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勝つために足搔けるか ~vs新潟~

試合が終わった瞬間、悔しいとか腹が立つとか悲しいとかそういった感情が一切沸いてこなかった。
ただ淡々とレプリカを脱ぎゲーフラを片付け、片道2時間強の道程を帰る準備をして選手たちの挨拶を待った。
拍手もブーイングも何もせず、ただ頭を下げる選手を何の感情もなく見つめた。

これは重症だ。
監督も選手もそして見ている私たちも。
もう「作品」なんてものじゃなく、「反古」を積み上げているだけだ。

前に出すのを怖がって、責任逃れのバックパス横パスを繰り返すのを見るのは本当につまらない。
ピッチ上の指揮官がいないチームは、意思統一がなされていなくて何をやってもちぐはぐだ。
後半に大﨑、原、タナカツが交代で入った時は何かやってくれるかもしれないとかすかな期待を抱いた。
後ろから指示を出す姿や前に上がる姿勢に、そして何より最終ラインに大﨑がいるというだけで安心感を覚えた。
新加入だからという遠慮なんていらない。ガンガンやってほしい。スタメンで出ている選手たちに、焦燥感とそのポジションはいつでも取って代われるものだという危機感を植え付けてくれないかな。

今日の負けで、確実にまた一つ降格への扉が開いた。
このまま「終焉の底へ雪崩落ち」るのか、這い蹲って藻掻いて足搔いて爪を立てて抵抗するのか。
どちらを選ぶにしろ、もう残された時間はそう多くない。


追記1
ゴメス、まさか自分のお子さんを連れて出てくるなんて…!そんなことする子は、もしかして初めて見たかも。

追記2
「新潟を踏みつける」とばかりに、相手チームカラーの靴下を履いて行ったけど、踏みつけられたのは我が軍だった。あーあ。







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