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新刊『1日1アイデア』冒頭約50ページを無料公開します。

2023年2月22日(猫の日、忍者の日)発売の高橋晋平の著作、『1日1アイデア』の内容の序盤を無料公開します。周りへのシェア大歓迎です。5年ぶりの新刊、432ページ、27万字以上の渾身の力作です。アイデア発想術を新しい形で習熟させる革新的発想本として、すべての方に読んでほしいと願っています。

※Amazon予約はコチラ


この本には、1月1日から12月31日までの日付を振った、365のアイデアが紹介されています。そのジャンルは多岐にわたり、仕事、学問、健康、お金、就活、家庭、習慣化、出会い、創作、進路など、様々な切り口の役に立つ考え方が並んでいます。

発売日の2月22日に先がけて、まえがきと、発売前(2月中旬頃)までの日付ページを公開します。
このnoteで「まえがき」、そして本文の各ページは、その日付と同じ日に、僕のTwitterに掲載していきます(フォローして毎日追ってほしいです)。

ちなみに掲載する原稿は最終入稿前のものであり、いま、絶賛最後の赤入れ中です。実際発売される本とは細かい表現が少々異なっていたり、まだ間違いもあったりしますが、それも楽しんで頂けると嬉しいです。

そして、この後掲載する「まえがき」も、このnote上で随時編集をしながら、完成に向かう「ライブライティング」を行います。言葉を練りながら本気で伝えたいことをまとめていきますので、文章が完成に向かう様子をときどき覗いてみて頂けると幸いです。

この記事の最後には、発売前に本文を公開する理由も書いておきますので、よかったら最後まで読んでみてください。

それでは、どうぞ!


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まえがき

1日1つのアイデアを見つけるだけで、仕事と人生は劇的に変わる


 ある人は、「アイデアは仕事や人生をどんどん楽しくする魔法。考えるのが面白い!」と言います。

 
またある人は、「アイデアなんて仕事にも人生にも必要ない。面倒で考えたくない。」と言います。

 
あなたはどちらに近いですか? あるいは、「アイデアが大切なのはわかっているし、考えたいと思うけど、本当に何も思いつかない」とか、「アイデアを考えるのが好きだったのに、仕事上の課題が難しすぎて、考えるのが苦しくなってしまった」とか?

 「アイデアなんていらない」「思いつかない」「考えるのが苦しい」という方。もしかしたら、アイデアとは特別な仕事の中で優れた成果を上げるためのクリエイティブなものであり、頭のいい人だけが正解を出せるものだ、などと思っていたりしないでしょうか。

 アイデアは、特別な仕事のためのものではありません。頭の良さとも全く関係ありません。

 まず、アイデアとは何か。それは、あなたの日常の中にある欲求を叶えたり、悩みを解決したりするものです。
 仕事、勉強、家族、健康、趣味、恋愛、お金、進路……。
 自分の心の中の願望が実現するきっかけが、アイデアです。

 本書には、365個の様々なアイデアが、思考をあっちこっちに揺さぶるような流れで書かれています。実体験や世の中の事例から数多くのアイデアをリストアップし、その中から特に僕の人生に大きな影響を与えたものを厳選して、1ページ1分で読めるようなシンプルな文章で365日分にわけて掲載しました。すべてのアイデアが、そのひとつの話題について1冊の本を書き、数時間かけて詳しいセミナーを実施できるくらい重要な内容です。少なくともどれかひとつのアイデアは、必ずあなたの人生を幸せな方向に進めるヒントになります。
 そして、この本の真の効能は、365個のアイデアに触れていくうちに、以下の3つの力が、順に、自然に養われていくことです。

1.目の前に現れた悩みの種を、パッと片づける「機転力」
2.仕事や人生の重要な課題の解決方法を考える「思考力」
3.やりたいことや、全く新しい価値を生み出す「創造力」


 それ以前の準備段階に、0.現実化していない物事を自由に思い浮かべる「想像力」もあります。まずは毎日の小さな思いつきを楽しむことから始め、その習慣の先にようやく、一生の武器となるアイデア発想力を得られるのです。この本では、そのような自身の成長を流れと共に感じて頂けると思います。

