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Yuriko Miyazaki 『me to te』は、アートの基本である「見ること…

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Yuriko Miyazaki 『me to te』は、アートの基本である「見ること」と「手をつかう こと」を軸に活動するプロジェクトです。https://metote-art.studio.site/

最近の記事

長崎凧の飾り凧をつくるワークショップ

2024年になりました。1月、何かしら1年の始まりにふさわしく、縁起のよい企画をできたらと…長崎凧の飾り凧をつくるワークショップをしてみました。 対象は、小さな赤ちゃん連れのお母さんたち。 事前に白い和紙と竹で、飾り凧のベースを制作。並べてみるだけで、心が鎮まります。 伝統の赤と青の和紙を切り貼りして、願いや祈りのこもった素敵な飾り凧が完成しました。 なかには親子で制作してくださる方もいらして、記念になりますね。 私も、3歳になる双子の息子たちと作ってみました。丸く切り

    • 松翁軒 喫茶セヴィリヤにて、Collage Workshop「コラージュでつくるクリスマスカード」をしました

      12月4日、長崎にある「松翁軒」本店の2階にある喫茶せヴィリヤにて、クリスマスカードをつくる、コラージュワークショップの講師をさせていただきました。 週のはじめ月曜日の朝、清々しい空気ときれいな朝の光の入る会場にて、たくさんの紙を並べたロングテーブルを囲んでのイベント。 知らない者同士でも自然と会話が弾む和やかな雰囲気の中、あっという間に時間が過ぎていきました。 材料の中には、もうかれこれ10年以上前にポルトガル・リスボンの蚤の市で「いつかアートワークショップをするとき

      • 松翁軒|小春日の会「コラージュでつくるクリスマスカード」のお知らせ

        12月4日(月)、長崎市にある「松翁軒」さんでコラージュのワークショップ「コラージュでつくるクリスマスカード」をさせていただきます。 「松翁軒」は天和元年(1681年)創業の老舗。長崎にはたくさんのお菓子屋さんやカステラ屋さんがありますが、その中でも松翁軒は昔から大好きなお店のひとつです。 https://shooken.com/ayumi/ カステラの味はもちろん美味しく、包装紙やパッケージも可愛くてついついコレクションしてしまいます。 フライヤーのデザインは川路あずさ

        • SDGs/Cultural exchange/Art workshop

          約3年前、美術館でのアートエデュケーターの仕事を離れ島原半島に戻ってきたとき、いつか実家のこども園で、小さな子どもたちを対象にインターナショナルなアートのイベントをできたらいいなと思い描いていましたが、今年の夏(7月)にやっとそれが実現。 古材を再利用して家具を作る職人でありデザイナーの友人Timが、オーストラリア・メルボルンから来日しているタイミングで、国際交流とアート、そしてSDGSの意味合いを込めたイベントを開くことができました。 3歳児から5歳児までの約50名を対

        長崎凧の飾り凧をつくるワークショップ

        • 松翁軒 喫茶セヴィリヤにて、Collage Workshop「コラージュでつくるクリスマスカード」をしました

        • 松翁軒|小春日の会「コラージュでつくるクリスマスカード」のお知らせ

        • SDGs/Cultural exchange/Art workshop

          紫陽花とコラージュ

          紫陽花の学名を「otaksa(オタクサ)」と言うのは、長崎の人だったら割と知っている話です。 正確には「ヒドランゲア・マクロフィラ・オタクサ」とのこと。 長崎土産で人気の銘菓「おたくさ」のCMで、19世紀、長崎のオランダ商館に赴任したドイツ人医師・シーボルトが、愛した女性「おたきさん(たきさん)」を想って、紫陽花に「オタクサ」と名付けました……というような 話を紹介してあるからなのですが、 その名付けの由来に気づいたのが、植物学者・牧野富太郎博士だったと知ったのは、つい最近

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          大学生と、オンラインでアート作品の鑑賞

          先々週、非常勤講師として長崎大学の大学生たちに、オンラインでアート作品の鑑賞についての講義をする機会がありました。 パブリックドメインの作品をおしゃべりしながら見たのですが、アート作品をみんなで見るのは、いつも本当に楽しいなと実感。 鑑賞したのは、この3作品。 ※アートに興味のない人たちでも、きっと、どこかでチラリと見たことがあるんじゃないかなという作品をあえて選びました。 フィンセント・ファン・ゴッホ《星月夜》 ヨハネス・フェルメール《牛乳を注ぐ女》 ジョン・エヴァレット

          大学生と、オンラインでアート作品の鑑賞

          端午の節句、紙のかぶとを作るワークショップ

          コロナ以前に🇳🇱アムステルダムへの出張でミュージアムたくさん巡ったときに情報収集にともらってきたタブロイド紙で、こどもの日のかぶとを。 マスキングテープや丸シールでコラージュして賑やかに。これは先月、お母さん&赤ちゃん向けにワークショップしたときのsample。 いつか世界中の色んな紙を集めて作りたいなぁ。

          端午の節句、紙のかぶとを作るワークショップ

          春、花びらを集めて

          春、花びらを集めて、色水あそびを。 2歳の双子男子も「きれいだねぇ」と言って、花を集めて、色水を眺めていた。 小さな子を育てながら、仕事しながら、あっという間に過ぎる日々。 どこか遠くへ行くでもなく、大きなプロジェクトに関わるでもなく、 毎日起こることが、本当にささやかすぎて、小さすぎて、わたしは気が遠くなるけれど、 10年後、20年後に、この春のささやかな出来事をを愛おしく思う日が来るんだろうなと、 それだけは分かっている。

