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日記を続けたいけど続かない人のための「話しかけ日記」「カレンダー日記」「日課日記」

おげんきかしら?
まきむらよ

ウイルスが来たり、嵐が来たり。
毎日、ほんとに大変です。
生きてるだけで大仕事。
生存、ほんとにお疲れ様です。

苦しい時期ですが、こんな今をどう生きたかって経験は、きっとこの先、役に立ちます。未来の自分に。次の世代に。ぜひ、書き残しておきたいことです。

noteはじめSNSで書くのでもいいんですけど、自分しか読まない日記だからこそ本音の本音を書けるってこともあるでしょ。人に伝えるのではなくて、自分だけで自分と向き合うからこそ、大切にできる気持ちもあります。

わたしは、人生いろいろあった、今年33歳の人間です。10歳の時、同性に初恋をして、その気持ちを押し殺して、それ以降、人には言えないことをずっと日記に聞いてもらってきました。つらい時、日記はいつも、自分が自分の気持ちを見失わないための支えになってくれました。人前で押し殺した言葉を、自分の心の中でまでも殺してしまわないために。生かすために。

とは言え、つらければつらいほど、日記を書くこと含め、何か行動するための気力が足りない状態に陥るんですよね。そんな時でもなんとかやれるかもしんない、っていう日記のスタイルを、今日は三つご提案します。

(※記事内Amazonリンクからお買い物するとわたしに少しお小遣いが入ります。誰が何を買ったのかはわたしからはわかりません。ちょっとやだなって思う人はリンクから飛ばず、ご自分で商品名を検索してください)

話しかけ日記

スマホの日記アプリに音声入力機能で話しかける」方法です。

わたしはiPhoneを使っているのですが、音声入力をオンにして、「Journey」というアプリに、一日何回か一言ずつくらいの感じで、感じたこと、思いついたこと、その日気になったニュース、映画や本の中で気に入った言葉など、ぽつぽつぽつぽつ話しかけています。そうするとスマホがそれを勝手に日記にしといてくれるからね。

「朝起きた、すごい嵐。」
「豚バラ大根食べたい。」
ガザのチョコレート工場のニュース。ガザは失業率が50%を超えていて全然儲からないらしいが、『ガザで成功できたら世界で成功できるぜ』と工場の人は前向きらしい」

みたいな感じ。

カレンダー日記

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書き込めるカレンダーに、予定じゃなくて日記を書いていく」方法です。

カレンダーはいつも座る場所の近くに貼っておくといいです。ペンも、それ専用のやつをおいておくこと。

ペンは5色ボールペンにして、次のように色分けしています。
・体調……ゴールド
・出来事……ブルー
・行った場所……ラメグリーン
・書いた文字数……グリーン(文筆業なので)
・休みの日にデカく「休んだ!!」と書く用……オレンジ

日課日記

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「日課を決め、それをやったかどうかだけチェックしていく」方法です。

寝床の近くに置いておくのがおすすめ。力尽きてる時もたとえば「サプリ飲んだわ……」って○だけつけて寝る。○だけつけているとだんだん、寝る前にペンを持つこと自体が習慣づいてくるので、そしたらその勢いでちょこちょこ「今日はあれを食べた」とか「最近こう思ってる」とか書いていくこと。

上の写真はWordで作ったオリジナルシートで、日課は次の通り。

体操
読書
瞑想


あと、ミス日本式9品目食事法にしたがって栄養バランスを記録するように作っています。「肉 卵 乳」……とか書いておいて、食べたものには○をつける。余裕がある時は、大体の一日の流れを時系列で書く。

オリジナルシートとか作ってらんねえぜって人は、デイリープランナーを使うといいと思うよ! デイリープランナーならチェックリストがもともとついてるので、それを日課チェックに使える。で、時間刻みのスケジュール部分には、その時間帯に起こった出来事や考えたことを書いていく。

ちなみに、わたしが日課日記をつけるようになったのは、この本を読んでからのことでした。

ざっくり言うと、人生の目標は何か、そのために今年やることは、そのために今月やることは……ってブレイクダウンしていった目標を毎日書いてできたかどうかチェックしていくっていうものです。まあ、ザ・自己啓発なんですけど、何がいいって精神論じゃなく具体的であることなんですよね。最近はそこまで細かくやってないんですけど、わたしはこれのおかげで経済的自立を成し遂げ、使える語学を身に付けた。よい〜。

日記のやり方は他にもいろいろありますね、「自分しか見ない鍵付きSNSに書いていく」とか、「自分にしかわからないちょっとした暗号で書いていく」とか「交換日記にする」とか。とにかくね、

・続かなくても自分を責めず、自分に一番合う方法が見つかるまで試す
・毎日じゃなくてもいい、書きたいと思った日だけでもいい
・たまに読み返して、しみじみ、日記っていいなあって実感する

このへんを意識しつつ。日記、かさねていきましょう。

おまけ:青空文庫で無料で読める名作日記

種田山頭火の旅日記。さすが自由律俳句の人、キラーフレーズがいっぱい。基本的に酒飲んで歩き回ってお友達にお世話になってお友達に感謝して自己嫌悪してる。

林芙美子の放浪記。正確に言うと放浪記は日記じゃなくて、日記を元にした小説なんですけど、日記スタイル文学のド古典ですよね。最初のフレーズ、「私は宿命的に放浪者である。私は古里を持たない。」が響いた人は合うと思う。生きてやる〜〜〜という気持ちになる。

古川緑波の昭和日記。ツイッター感覚。しゃべりで生きた舞台人ロッパさん、「起きて驚く銀世界。」「チャシュウワンタンを食ひ、ねころぶ。」などなどめっちゃリズムが気持ちいい文章です。

山崎富栄の心中日記。津島修治、こと、太宰治を愛すがゆえに死へ向かっていくまでを書いたものです。「お前に僕の子を産んでもらいたいなあ――」「修治さん、私達は死ぬのね」。

そんなこんなです。

読んでくださってありがとうございました。続きは「なんかこう、まきむぅたちとしゃべったりとかするとこ」読者さん限定で、写真を載せたり、コメント欄でお話したりしているコーナーです。最近のこととか、「子どもの頃いちばん大事にしてたおもちゃは何?」の話とか、そういう雑談をしている。投げ銭感覚でこの記事にだけ課金することもできます。生活がたすかり、書くモチベになります。月額でも単発でも値段は変わりません。

じゃ

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