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怖くても、発信することに意味がある

発信することが怖い


コーチングをしていると、こんな話をよく聞きます。

「本当は人に伝えたいことがいっぱいある。
自分の中に何かあるのを感じる。
でも、発信しようとすると、怖くてできない。」

怖い理由は人それぞれですが、一般的なのは

  • 人にどう思われるか怖い

  • 自分はこういう人というイメージを壊すのが怖い

  • 目立つのが怖い

  • 自分の思いを拒絶されるのが怖い

あたりでしょうか。

自分の思っていることを口に出すのは、確かに勇気がいります。特に、日本人は、「自分の意見を言うと嫌な思いをする」という経験をしている人が非常に多いようです。日本で育ち、大人になってからアメリカで長年生活して気付いたのは、日本人の多くは、親や教師、または友達の無言の圧力などで、自己表現を抑えながら育っているということ。

そしていざ自分の意見を言おうとすると怖くなり、他人が意見を言っているのを聞くと感情的にしか反論できない。

議論を建設的に戦わせるのが難しいので、どうしても相手を否定する方向に意識がいってしまい、これが「自分が意見を言うと否定される」という思い込みに繋がっているように見受けられます。

SNSで個人が自由に発信できるようになったいま、顔を隠して匿名で中傷しあったりするのも、そういう思い込みがベースになっているのが一因なのではないでしょうか?

そんな怖い世界で、発信して傷つくのは、確かに怖いですよね。

発信を始めて変わった私の人生

何を隠そう、私も個人で発信することに大きな抵抗がありました。

2020年にポッドキャストを始めるまで、実はSNSも全くやっておらず、子供が生まれるまで書いていたブログは匿名ブログ。フェイスブックのアカウントだけはあったのですが、いただいたお誕生日メッセージに2年後に気づくといったような有り様でした。

そんな私が、なぜいきなり実名、顔出しでポッドキャストを始めたのか。それには、2つ理由があります。

当時私は、アメリカのフィンテック(金融系テクノロジー会社)で働いていました。伝統的な銀行から転職し、流行りのフィンテックのスタートアップで働くことができてとても嬉しかったのも束の間。アグレッシブに人を陥れて地位をあげようとする人がチームに入ってきて、疲弊していました。

そんな環境での仕事を1年ほど続けていたときに、「一体なんのために仕事をしているのか?」と疑問に思ったことがきっかけで、この仕事に変わる何かをしたいという思いが強くなっていました。

そこから色々な自己啓発を試し、勉強を続け、さまざまな気づきを得た結果、「もう金融業界での仕事を辞めて、もっと自分の興味と強みに合った仕事をしよう」と決意をしたのです。

そこから実際に何をするかに思い至るまで、またしばらく時間を費やしましたが、そのときにヒントにするために聞いていたのが、アメリカのポッドキャストです。

アメリカのポッドキャスト界隈は数年前からとても盛り上がっていて、たくさんの有名人がポッドキャスト番組を持っています。有名でなくても、ユニークなメッセージを持った起業家や個人が面白い番組を持っていて、その内容もただのおしゃべりではなく本当にためになるものが多いのです。

仕事をしながらひたすらポッドキャストを聞く毎日。それを繰り返しているうちに、さまざまな考え方との出会いがあり、そして私も、自分の知っていることを発信してみたいと思うようになりました。何を発信するかは決まっていませんでしたが、自分の話すことで誰かのヒントになることをしようと決めました。これが一つ目の理由。

世界が怖いという幻想

発信することに抵抗がなくなった二つ目の理由は、コーチングを通して、外の世界が怖いというのが、幻想だということに気付いたことです。

私たちの世界では、信じていることが現実になります。人間は自分の信じていることが本当だと思うために、色々な証拠を集めて、その集合体を現実だと思って生きています。

つまり、世界は怖いところ。他人は怖い。という思い込みがあると、そういう嫌なことばかりが目につき、ほら、やっぱり怖いでしょ、という結論に至ります。

逆に、世界は優しい人ばかりで、愛で溢れている、という思い込みを持っていると、同じ現実を生きていても、その思い込みを強化することばかりが目につきます。

旅行に行って、同じ光景を見たはずの二人が、後から思い出を話してみると、全く違う景色を見ていたことに気付いた、という経験はありませんか?

ここで一番難しいのは、根底にある思い込みを書き換えることです。私はコーチングを通してその思い込みが根底から書き変わったため、世界が怖い、他人が怖い、という感覚がなくなりました。

あなたも一度考えてみてください。

本当に、世界はあなたのことを批判する人で溢れているでしょうか?

あなたのことを笑ったりする人ばかりでしょうか?

あなたが言うことを、じっくり聞いて、あなたの知恵や知識に感動してくれたり、感謝してくれた人は、今の今まで一人もいなかったでしょうか?

発信をすることで得られるもの

私が発信を始めたことで得たのは、人とのつながりです。そして、自分が何気なく言った一言で、会ったこともない人が励まされたり、新しいことを始めたりして、その人の周りの人たちにまで影響を及ぼすという気づきです。

そんな大袈裟なことを言わなくてもいいのです。

誰かが何かを言ったことによって、確実に世界は変わっていくのですから。

そして何より、発信することにより、自分が勉強したことが脳に定着し、自分自身も言動一致するために行動をするようになります。そこに人が集まってきて、ますます色々な知識を得ることができるようになります。

それどころか、ポッドキャストを始めて2年もたたないうちに、私は22年以上続けた会社勤めを辞めて、コーチとして独立をしました。まさに、発信がきっかけで人生が変わりました。

なんといっても、発信している本人が、一番得をするのです。

どうでしょうか?

これを読んで、発信したくなったでしょうか?

もしあなたが発信したくなったら、今日が吉日。早速始めてみてください。

私の人生を変え、毎日たくさんの方からメッセージをいただくポッドキャストはこちらからどうぞ。


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