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目に見えない大切なもの。22回目は「断捨離

島移住計画を真剣に考えはじめて数ヶ月。どのように行きたい場所を決めているかというと、旅先や宿泊施設はgoogleで調べた中で直感的に行きたいと思ったところ。そして、ツアーやガイド付きのプランは申し込まず、あえて観光客が行かないような場所に行ってみる。事前に下調べせず、全て直感で行動する。これが、なかなか面白いのです。以前の私は、行きたい場所の下調べ、移動時間を計算したり、計画通りにできないと少しのことでイライラ。楽しいはずの旅行もモヤモヤして終わることも。

⭐️過剰な消費サイクルに支配された生活


仕事を辞めた時に、部屋を整理しました。自宅の壁紙も気付けば10年以上張り替えておらず、モノで埋め尽くされた壁紙は穴や汚れが目立っていました。働いていた時は、ここがキレイになったらなぁなんて毎日のように思っていましたが、日々の生活の中で壁紙の張り替えはできず。ここでも気持ちがモヤモヤ。しかし、時間ができたので、思い切って壁紙を自分で張り替えることに。10年張り替えていない壁紙は汚れ、臭い、負の波動も吸収していたよう。壁紙を貼り替え穴や汚れがなくなった時、なんとも言えない爽快感を感じました。このキレイな壁紙のように、私の心も入れ替え、これ以上モノを増やさない、本当に大切なモノだけを所有し、モノに支配されず、大切な物事に目を向けようと決意しました。

都内に住んでいるので消費の誘惑はつきもの。企業もお客様にいかに消費してもらうか、さまざまな戦略を行っています。通勤電車、SNS、雑誌の広告の戦略にはまらなかったのかというと、もちろん気づかずにハマっていたのです😅

電子書籍読み放題のプランにも入会。以前は読み放題の雑誌数は200冊程度と少なく、それでも、興味がある雑誌が月額数百円で見ることができて紙の雑誌を買うよりスペースをとらないし便利で経済的なんて思って読んでいたものの、気づけば読み放題の雑誌数が当初の5倍の1000冊以上に激増。読み放題の雑誌がどんどん増えるので興味本意で気楽に読んでいたものが、気づけば定額だからたくさん読まないともったいないなんて。深夜0時に新しい雑誌が更新されるので、タブレット端末で寝る前に読んでから、寝る、睡眠に最悪なパターンで生活していました。

電子書籍を眺めるとこんな便利なものがあるんだと物欲は増える一方。無料で読める雑誌を眺めながら、こんなものもあるんだぁーいいなぁなんて。ネットでその商品を調べるとか口コミも見れて、気になれば簡単に購入できてしまう。定額数百円で見れる雑誌以上に、モノで大きな消費をしていたですね。

Amazonでは正規品が出ると、模倣した商品が低価格ですぐに売り出されます。正規品は高いため、模倣商品を低価格でいいと思って買うことも。低価格で問題なく使えるものもありますが、粗悪ですぐに使わなくなってしまうものも。これが今、職人が減少している現実に直結していたことを反省しなければなりません。

⭐️薬剤師もAIに仕事を奪われる時代に


安いからといって手軽に購入した商品。気づけば、家で使わずに、貴重な空間を塞ぐゴミの一つに。使わない物があれば、あなたの脳の空間も埋まってしまっていること、知ってましたか。

自宅がキレイで整っている人ほど物を探す時間が減り、今ある仕事に集中できるので仕事の効率もあがります。そして、生み出した時間によって、想像力に溢れた仕事、AIに代替えできない仕事ができます。AIが人間の仕事を奪う時代だと数年前から言われています。自分達の仕事もAIに奪われるのではないかと思いながら日々の仕事をこなしている人も多いのではないでしょうか。

