＜副業・兼業Q&A＞副業に興味あります。

サツマイモの葉（家庭菜園）で、

チヂミ、天ぷら、お味噌汁。

栄養満点で残暑を乗り切ります。

ただ、日持ちがしないので、

干してみたらどうかしらと思って、

本日、干しているところです。

どうなるかは、わかりません。

＜副業・兼業Q&A＞

Q 副業禁止の会社で働いていますが、

興味あります。

A

働き方改革のゆりりんです。

私は、飽き性なのでパラレルワーク派です。

注）パラレル＝平行

あれこれ同時進行型ということです。

日本社会では、

「この道一筋」

「二兎追うものは一兎をも得ず」

が好まれますが、

それが性に合うひとは、

それでいいと思いますが、

私は子どものころから

それができません。

さて、

本来、フルタイマーが副業・兼業により、

注）「副業」より「複業」でしょうね。

同一企業内では得られない知識・情報・人とのつながりを

得ることが目的だったはずなのですが、

現実的には、

月収入が5万円以上20万円未満の人たちが、

「収入を増やしたい（今の収入では不十分）」

という目的で行われています。（参考1）

そこで、

副業兼業問題を

企業の人手不足問題・給与体系問題と

パラレルで考えたいと思います。

今回のご相談者のように、

会社が副業を原則禁止している理由として、

「長時間労働の助長」と「情報漏洩リスク」

です。（参考2）

反対に、

これらがクリアできれば禁止する理由が

ないわけです。

（参考3）

1か所の仕事で十分な収入を得ることができないから

という切実な問題に関しては、

差別的な非正規雇用の増加の解消が必要です。

必ずしもフルタイムで働ける人ばかりではないからです。

仮に、フルタイムで働いて年収400万円として、

その半分の時間働けば年収もその半分は稼げるというような

仕事がもっと増えればいいのにと思っています。

それとも、

日本の福祉（衣食住+医療+教育）が

もっと成熟するかです。

掛け持ちしなければ、

生活（老後資金含む）が成り立たないような仕事に

現役世代が就かざるを得ない状況が問題。

もっと視点や人間関係が広がる複業が

広がることを望みます。

それでも課題もあります。

それぞれが雇用契約の場合、

労働時間が通算されて、

法定労働時間超に対しては、

各種割増賃金が発生します。

その計算が少しややこしいのです。

間違えると割増賃金未払いとなり、

労働基準法第37条違反となります。

それでもこの違反のはなし、

しばしば聞きます。

「人間らしい働きがいのある仕事：ディーセントワーク」

「過重労働防止」

「ソーシャルキャピタル：社会関係資本」

「人手不足の解消」

これらの現代日本の課題とともに

副業・兼業問題を

考えていきたいところです。

最後に、

「人手不足の解消」

について。

本来であれば、

人手不足を嘆く前に、

職場環境を見直す必要があります。

職場環境は良好なのに、

求人応募がない事業所は、

発信方法を見直してください。

自社のいいところは、

なかなか自分で気づけないものです。

ゆりりんは、

全国社会保険労務士連合会

「経営労務診断制度」

診断社労士登録しています。

職場環境のよさをぜひアピールするために

評価シートを活用してください。

ご相談も承ります。

＜参考文献等＞

1.副業・兼業に係る実態把握の内容等について 第132回労働政策審議会安全衛生分科会（令和2年8月19日）

2.厚生労働省「副業・兼業」特設サイト

3.日本国憲法22条1項（経済的自由）

4.道幸哲也他編著「ワークルール検定中級テキスト第5版」旬報社 2022

ゆりりん社会保険労務士・行政書士事務所 8～19時★月火金土

西垣裕里（ゆりりん）

特定社会保険労務士

行政書士

年金アドバイザー

精神保健福祉士

認定ラフターヨガコーチングコーチ

毎日発信→ https://twitter.com/YNRIN

コミュニティサロンよろこび（ディーセントワーク）

ラフタークラブゆりりん（笑いヨガ）