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【研究報告書】"無駄"を極めたアナログゲームをつくったら、狙わずとも売れちゃうのか?
いつもお世話になっております。テンテンことやまだゆりかです。
半年間、無駄団のみなさんと一緒に活動をさせていただいた記録をここに残していこうと思います。絶賛風邪をこじらしておりまして、本来の提出期限を過ぎてしまってからの提出。反省点を言い始めたらキリがないのですが、自分のできること、できないこと、得意なこと、苦手なことが改めてよくわかった半年間でした。本当に楽しかった。
改めまして。新しい働き方実験(第3期)の指定企画、"無駄"を極めたアナログゲームをつくったら、狙わずとも売れちゃうのか?に参加して半年間の研究報告書です。
当初作成した「研究計画書」とその振り返りで進めていこうと思います。
◆前書きと反省。
6月に指定企画への参加が決まって以降、7月に泊まり込み2週間のアルバイト、8月に転職と人生に関わるイベントが目白押しでした。8月からのお仕事はやりがいがあるものの、土日は回復に精一杯。「さあやるぞ!!」というタイミングでしっかり体調を崩し、思い通りに動けないジレンマ。なんというか、体調管理と時間管理がうまくできなかった半年間でした。現在進行形で風邪っぴきです。1度かかると1ヶ月近く通常運転ができなくなるのは結構きつい。結局、健康が一番大事。
◆実験の目的と背景/振り返り
"無駄"を極めたアナログゲームをつくりたい!
豪華客船のクルーとして働いていたときに、良い意味で"無駄"を楽しむ余裕のある方達にたくさん出会ってきました。それ以降ずっと「私たちに足りないのは無駄を楽しむことだ!」と思っていたものの、形にするアイデアも方法もなく、もやもやとした気持ちを抱えて今に至ります。老若男女、難しいルールなく、大きな意味もなく、アイスブレイクとしても使えるような、とにかく楽しめるゲームを作って広めていきたいです。
無駄団のみなさんのおかげで刺激もアイデアもいただき、作りたいゲームのアイデアは8月ごろにはほぼ固めることができました!が、プロトタイプを作るところまで持っていくことができず・・・
◆検証したいこと/振り返り
検証したいことは大きく3つです。
・図工が3(5段階評価)、発想力皆無の人間でもゲームが作れるのか?
・ゲーム作りを通じて見える世界は変わるのか?
・"無駄"を極めたアナログゲームは売れるのか?
1つ目。発想力はなくてもゲームは作れることがわかりました。新しいひらめきよりも、「こんなゲームを作ってみたい」の気持ちがあれば形にすることは可能。
2つ目。ゲーム作りを通じて見える世界はガラっと変わりました。正直なところ、もっと簡単にサクサクっと作れると思っていたのです。一つのゲームの裏には何百、何千ものボツ案があり、その中から勝ち上がってきたアナログゲームたちが世に出ているのだと改めて知ることができました。一つのものを形にしていくのって本当に大変。
3つ目。自身のゲームを作り出すことが結局できなかったので、この検証はできなかったのですが、ゲームマーケットに出展させていただき、なべちさんのゲームを一緒に売らせていただきました。めちゃめちゃおもしろいゲームだったのですが、「無駄」を「極める」ところを伝えきれず、もっと事前にお知らせしておけばよかったなあと反省。
◆活動の概要/振り返り
高橋晋平さん(しんぺーさん)の著書『1日1アイデア』を読み、自分が作りたいゲームのアイデアを練り進めていきます。中間報告を経て、最終的に全力で無駄を楽しめるアナログゲームを世に生み出すことを目指していきます。
同じ研究員の方や、ゲームを作っている人たちに話を聞きにいきつつ、大好きな脱出ゲームも「勉強のため」に、活動に組み込んでいきたいと思います。
最初はめちゃくちゃできてました!!が、流行病にかかってしまい1ヶ月ほどXへの投稿が滞ってしまい、気力が戻らずそのままフェードアウトしてしまいました。。。一度折れてしまってからまた戻ってくることが自分にとって大きな課題だと再認識。ただ、変わらず脱出ゲームやアナログゲームでは遊んでいたので、知見は深まったはず。
◆アウトプット・成果/振り返り
・1日1ツイート!(少なくとも継続していくことが大事!)