薬剤師としての仕事は処方せんに記載された薬を先発品オリジナルor後発品ジェネリックでお薬を集めて、間違いがないか確認。他の医療機関の薬と重複していないか、飲み合わせは悪くないか、お薬のアレルギーがないか確認する。1回の薬を飲む量が多い人であったり、飲み間違いが多い人はお薬を一つにまとめてお渡しする。子供の薬であれば、体重年齢によって用量が変わってくるので、用量の間違いがないか確認する。混ぜると苦味が増して飲みづらくなったりするものもあるので混ぜても問題ないか確認するなど。

一連の作業の中で機械が代替できるのは、バーコードでお薬を取り、一つにまとめ(自動分包機械もあり)、集めた薬をチェックするところ。子供の薬はシロップ材や粉薬を全て機械で行っているところも。用量のチェックや他の医療機関の薬の飲み合わせをチェックできる端末は見たことはありませんが、AIによりデータが集約されれば可能でしょう。そして都内の薬局では宅配ロッカーと同じように、お薬の受け渡しはロッカーで行っているところも。これは事前投薬の仕組みができたので可能になりました。

こうして見ると、薬剤師としての仕事ももはや、機械で全て代替えできてしまう将来が近いと感じています。薬を自動販売機で買えてしまうのも近い将来可能なのではと思ったり。そうなると薬剤師いらなくない?なんて思ってしまいます。

都内の薬局は超効率重視。お客様の待ち時間を少なくするために、さまざまな工夫が行われています。そしてお客様も時間に追われるように過ごしているので、少しでも時間が遅れるようであれば、怒鳴り込んできたり、すぐに出せと無理な要求をしてくることも。最新の機械があればすぐに受け渡しも可能でしょう。しかし、私が勤めていた薬局は処方せんの読み取りとお薬が記載された薬の袋と説明書が印刷されるぐらいで他は全て手作業。子供の薬は一から作るようなものもあれば、シートの錠剤ですぐに渡せるものもあり様々です。薬を集める行為は薬剤師でなくても行うことができます。大手薬局では薬剤師以外のスタッフが集めることも。

薬剤師として必要性を感じるのは最後の受け渡し。患者さんのとのコミニケーションの中で副作用が出ていないか、このまま継続して飲むべきなのか、体調は改善したのか、改善していない場合はどうしたらいいのかなど、こちらから少しでもよい方向に提案できること。ただ、その行為すらも利便性を重視してポストという形で機械に代替えされていることに私たちは認識しなければなりません。

⭐️あなたの内側、整えていますか?

壁紙を貼り替えたのと同時に多くのものを捨てました。仕事が忙しいからを理由に買ってしまったモノたち。以前の私はメイクが好きだったこともあり、多くの化粧品を所有。シーズンごとに好きなブランドの新商品が出ては、まだ手持ちがあるにもかかわらず購入したり。化粧品も肌につけるもので食品と同じように劣化します。それを使いきれず、もったいないからと保管。

高校生ぐらいまではアトピーがひどく、体を常にかきむしり、肌が剥がれて、赤く腫れ上がり、氷で冷やしていないといられないときも。ティーンエイジャー向けの雑誌で肌がキレイな子を見て羨ましいと思ったり。この化粧品を買えば私もこんな風に肌もキレイになるのかなぁなんてその頃は思っていたのです。いろいろ試してみるものの肌はなかなかキレイにならず。今思えば、その頃からも甘いものは大好きでした😅苦笑 内側を整えようとせずに外側だけ整えようとしても土台がダメだったのでいくらやってもよくならないはずなのです。

化粧品を必要最低限にした時、ふと、お風呂場にあるシャンプーやリンス、石鹸って本当に必要なのか?と考えはじめます。お風呂場の石鹸カスなどの汚れが気になりだすのです。

