見出し画像

二〇二〇年五月二十五日――

二〇二〇年五月二十五日――
思えばこの日から始まっていた。何のことはない。ただの冗談の繰り返し。
ただ、熱い。

どことなく冷めていたところがあった。何も変わらないと思っていた。
実際、声を上げても変わっていない現実がある。

駄文と言えばそれまで。
触れ合った瞬間はじけた。
元々熱かったもの同士。
思いはとめどなく溢れる。

以下はメールのやりとりである。
言うなれば往復書簡。

ここから先は

756字
文学者と批評家。だが、互いにその作品を干渉し合うことはなかった。ただ、書簡を交わし合うのみ。 あるとき、二人にとって共通の恩師がこの書簡に触れる。詩人であり文学者であり思想家であるY氏。 初めての出会いから20年が経っているのに、それぞれがお互いのことを何も知らなかったような気がする。 書簡を介して、本当の自分を見つけていく。

往復書簡

20,000円

大学時代の先輩にあたる教師――仮にO氏と記しておく――との、事務的なやりとりから発展した往復書簡の一部始終である。ただのメールのやりとりと…

よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポートは、今後の治療費に使わせていただきます(^_^;)