 改めまして、僕の名前は高橋晋平といいます。趣味はアイデアです。主にふたつの仕事をしています。

 ひとつ目は、おもちゃやゲームの開発者。いろいろな遊びを作っています。気泡緩衝材のプチプチ®︎を指でつぶす感触を再現したおもちゃ「∞(むげん)プチプチ」、自分や友達と同じ性格を持ったバーチャルキャラを観察する液晶玩具「Human Player」、イライラを減らす「アンガーマネジメントゲーム」、妄想を売買するWebアプリゲーム「妄想商品マーケット MouMa」。様々なアナログゲームやカプセルトイもたくさん作ってきました。自分の本名が商品名になった「瞬間決着ゲーム simpei(シンペイ)」というボードゲームが発売されたこともあります。商品開発だけでなく、遊びの力で世の中の問題解決をしたり、学びを促したり、働き方を楽しくラクにしたりする仕掛けを作ることが得意です。

 ふたつ目は、アイデア発想ファシリテーター。誰もがアイデアを考えることが得意になって、たくさんのアイデアが生まれる社会を作るために、いろいろな企業や学校でアイデア発想法を伝え、考えるお手伝いをしています。僕のアイデア発想法のエッセンスは、TEDxTokyoに登壇したときの6分弱の動画で短く語っています。よかったらYouTubeでご覧になってみてください。

 僕は高校時代まで面白いことなど全く考えられず、アイデアなんて自分とは無縁のものだと思っていました。そんな中テレビで見るお笑い芸人やミュージシャンに憧れ、「いろいろなことを考えたり、作ったりして、人を喜ばせてみたいなあ」とひそかに思っていました。
 大学に入学して、「落語研究部」というお笑いサークルに入り、落語や漫才、コント、大喜利などをやり始めて、人を笑わせるアイデアを毎日考えることにとりつかれました。幸せでした。一生、自分や人を喜ばせるアイデアを考えて生きていきたいと思いました。

 そして、振り返ってみると、自己肯定感を持てずに生きていた高校時代までにおいても、実はいつでも小さなアイデアが自分を救い、人生を楽しくさせてくれていたのだということに気が付きました。

 心臓が悪くて運動部に入れなかった小学生時代、留守中の父親のパソコンとマニュアルを勝手にいじってプログラミングを独学し、ゲームを作って友達にこっそり遊ばせていました。楽しかったです。

 いじめられていた時期、授業で面白い動きをする電子工作を作ってヒーローになりました。嬉しかったです。

 大学入試の小論文では、とっさの思い付きで、小学校時代好きだったミニ四駆を例えにして工学の未来に関する提案文を書き、教授の先生方に褒められ、合格しました。自分を少し誇らしく思いました。

 表現するなら、アイデアは、「やりたいこと叶え遊び」 です。

 仕事で言ったら「売れる商品を作りたい」とか、生活で言ったら「楽な収納方法を考えたい」とか、人間関係で言ったら「あの人と仲良くなりたい」とか。そのようないろいろなお題に対して、パッ、パッといろんなアイデアを考えて、いろいろと試してみて、ものごとが解決していく。それは、人生の楽しみです。

 小難しい仕事のためのものだと思われがちな「アイデア」を、ゲームやクイズ、スポーツなどのような趣味として楽しまれる文化にすること。それが僕の人生のミッションです。この本はそれを実現させるために書きました。子供も大人もアイデアを楽しみ、教科としても学ぶようになり、日本をアイデア大国にするのが僕の目標です。

 では、ページをめくり、アイデアの面白さを気楽に味わってみて下さい。アイデアの力で望む人生を作っていける人が1人でも増えたら、心から嬉しく思います。

 あなたの人生を変える「1アイデア」が見つかることを願って。

【この本の読み方】

 1月1日から順に、日付ごとに365個のアイデアが書かれています。日付通りに毎日1ページ読んでもいいし、適当なページをパラパラめくってもいいし、もちろん一気に読んでもいいです。また、先にあとがきを読み、12月31日から日付を逆走するように読んでいくと、違った読書体験ができるようにアイデアの掲載順を考えてあります。巻末の目的別索引を参考に、今の自分に必要なトピックを探す読み方もできます。
 気になったアイデアはぜひ実際に試してみてください。お気に入りのアイデアを人に教えたり、みんなで意見を話し合う読書会をしたりするのもおすすめです。


【この本の特徴】

 様々なものごとや出来事を例え話にしながら、人生のヒントとセレンディピティ(思いがけない幸運)を得られるようにアイデアを紹介しています。それらは、必ずしも事実であるとは限りません。僕の持論であったり、仮説であったり、ただ「思ったこと」であったりもします。しかし、事実としてすべて僕の仕事や人生で大いに役に立っているアイデアです。
いろいろなアイデアに共感したり、疑いを持ったりしながら読み進めて行くことで、アイデア発想力が徐々に養われていくような構成になっています。
 本書をきっかけにして思いついたあなた自身の1アイデアが、あなたを幸せにし、世界にシェアされていき、他の人まで幸せにしていくこともこの本のねらいです。

