心が動き出す夏休み
夏休みを心から満喫している。初日には遠方から友達が遊びに来てくれて、飛行機や電車、バスを利用して、何もないこの街まで来てくれたことに感謝しかない。普段は恋人以外とほとんど会話をしない生活をしている私にとって、久しぶりの友達との時間は新鮮で、とても嬉しいひとときだった。
初めて訪れる美容院で髪を切り、一目惚れしたスカートをはいて旅行にも出かけた。旅行自体はハプニングの連続だったけれど、最後はあたたかな気持ちで終えることができ、忘れられない思い出として心に残っている。
家ではにゃーたちが相変わらず可愛くて、その可愛さに心配になるけれど、きっと大丈夫だと毎日言い聞かせている。
恋人もこの夏休みを楽しんでいるようで、シュークリームやケーキ作りに挑戦し、食後のデザートプレートが日に日に可愛くなっている。
おうちごはんも充実していて、夏野菜をたっぷり楽しんだり、本マグロの巨大なカマを解体したりと、基本的に家の中で過ごしつつも、刺激に満ちた毎日を送っている。本マグロの解体は迫力満点で、その過程を撮影するのはだいぶドキドキしたけれど、撮影後に味わったマグロは格別だった。自然の恵みに感謝しながら、そんなマグロの動画を作ったところ、恋人が気に入ってリピート再生してくれたのが嬉しい。
寝室ではクイーンベッドをDIYし、その後さらに大改造する展開に。そんな日々を撮影していると、作りたい動画のアイデアがどんどん浮かんできて、正直言って追いつかないくらい。でも、そのくらいの慌ただしさが私には合っているのかもしれない。こうして「合っている」と思えること自体、私が大きく変わった証拠だと思う。以前は変化や刺激に極端に弱く、できるだけ静かで安定した日々の方が心地良いんじゃないかと感じていたから。だけど「本当はいろいろやりたいんじゃないの？」と、恋人が私の心を塞いでいた蓋を開けてくれた、いや、壊してくれたんだと思う。
恋人は、私と一緒にいると「自分はこんなに動けるんだ、こんなに出来るんだ」と感じることが多いと伝えてくれる。それは私も同じように感じている。片方が崩れる時は、もう片方も簡単に崩れてしまうこともあるから、そこはもう少し改善できたらと思う。でも、世間でよく言われる「お互い自立して離れた時間を持つほうがうまくいく」という関係性とは違い、私たちはふたりでいるからこそできることが多い。だからこそ、これからもどんどん新しいことに挑戦して、深めて強めて、形にしていきたい。その過程で個々の成長も自然とついてくるはずだから。
そうそう、夏休みはインスタライブにも初挑戦した。1年前、いや1ヶ月前、1週間前の私が知ったらびっくりしてしまうと思う。本当に「変わる」って、「挑戦する」って、面白い。
描きたい絵のアイデアも山ほどあるし、やりたいことが多すぎて、今日もどれから手をつければいいのか迷うほど。落ち着け、落ち着け、と自分に言い聞かせるけれど、この楽しい日々をずっと続けていきたい。そして、そんな日常を応援してくれる人が増えてくれたら嬉しい。YouTubeの登録者が500人を超えたことで、なんだか少し気持ちが引き締まった気がする。
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