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うっかり身につく”書き方”のクセ~文末が1パターン・読点の使い方~

だれもがうっかり身につけてしまっている書き方の癖。文章の添削・フィードバックを重ねる中で見つけた、多くの人が陥りがちな「癖」をシリーズでお届けしています。

<前回>

本日は、「文末が1パターン」「読点の使い方」問題の2つをとりあげます。


1:「文末が1パターン」問題

悪い例:
「わたしの好きな食べ物はお寿司です。お寿司を食べると世界中の人が元気になると思います。できれば毎日お寿司を食べたいです。」

文末がすべて「です」の1パターンです。シンプルに言いたいことは理解できますが、どこか単調で幼稚な印象をもちませんか?

特に何かを説明しようとするときに、このような書き方をしてしまいがちです。

読みやすい文章の例:
「わたしの好きな食べ物はお寿司です。お寿司を食べると世界中の人が元気になると思いました。できれば毎日お寿司を食べたいと思っています。」

このように、少し文末を整えるだけで、単調な文章にリズムが乗って、読みやすくなります。リズムが乗ることで気持ちがこもるので、伝えたいメッセージがより引き立ちます。


2:「読点の使い方」問題

読点というのは、文中にでてくる「、」のこと。たかが「、」だといってあなどることはできません。読点の使い方によって、文章の読みやすさ・伝わりやすさが変わるからです。

悪い例:
わたしは仕事中に見つけた寿司屋に入った。


シンプルな例なのですが、なにが分かりづらいか分かりますか?

この文章だけだと、①「わたしは仕事をさぼって寿司屋に入った」ともとれますし、②「わたしが仕事中にたまたま見つけたことのあるお寿司屋さんにあとから行ってみた」とも両方の意味で解釈できてしまいます


読みやすい文章の例:
①の意味で伝わるようにするなら
 →わたしは仕事中に見つけた寿司屋に入った
②の意味で伝わるようにするなら
 →わたしは仕事中に見つけた寿司屋に入った。

読点の使い方ひとつで、伝えたいことが正しい解釈で伝わるだけでなく、何より読み手のストレスが減ります。最後まで読まれる文章づくりには、いかに読み手を迷わせないかが重要です。


どちらも、意識ひとつで今日から実践できるポイントです。自分の文章を冷静に読み返して、修正する習慣をつけるだけでも、これまでの文章とは大きく変わると思います。

読み返し・修正のコツについてはこちらの記事にまとめています。

ぜひnoteやブログ、ツイートなどで早速使ってみてください。

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