⭐️過剰な洗浄が皮膚トラブルの原因に。

ご年配の方が体を洗う際に使用しているナイロンタオル。体をゴシゴシ洗った時は気持ちいいのですが、同時に皮膚を傷つけることで細菌が侵入水分の蒸発も早いため、皮膚湿疹乾燥の原因に。私も両親がナイロンタオルを使用していたため小さい頃は使っていました。ただ、アトピーがひどく、皮膚科の先生にナイロンタオルを使っていることを伝えたところすぐにやめなさいと。泡で十分に体は洗えるのだからと。まだ幼かった私はよくわからずにナイロンタオルは中止。それでも痒みと湿疹は改善しません。泡洗いの重要性に気付いたのは高校生の頃。なぜ、ナイロンタオルがいけないのか、アトピーがひどかったのもあって、少しでも改善できればと必死だったのでしょう。泡洗いとアトピー治療薬(プロトピック)を適切に使用しはじめてから皮膚の症状が少しずつ改善していきます。

体の皮膚の状態は頭皮にも当てはまります。年齢を重ねるごとに抜け毛切れ毛薄毛脱毛などが気になり出す方も多いのではないでしょうか。ドラッグストアでは育毛剤が、薬局では毛を増やす内服薬の処方が出る場合も。正直、育毛剤も内服薬も効果あるのかなぁなんて半信半疑で販売していました。そのような商品は高額で継続しないと効果が出ませんと。ドラッグストアに勤務した時期もあり、メーカーの勉強会でもお客様への説明は継続することが重要であることを伝えるよう言われます。そのような商品を買われる方の多くは潔癖症念入りにシャンプーを行う人が多いのです。

皮膚科に皮膚トラブルで来局される方の多くは、極度な潔癖症、コロナウイルス対策でアルコール消毒をかかせない人、朝晩の洗顔は念入りに、シャンプー、コンディショナー、トリートメントは念入りに行っている人が多いのです。

全てに共通するのが過剰な洗浄

過剰な洗浄は皮膚に程よい常在菌のバランスを崩し、皮膚のバリア機能を破壊、髪、皮膚トラブルの原因になります。

⭐️脱シャンプーは加齢臭、皮膚トラブル、がん、不妊症の予防にも

シャンプー、ボディソープに含まれる、強力な洗浄効果をもつ界面活性剤。皮膚にバリア機能を形成し、保湿にも関与する天然保湿因子を洗い流してしまいます。
必要な皮脂を全て落とし切ってしまうことにより皮脂腺の過度な発達を招き、加齢臭臭いの原因にも。皮膚のバリア機能を破壊することで、過度な乾燥が痒み、フケの原因に。多くのシャンプーに含まれているパラペンなどの防腐剤も皮膚を健康に保つ常在菌を殺してしまうのです。

今回、体よりも頭皮の話をしているのは頭皮の毛穴は体の他の部分の毛穴に比べてはるかに大きく、シャンプーなどの薬剤を吸収しやすいから。薬剤を吸収することにより、がん、甲状腺腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症、不妊症などの疾患につながることも。

日々の習慣で行っているシャンプー、毎日少しずつですが、それが蓄積され、あなたの健康に影響が出てくるのです。

そして、お金をかけたり、お手入れ時間を増やせば改善されるものではありません。

脱シャンプーを行うことで常在菌が増え皮膚が健康で清潔になります。

頭皮についたシャンプーは洗い流す時に体にも触れます。それが皮膚目の炎症の原因になっている場合も。水で洗い流すだけであればそういったトラブルもなくなるのです。

ここまでの話を聞いて、脱シャンプーをしてみたくなった方も多いのではないでしょうか?

