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初!キッチンカー体験記

2023年4月6日(木)合志市のクラッシーノ・マルシェさん横にて、キッチンカーを借りて出店してきました。フードラボ合志さんに色々とお世話になりました。

以前はキッチンカーの購入も検討していたのですが、やっていきたいことと少し離れるので一旦辞めました。でも今回は、お店を一人で回す経験をやってみたかったのと、キッチンカーがどんなものかを知りたくて、チャレンジさせてもらいました。気づきを数点残します。

意外と一人でも大丈夫だった

調理から販売、片付けまで一人で。しかも、旬の野菜・その場にゆかりある野菜でつくりたいということで、メニューは当日、隣の物産館で売っている野菜を見てから決めるという段取り。ドキドキしかいない始まりでした。

当日は雨で、道が混んで、到着が予定より遅れたことも重なり、始まりはただただドキドキ。あんまりドキドキしても意味ないので、心を落ち着かせつつ、調理に入りました。

ドキドキしたのは最初だけ。調理が終わって販売の段階になると、ぼんやりしつつ、人が来てくれたら楽しくお喋りしつつ。ただただ楽しい時間でした。11:00~17:00は、長いかなと思ったけど、案外あっという間でした。

雨だったので、お客さんは少なかったのだと思いますが、もしこれが晴れてて、お客さんが並んだりしたら、これは成り立たなかった…。天気も見つつ、出来る形を模索すべしと思いました。

時間差メニューで楽しく

当日は、春キャベツのポタージュとさつまいものポタージュを提供しましたが、朝の時点で、ゴタゴタした関係で、時間差提供を思いつきました。オープン時は、春キャベツ。昼過ぎの時間帯からさつまいものポタージュを提供。お客さんを待ちながら、さつまいものポタージュをぼちぼち作りました。

一人で朝から、2つ同時平行に作成を試みようと思いましたが、早めに諦めて正解。朝からさつまいもを食べたかったお客さんがいたら申し訳ないですが、運営側としては、メリハリも出るし、楽しみも演出できるし、こういうのもありだなと思いました。

あとは、キャパ的に作り増しができないので「限定○杯」と書きましたが、これは諦めでもありつつ、レア感も出るので、良い言葉だなと思います。

メニューと、そのポタージュの中身

季節のものがやっぱり嬉しい

早めに提供したのもあるかも知れませんが、春キャベツのポタージュはほぼ完売。「春」ってつくと、今しか無い感じで、食べたくなる気持ちになります。春を感じたい、季節を感じたい、っていう気持ちがあるのは、嬉しいことです。

さつまいもも、旬は秋~冬かもしれませんが、春も保存しながら甘みが増すそうです。春のさつまいもも、今しか食べられないものではあります。でも、今!って感じではない気持ちも分かります。

定番商品と、目玉商品

なんとなく、私の中で「間違いないスープ」が出来てきてます。さつまいもポタージュもその一つ。色んな場所で作って、食べてもらって、嬉しい感想をもらうことが多いです。お客さんにとっても、イメージしやすいものは定番ものとして。

目玉商品もあると楽しいので、旬の野菜でスープを。今回は春キャベツ。こうやって、2つ選べるのは、また楽しみがあります。

定番ものを後半に。旬のものを先に、目玉に。定番ものは余っても、まとめて買ってくれる可能性もあります。今回の工夫は、一つ上手くいったような気がします。

隣の物産館で買える野菜で作ること

これは誰からお願いされた訳ではないのですが、私がやりたかったこと。なるべくその場所にゆかりのあるもので作りたい。少しでも産地に思いをはせながらスープを味わいたい。

ここにこだわってみたけれど、特にこだわったことの広がりは、今回は正直感じませんでした…笑 私が嬉しくなっただけ。でも、なんとなくその方が気持ちいいので、これからも出来るだけ続けていきたいと思います。何かにつながる日がきっと来る。

看板は手書きでもどうにかなる

看板作成も、フードラボさんが手伝ってくれるとのことでお声かけいただきましたが、なんせ当日までメニューは決まらないし、ロゴなどもないしで。手書きでどうにかしました。

素材は段ボールと、梱包紙に、黒のペンで。真似する人はいないかも知れないけれど、私の大発見を書き残すと、梱包紙はめちゃ使えます。Amazonの段ボールに入っているクラフト紙の梱包材(龍みたいなやつw)は、広げると切れ目も入っているし、色が可愛いし、看板として本当に重宝しました。参考になる人ほぼいないと思いますが、おすすめです。笑

トイレは困る

ワンオペの場合は、トイレに行きたくてもお店空けるのが何か気が向かなくて、トイレに行きづらかったです。これはでも、仕方ない。隣のキッチンカーのお兄さんに「いつもどうしてますか」と聞いたら「『ちょっと席外します』みたいな看板を置いて、トイレに行きますよ」と言っていました。そうするしかないです。

ごはんと飲みものは持参するべし

意外とゆったりしてたと言いつつも、キッチンカーを離れることは難しかったです。自分のための食べもの、飲みものは、あらかじめ持参するべし。

受け渡しの順番

飲食店で働いた経験も無いので、商品の受け渡しの順番やタイミングも勉強になりました。

注文を受ける→金額伝える→お金準備してくれている間に配膳する→お金受け取る&おつり渡す→配膳を完了させる&商品お渡し

ポタージュの場合は「コショウかけますか」の確認もあるので、ちょっとそのあたりのタイミングはまだよく分からないけれど…w
でもそのやりとりは、結構好きです。お好みに合わせる余白がある。ちょっと選べるって楽しいです。

提供の温度をどう調整するか

今回、保温器があってとても助かりました。ただ、高温を続けると、春キャベツなどは煮えてしまうので、温度調節が難しい。

また、来てくれた人にはすぐに提供したい気持ちもあるので、配膳しちゃいますが、温度を下げていたときには、ぬるいものを提供してしまう可能性もあります。

次回やるならば、温度計を持って行って、最適温度を確認すること。または、紙コップで提供するにも、お湯でカップを温めてから提供する。やってみながら、良い方法を模索したいです。

ありがとう保温器(右のはビーンスープとありますが、さつまいもポタージュ)

鍋ごと買えるプラン

今回の大収穫は、「鍋持参したら、鍋ごと買えますか?」というご提案があったことです。これは、私の妄想の中にはあったけれど、まさかご提案をいただけるとは…。ありがとうありがとうありがとう。

鍋ごと買ってくれた、の図。

午前中の時点で、ご提案いただいていたので、「もし残ってたら…」と気をつかっていただいていました。確かに、作ったものを朝の時点で全部一人にお渡しするのもなんだか違う気もしました。

今後、この「鍋ごとプラン」をするならば、2つの方法が考えられると思いました。

①前日までの「予約鍋ごとプラン」
マルシェ出店の日より前に、「○杯分」などと予約してくれていれば、多めに作れば良いので、出来る気がします。

②当日終了1時間前の「駆け込み鍋ごとプラン」
当日の夜のおかずの一品に。明日の朝のお供に。4杯以上で○円、みたいな感じで、まとめて提供できると、フードロス削減というか、もったいない事態を防げます。こちらは鍋じゃなくても、持ち帰りやすい方法を開発できればいいかな。

鍋ごとプラン構想(2023年4月10日時点)

いやはや、楽しい楽しい。

もうちょっと色々ある気がするけれど、もうすぐ3000字ということで、これくらいにしておきます。

ではではまたどこかで!

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