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          Rain

          雨の日。紙を持っているというのに、雨が降るなか走って移動していたら案の定、紙に雨が。でも、その紙の上の水玉模様が思いのほか素敵だったので、小学生たちと雨粒が紙の上に落ちる様子を動画に撮ることに。みんなでiPadを囲んで、Rainという文字を加えて少しだけ編集。「雨の音(雨が紙に落ちる音)ってきれいー!」という感想が多かったのが印象的。

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          TAKEO PAPER 見本帖でワークショップ

          昨年、デザイナーの友人から沢山のTAKEO PAPERの見本帖を譲り受けた。新しい見本帖に入れ替えるにあたり、古いものが不要になったとのこと。 「ゆりこちゃんなら、何かしらワークショップに使えるんじゃないかと思って」と、大きな箱ごといただいた紙見本は、それはそれは豪華な紙のオンパレード。 使っても使いきれないくらいに大量にいただいたので、こちらとしても惜しみなく小学生たちに使わせられるなぁとウキウキ。 多種多様な紙たち。日本古来の色の紙となるとネーミングも独特で例えば「これ

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          コラージュと日々の思い

          更新しないまま、もう何ヶ月もたってしまったnote。 もう少し、日々自分の感じていることとか考えていることを「書く練習」した方が良いのになぁなんて思いながら、毎晩双子の息子たちと一緒に寝落ち。 急ぎの仕事がある時期には、真夜中に起きて作業していたのだけれど、最近は普段の仕事の日と休みの日に片付く程度なので、今こそ!と、ずっと寝れていなかった過酷な2年間の日々の睡眠を取り戻すかのように、布団から離れないでいます(とはいえ、夜中に何度か起こされるのだけれど、それでも前よりはマシ)

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          撮影のコーディネイトとワークショップを担当しました|西九州新幹線開業記念〈かもめカステイラ〉松翁軒

          撮影のコーディネイトとワークショップで協力させていただいた、長崎の老舗「松翁軒」の〈かもめカステイラ〉。いよいよ発売です! 昔から個人的に大好きな「松翁軒」のカステラ、本当に美味しいのです。長崎のお土産にもおすすめです。

          撮影のコーディネイトとワークショップを担当しました|西九州新幹線開業記念〈かもめカステイラ〉松翁軒

          「コラージュ」を選ぶ理由

          先月末、長崎大学2年生の教養の科目で実施した、オンラインのコラージュワークショップ。「今日の私」をテーマに、約1時間制作して、グループでシェアするという内容。そして課題では「2022年の夏」をテーマに、別のコラージュ作品を制作してもらった。 そもそも、私が毎回「コラージュ」という技法を選ぶ理由は、「コラージュで作った作品には正解がない」から。すなわち、どんな作品でもOK!だと思うから。 1つの「正解」というものがあるわけではないフィールドで、参加者がそれぞれに考え、手を動か

          「コラージュ」を選ぶ理由

          「自分のことを語る」ことについて

          今更だけれど、自分のことを語ることについて、なんとなく躊躇してしまう。 私の話なんて聞いても、大して参考にはならないよね。あるいは、自分語りが過ぎて「自慢話」にとられても、なんだか嫌だしなぁって。 でも、今月、大学生に向けて授業をするこになり、オンラインワークショップの前に、自己紹介用のYouTubeを作って公開(限定公開)しないといけないことになり、躊躇する気持ちを横に置いて、いよいよ語ることに。 もちろん、昨年も一昨年も授業で自己紹介の動画を作って公開してきたのだけれど

          「自分のことを語る」ことについて

          "子育て、ケアということは、ある種の自己表現欲求とは対極にあるもの"

          積読というか、買ってからしばらく放置状態だった『美術手帖』。 昨夜、1歳の双子を寝かしつけたあと、僅かな光のもとでページをめくる。 アーティスト、碓井ゆいさんのインタビューのなかの言葉たちに、心がぐらりと揺らいだ。 というか、泣きたくなった。 双子を出産して1年2ヵ月あまり。 自分で選んだ状況とはいえ、ずっとモヤモヤしていたことは、 "圧倒的な時間のなさ"に所以するもの。 自分の表現活動が思うようにできないということへの焦り。日々に忙殺されて、クリエイティブな気持ちがなくな

          "子育て、ケアということは、ある種の自己表現欲求とは対極にあるもの"

          【小学生版】野菜や植物をスタンピング

          学童クラブの小学生たちと、植物や野菜を使って色々スタンピング。 畑を散歩しながら、自分たちが好きな材料をピックアップして、筆で絵の具をつけてペッタン、ペッタンと。 はじめに、やり方を示して見せるけれど、どんどん脱線して、自由に使い方を自分たちで模索し出して、最後にはフィンガーペインティングと手のひらスタンプに(苦笑) 「こんな風に絵の具で遊んだことってあるの?」と聞くと、「初めて!」とのこと。 そうか、そうか。それなら、存分に楽しんでくださいな。 脱線も大歓迎だな。

          【小学生版】野菜や植物をスタンピング