⭐️脱シャンプーの注意点

ここで注意点。今まで毎日シャンプーしていた方が全くシャンプーしなくなるのはNG。なぜなら、皮脂を過剰に洗い流している状態で皮脂腺に栄養がいってしまい、髪に栄養が行き届いていない状態であるから。この状態で頻度を落としてしまっても匂いフケが気になってしまい逆効果になってしまう場合も。

頭皮と皮膚の生まれ変わりのサイクルは3週間から4週間。

2日に1回程度からはじめて3日に1回4〜5日に1回と頻度を減らしてみましょう。1ヶ月ほどで頭皮が健康になったことを自覚でき、4〜5ヶ月ほどたてば、水だけで問題ないことに気付けます。

使用する水は皮膚の体温とほぼ同じぐらい、34℃〜35℃がベスト。高い温度だと、皮膚の脂質が過剰に洗い流され、乾燥などのトラブルの原因となるためやめましょう。頭皮を洗う時は指の腹を使い、爪を立てて洗わないようにしましょう。爪で洗うと確かに気持ちいいのですが、これはナイロンタオルで頭皮を洗っているようなもの。皮膚が傷つき炎症の原因となります。

乾かす時は髪が短い方は自然乾燥でOK。ただ、髪が長い方は濡れたままだと雑菌が増える可能性があるので、タオルドライしたあとに、根本から温風と冷風を交互にあてながら乾かしましょう。

私はアトピーだったので、皮膚はできるだけキレイにしたく、毎日のお風呂は重要な位置付けでした。潔癖症だったのかもしれません。そのため長年、過剰な洗浄を行なっていたんですね。私も水だけにして本当に効果あるのと半信半疑でした。少しずつシャンプーの頻度を減らしたところ、以前よりも匂いは気にならなくなり、頭皮は健康に。髪の毛も黒く艶やかになりました。私ぐらい(30代後半)ですと白髪が気になる年齢。今のところ白髪はなく染めてもいないので、内側と外側のケアのおかげかなと勝手に思っています。

様々なヘアケア商品の広告の誘惑に惑わされていたときより、お金を使わないほうが髪にも皮膚にもよかったんですね。バスルームは以前は、シャンプー、コンディショナー、トリートメントなどヘアケアグッズで溢れていましたが、今は全身に使えるシンプルな石鹸1つのみ。びっくりするぐらいお風呂場がスッキリして、お風呂掃除になりました。

⭐️空間ができれば本当に大切なものが見えてくる

世の中は人々の欲求を満たす商品で溢れています。それを購入するために、働き、消費する。しかし、それが体に有害であるものとは気づかずに。私はそのことに気づかず働き続けていたんだと思いました。

部屋に新たに空間ができたことで新しい考え方も入ってくるように。

手元に大きなバケツがあります。小さい石大きい石、どのようにしたらたくさんの大きな石を入れられると思いますか?

大きな石を先に入れ、あとから小さい石や砂利を入れればいいのです。

時間管理にも同じことが言えます。多くの人はあまり重要でない用事(=砂利、小石)を先に入れてしまい、重要な事柄(=大きい石)に時間を割くことができないのです。時間は有限であり、あなたにとって重要なことを実行しようと思うならば、本当に大切なモノは何かと考えその時間を優先的に組み込むようにしましょう。それが10分、15分程度の短い時間だったとしてもそれはいつか実現したい夢を叶える原石となります。

私の現在の優先事項ですが、英語が話せて海外の人と議論できこと。健康で動けるうちに海外(途上国)に行くこと、そして海がキレイなところに移住すること。モノに消費しなくなったお金は人生を豊かにしてくれる知識経験に使うべきだとはっきりわかりました。今を精一杯生きようと

先日は島根の海士町(中之島)に行ってきました。若者の出入りが激しく、島留学制度もあり、都内では考えられない働き方をしている方も。新たな考え方島の仕組みが素晴らしく、いつか記事にできたらと思っています。

旅先のタクシーの運転手さん、さまざまな地域を渡ってきた方でのおいしさで移住先を選んでいるとか。人間の体内はほぼでできています。人は水がなければ生きていけません。水は大変重要なものなのです。日本は水が豊富で蛇口から出る水道水も煮沸せずに飲める世界でも珍しい国。しかし、その水道水の消毒薬もひっそりと変更されたことを知らない人も多いのではないでしょうか。

次回の目に見えない大切なものは「水道水」です。




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