The Other Side 4 「愛を知らない者に愛の歌は歌えない」
●The Other Side
“Suddenly we’re free to fly. We’re going to the other side.”
きっと今なら、空も飛べる。今を、この瞬間を、生きている。
そうやって思えるような、
非日常の世界に連れて行ってくれる演劇やミュージカル作品をご紹介します。
<4作品目>
作品名:『ロカビリー ジャック』
劇場:シアタークリエ
シアタークリエにて絶賛公演中のこの作品。
年末に、クリスマスに、ぴったりのコメディーミュージカルです。
ハッピーな気持ちで劇場を出られること間違いなし。
スターを目指してラスベガスに来たジャックは
売れない日々に嫌気がさし、女遊びに明け暮れる。
そんな彼に付き合いきれなくなった彼女は
「あなたに愛の歌は歌えない」と言い捨てて別れを切り出す。
唯一歌える場であった劇場もクビになり、マネージャーにも見放された
ジャックに前に悪魔が現れ、
「愛」と引き換えにスターの座を約束する
愛が育った時、愛と命を悪魔に渡す
という契約を持ち出されて…。
と、話が進んでいくのですが
とにかく悪魔はチャーミングだし
彼の才能を信じ続ける少女は天使のような眩さだし
セットも衣装も華やかだし
楽曲最高すぎません?と思ったら
なんとテーマソングはミュージカル初の斉藤和義さんが担当されたそうで。
コメディーならでは、いつもは静かな劇場に何度も笑いが起こるし
口ずさみたくなる曲が1曲は見つかるはずです。
そして、愛を知らない者に愛の歌は歌えない。
軽やかなメロディーとともに伝わってくるこのメッセージは
時に逃げがちな、愛に、素直に向き合わせてくれる。
誰かを想い、嘘をついてでも、その誰かの為に行動するって
シンプルに素敵だな、愛だなって。
愛を歌うミュージカルにはもちろん愛が詰まっていて
だからこんなにも幸せな気持ちになれるのかもしれません。
ハッピーな年末を迎えたい方、ぜひ、シアタークリエへ。
ミュージカル初心者も、きっと楽しめると思います。
全然難しくないです。
愛を知らない方も、ぜひ。笑
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