない路線がけっこうありましたし…。

それがこんな、まるで東京地下鉄みたいなモダンな路線が誕生したので、みんな感動。

全駅がステップフリー(段差なし)で、ロンドン地下鉄名物「Mind the gap(ホームと電車の隙間にご注意ください)」というアナウンスも、この路線ではあまり使わなくてすむかも?

車内はけっこう混んでいて写真が撮りにくかったのですが(隣にいたイギリス人のおじさまも写真を撮っていて、目が合ってにっこり・笑)、他の路線よりも幅が広めなのでゆったり乗れます。エアコンも完備。

今日はロンドンにとって本当に歴史的な一日。日本や他国にお住まいの鉄道・地下鉄ファンの皆様にも「わー、立ち合いたかった!」と思っていただけたら嬉しいですね✨

まだ全支線が接続しておらず、日曜日は運行がなかったりと本当の意味で完成したわけではないものの(それでも見切りでオープンしちゃうのがイギリス・笑)、ロンドン市内の移動がさらに便利に、そしてエキサイティングになったことは間違いがありません。ロンドンにお越しになる機会がありましたら、ぴかぴかのエリザベス線にもぜひ乗車してみてくださいね😊

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