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まえがきは以上です。
この続きの本文は、以下のTwitterをフォローして、毎日読んで頂けるとうれしいです。「 #1日1アイデア 」のハッシュタグで追いかけやすくしておきます。


ここにも、まずは冒頭の1月1日の記事を貼っておきます。

365のトピックには、例えば以下のようなものがあります。
・イライラをしずめる方法は「両足とも宙に浮かす」
・新幹線の車内アナウンスで気付いた、英会話上達の一歩目
・田舎者は大ヒット商品を考える才能がある
・雑談で、天気の話の次は何を話せばいいか
・マーケティングの簡単な勉強法は、納豆を買いに行くこと
・人を元気づけるには「手伝いを頼む」
・フロスピックの先端はなぜ尖りすぎているのか?
・断捨離より簡単な「ナン捨離」という片付け法
・「仕事をください」という営業は、凸ではなく、凹から話す
・家族だけの方言「家族語」を作ると家庭円満になる
・話し方が必ず上手くなる「一人ラジオ法」
・晩ご飯の献立決めに困らなくなる「ランキング法」
・アイデアメモは何から何まで書き留めればいいのか
・お金の投資より、時間の投資を学ぶ
・初対面の人の名前を憶えて、忘れない方法
・出世しなくても「入世」を選べばいい
・大人が今から勉強するなら、文系と理系、どっち?
・チーム力の前に、「孤独力」を鍛えよう
・他人への嫉妬が減る考え方
・心理的安全性を作るカギは「ケンカ上手」
・未来を作るのは、自分の「弱み」       ………………


最後に、新刊の内容を公開する理由を書いておきます。

一番大きな理由は、この本が1月1日という日付を振ったページから始まるにもかかわらず、発売日が2月22日になってしまったことです。この本はまえがきでも述べた通り、本文冒頭の1月1日のページから、アイデアの掲載順を思考をあっちこっちに揺さぶるように計算して並べています。そのため、さっそくWebで1月1日からアイデアを読み始めていただき、発売日に紙の本を手に取って続きを読み進めるという、執筆開始時に意図していた最高の読書体験をしていただけるように、原稿の序盤を公開しました。

また、もちろん発売される紙の本をたくさんの人に買って欲しいという理由もあります。今は、出版する本の全文無料公開などをする人も増えましたが、この形の無料公開が、届けたい価値をたくさんの人に届けるための、今の僕の「1アイデア」です。このnote記事や、毎日Twitterで投稿する原稿無料公開をどんどんご友人にシェアしたりして頂けたり、感想をコメントしたりして頂けると本当に嬉しいです。とにかくまずは一人でも多くの方に読んで頂き、アイデアというものを今よりもっと好きになってほしいという想いが一番です。

もう一度Twitterのリンクを貼っておきます。ぜひフォローして、追いかけていただけると嬉しいです! ↓

リンク → 高橋晋平『#1日1アイデア』無料公開Twitter


この本は、常にそばに置いていただき、折に触れて少しずつパラパラとめくっていただくことで、仕事と人生に使える本物のアイデア力が涵養する(水がしみこむようにゆっくりと養われる)ような構造になっています。最後にAmazonの予約ページのリンクも貼っておきますので、よかったら注文して頂けると嬉しい限りです。↓


発売後に、買って下さった皆様とのオンライン読書会も開催予定です。ぜひ一緒にこの本を楽しんで下さい。よろしくお願いいたします!


著者プロフィール↓

高橋晋平(たかはし・しんぺい)
おもちゃクリエーター、アイデア発想ファシリテーター。秋田県生まれ。2004年に株式会社バンダイに入社。第1回 日本おもちゃ大賞を受賞し発売初年度にシリーズで国内外で累計335万個を販売した「∞(むげん)プチプチ」など、イノベイティブトイの開発に約10年間携わる。2014年に株式会社ウサギを設立。玩具・ゲーム作りの考え方を活かして製品や働き方、社会課題解決などを「遊び化」するプロであり、各業種の企業と事業を共同開発する。企画アイデアの発想セミナーやワークショップを全国で実施中。TEDxTokyoで行ったアイデア発想法のスピーチは世界中で累計200万回再生。『企画のメモ技』など著書多数。

今回の本の趣旨も、人生にまつわる様々な問題を遊ぶように解決する方法を伝えること。毎朝、Voicyの音声配信(ネットラジオ)番組で、世の中のいろいろな事例を交えながら1日1アイデアを紹介し続けているアイデアマニア。

HP↓


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