「漢字をひらく」だけでぐっと文章は読みやすくなる
今日は、ぐっと文章が読みやすくなるポイントをとりあげます。SNSだけでなく、ブログ・メルマガにも通じるポイントですが、うっかりやってしまいがちな落とし穴なので、復習がてら読んでいただけると幸いです。わたしが実際にしている修正の工程を、事例と共に解説しています。
そのポイントは「漢字をひらく」ということ。つまり、漢字で表現できることを、あえてひらがなで表現することです。
「漢字が多すぎる」問題
悪い例:
漢字が多過ぎる文章は、非常に読み辛く、分かり辛いです。良い文章も、初見の圧迫感で読者が離れては元も子もありません。漢字と平仮名のバランスを調整して、読み易い文章作りを意識しましょう。
この例文に書いてあることがそのままこの項目で伝えたいことです。とにかく漢字が多すぎるのです。
SNS時代に、漢字が多すぎる文章はNG。漢字が多いと言うだけで、「ウッ」と圧迫感があり、0.1秒勝負のSNS時代では、簡単に「戻る」を押されてしまいます。
つまり、せっかく書いた文章が読まれることはありません。
「圧迫感のない」文章づくりの3ステップ
わたしはいつも、次に解説する3つのステップで、「圧迫感のない」「読まれる」文章づくりをしています。
①意味が通じる単語はひらがなにする
②他のやさしい表現を探す
③意味が通らないところがないかチェック
<STEP1>意味が通じるものはひらがなにする
文中で、ひらがなにしても影響のない単語は、とことんひらがなに直します。先ほどの例を修正すると次のようになります。
漢字が多すぎる文章は、非常に読みづらく、分かりづらいです。よい文章も、初見の圧迫感で読者が離れては元も子もありません。漢字とひらがなのバランスを調整して、読みやすい文章づくりを意識しましょう。
これでもだいぶマイルドになりましたが、もうひと手間加えます。
<STEP2>他のやさしい表現を探す
①ではひらがなに変換できなかった単語を、別のやさしい表現で言い換えられないかを考えます。
先ほどの修正版をさらに修正すると、
漢字が多すぎる文章は、とても読みづらく、分かりづらいです。よい文章も、はじめの圧迫感で読者が離れては元も子もありません。漢字とひらがなのバランスを整えて、読みやすい文章づくりを意識しましょう。
最後に<STEP3>意味が通らないところがないかチェック をして、問題がなければ完成です。
***
見比べると、どちらの方が「読んでみよう」「読んでみてもいいかな」と思える文章かというと明らかですね。
Before:
漢字が多過ぎる文章は、非常に読み辛く、分かり辛いです。良い文章も、初見の圧迫感で読者が離れては元も子もありません。漢字と平仮名のバランスを調整して、読み易い文章作りを意識しましょう。
After:
漢字が多すぎる文章は、とても読みづらく、分かりづらいです。よい文章も、はじめの圧迫感で読者が離れては元も子もありません。漢字とひらがなのバランスを整えて、読みやすい文章づくりを意識しましょう。
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特に、初心者向けの文章や、SNSのような0.1秒の印象勝負の文章、メルマガのような「まずは読まれる」必要のある文章の場合には、特に漢字とひらがなのバランスが重要です。
少しの心がけで印象がガラッとかわるので、ぜひ実践してみてください!
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