・最終的には"無駄"を楽しむゲームを世に送り出します。
一番できなかったのがここ。アウトプットを継続できなかったこと、最終的なゲームを世に生み出せなかったことがこの半年間最大の反省点です。なんなら途中から諦めてしまっていたところもありました。生み出さないなら生み出さないで、全力で生み出している他の人の活動を支える方に全振りするとか、できることはたくさんあったはず。もう少しがんばりたかった。
◆実験の測定方法/振り返り
プロトタイプが完成した段階で、研究員の方にテストプレイをしてもらいます。そこから修正を重ねていき、最終成果物については特に以下のポイントについて感想を得たいと思っています。
・いかに"無駄"であるか
・ゲームとして楽しめたか
・普段ゲームをしない人でも楽しめそうか
・売り出すことができそうか
6ヶ月前の自分がキラキラしている・・・!俎上に乗せるところまで持っていきたかった。。。
◆スケジュール・進め方/振り返り
指定企画のスケジュールに従っていきます!最終成果発表は12月ごろの予定です。
12月、ゲームマーケットに参戦しました!自身のゲームを完成させるには至りませんでしたが、他のメンバーの成果を間近で見ることができて、本当に感動しました。
◇自分にとって新しい働き方につながったのか?
ここからは今後の話を。無駄で世界を明るくしていきたい!と意気込んでいたはずなのに、気づけば本職に忙殺されてしまっていた6ヶ月間でした。いろんなことを同時にできる人に憧れているのに、自分は目の前のたった一つのことしかできない。悔しい気持ちは大きいですし、成果が出せない自分が不甲斐ない。ただ自分の適性を知ることができたのは大きな収穫だと思っています。自分が主になって動かしていくのが一番かっこいい!と思っていたけれど、誰かのために働くのが好きだと気づけました。自分が求めている働き方は、たくさんのことをすることよりも一つのことに集中することだと身をもってわかったので、ここからの働き方に活かしていきたい。
◇数字化/見える化はできないか?
今回、成果物を出すことができなかったため、数字化するのはちょっと難しいところではあります。自分を追い詰めることなく、来年のゲームマーケットには出品できるよう進めていこうと思っています。
◇運転席に座ってみて / 座ろうとして変わったことは?
運転席に座ることについて、これまで持っていたイメージは、自分で目的地を決め、自分のために運転し、自分が行きたい場所に辿り着く、というものでした。自分が人生の舵を取る、ということに前向きな気持ちを持ちつつ、どこかでずっと違和感があったのも事実。そこで、運転の目的を「誰かのため」とするとすごくしっくりくる感覚がありました。
よく考えてみたらタクシーの運転手さんのように誰かを目的地に運ぶのも自身が運転席にいる状態だと気づきまして。乗ってきてくれる人たちを目的地に連れていく、そんな運転席のあり方も素敵だなと思いました。自分一人では思いつくこともできないような場所を見せてくれる人たちをしっかり目的地まで送ること、それが今の自分が一番やりたいことだと気づくことができました。
◇まとめ
あっという間の6ヶ月間、成果を出すことができなかったことへの悔しさは拭えないのですが、無駄団の方達には本当に暖かく受け入れていただき、すごく楽しく取り組むことができました。
アイデアまで作ったゲーム、完成させて来年秋のゲームマーケットには出展に持って行きたい。個人的な活動として、もう少し続けていこうと思います。
ここでみなさんと出会えて、自分の働き方を見つめ直すことができて本当によかったです。ありがとうございました!!!
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