葛藤の土曜日

朝起きてすぐパニックになった。
今日、何をしたらいいのかわからないのだ。

ものすごく気持ちが疲れているから気分転換に出かけたいし、大きな変化を起こそうとしているプロジェクトを前に進めたいし。
4歳の爆裂元気児を楽しませてやらないといけないし。

自分のやりたいことと、子供のためにやらなければという葛藤でいつも心が引き裂かれる。

気持ちが重たくて頭が働かなかったが
夫が整理してくれて

今日は子どものために時間を使い
明日は私のプロジェクトをおもに進めることになった。

子どもが「ぼくはトミカを買いに行く」と
強く主張するので、買い物にでかけた。
トミカを買いに行こうと言ったら自分でパンツに履き替えて準備をはじめた。
4歳児に動いてもらうには納得が必要。

ハードオフとかに行った。
子どもはミニカーのコーナーを漁っていた。
いつまでも見ていた。
40分くらい経ったところで、
「他を見ようよ」と5回ほど促すも「イヤだ！」。
何時間でも張り付いていそうで気が遠くなった。子どもが移動したら移動して。辛抱強く待つ。感情を消すのがポイント。子育て辛い。

この時点でMPは残り5になった。

子はおもちゃの車に乗り込んでは店中を走り回っていた。わたしはすいませんと言ったりスピードを落とすよう促したり緊急停止させたりした。臨機応変縦横無尽七転八倒　子育て辛い。

MPはゼロになりあとは必要最低限以下しかできないロボットになった。

家に帰るのが嫌で公園へ行ったが
寒いのですぐ帰りたくなった。

子どもはおっとっとを食べていた。
「歩きながら食べるな」と夫に注意をうけた子どもは、ならば、と5歩おきに立ち止まってはおっとっとを食べていた。己の欲望と忖度を織り交ぜたスタイル。私はMPゼロの地蔵になっていたので何も言わなかった。

遊具のところにたどりついたら、子どもはおっとっとをベンチに置いてダッシュ。ブランコを堪能していた。時々おっとっとを食べにベンチに戻ってはまたダッシュしてなにか体を動かしていた。

ぐるっと何周も遊具の周りを走っていた。
めちゃくちゃ速い。
ハァハァ言いながら笑顔で戻ってくる。走りたかったんだな。
君の信じられないスタミナには、狭い我が家もごみごみしたショッピングモールも不足である。

子が思い切り走っているのを見ていたらハッとした。子どもだって輝きたいんだよな。
わたしがやりたいことをやりたいように。成功したいように。子どもだって輝きたいんだよな。