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人種差別のこと

無抵抗の黒人男性が警察官に首を押さえつけられ殺された事件がきっかけで世界中に起こった差別撤廃の動き。

世界中の有名人やインフルエンサーが「#Black Lives Matter」のタグとともにSNS上に真っ黒の写真をあげ人種差別反対を訴えていました。

批判の的になるから当然だけれど「私は差別主義者です」と掲げる人は見当たらなくて、みんなの命は平等で同じ人間だという当たり前のことを毎日何万人もの人がデモで訴え続けています。

でも、この事件をきっかけに皆が同じように差別は良くないと思い直したのでしょうか?

アメリカには白人至上主義の団体があるし、アメリカは3年前、移民を排除する公約を立てた人を支持し大統領にしてしまいました。

自分の生活が脅かされればそういった思想を持つ人が少なからず出てきて、住む場所や仕事を奪い、偏見を生み、それを受けた人は粗暴になったり犯罪行為に手を染めざるをえなくなったり、それらの事件から〇〇は危険という認識を持たれて敵対されたり排除されるという無限のループが繰り返されるのかと思います。

こちらはJoyner Lucasの"l’m Not Racist“という曲で、その日その場所で生活する中で起こる差別について、白人側の主張と黒人側の主張をぶつけあっているラップの曲です。想像の足りない部分を少し補えるかなと思います。

https://youtu.be/43gm3CJePn0


私たちはそれなりに歴史も知っているし、あらゆる国やあらゆる性別の人と接する機会もあります。

あそこの地域は危ないということから、国民性に至るまで、経験や知識から推測ができてしまいます。

一人一人に生きてきた歴史があり、それらの全てが尊重されるべきです。

まっさらな状態で人と出会えたらどんなにいいだろうと思いますが、それは難しく不可能だと知り、小さいイメージの修正を自分自身でしていく必要があるからこそ、皆が一度考えた方がいいことなのだと思っています。


思うところがたくさんあるので、次回は「心理学の実験から考える差別」について書こうと思います。