コラージュ用の紙をつくりました
何かをつくりたい、でも…できれば手軽に!
という気持ちを、いちばん簡単に叶えてくれる表現技法が、コラージュだと思います。
Collage コラージュとはフランス語で、のりで貼るという意味。
読んで字のごとく、紙とのり、そしてハサミがあればできてしまうもの(なんならハサミさえも不要です)。
絵の具や筆、特別な道具や複雑な工程は不要で、「絵を描くのが苦手」という方にも取り組みやすいものかもしれません。どこまでも自由なのが、コラージュの魅力です。
パブロ・ピカソは、新聞紙や楽譜、壁紙、ダンボールなどを使ってコラージュの作品を作りました。アンリ・マティスの場合は、絵の具で着彩した紙を使いカットアウト(切り絵)による紙コラージュ作品を作りました。
また、日本人なら誰もが知っている絵本『はらぺこあおむし』の著者、エリック・カールも、自分で紙を作り、切り貼りして絵本をつくりました。
本来、決まりのないコラージュですが、もっと素材にこだわってコラージュを楽しみたい方のために、コラージュ用の紙をいくつかつくってみました。水彩絵の具で描いたり染めたりしてつくった柄の紙です。
質感、ニュアンスが面白くなるので、ダウンロードして、ぜひ使ってみてくださいね。
<必要な材料・道具>
台紙用の厚手の紙(ポストカードや画用紙など)、ダウンロードして印刷した紙、のり、はさみ、その他お好みで折り紙やシールなど
紙のデータ
こちらよりPDFをダウンロードしていただけます。A4サイズ6ページ(6.9MB)
https://drive.google.com/file/d/1P3EgXexJdibK9RBCccg30JdoK0uP5bSR/view?usp=sharing
※A3サイズに2アップ印刷したり、その他お好みのサイズでプリント可です。
※家にプリンターがない方は、USBメモリに保存しコンビニ等の出力サービスをご利用ください。
※個人的にコラージュの制作を楽しんでいただくために公開していますので、その他の目的での利用はご遠慮ください。
<つくり方>
1. 材料の紙をよく見て、今日の気分にいちばんしっくりくる色・柄を選びます。自分が好きなモチーフや、何か具体的な形を切っても良いですし、抽象的な表現にチャレンジするのも素敵です。
今日の気分はどんな色かな、形かな? 丸、四角、ギザギザ?などと自問しながら切っていきましょう。
2. 紙を2つに折って切るのもおすすめです。少し想像と違う形ができるのも、面白いポイントです。
3. のりで貼り付ける前に、台紙の上で動かしてみて、どのように画面に構成するとしっくりくるかを確認しましょう。
4. 最後に糊で貼って完成!
みなさんがつくったコラージュ作品、ぜひSNSなどでシェアしてくださいね。
おまけ
余った「切れはし」だけを使って、2枚目、3枚目をつくっていくのも楽しいですよ。ちなみに私は「切れはしコラージュ」の方が好きです。