チョコレイトディスコ〜episodeⅣ〜
子どもにダンスを教えたときの話。
小1の子たちのレッスンで、みんなで輪になってストレッチをする時間、ある子が
「わたし いっちば〜〜ん!」
と我先に開脚をしようとしたら、あんなちゃんという子が
「幼稚園生じゃないんだからさあ、
いちばん、とかやめようよ。」
いや、君たちも幼稚園生もそんなに変わらないよ、と心の中で大爆笑してしまった私は、あんなちゃんの発言によって気づいた。
人は
小学生になった途端、急におにいさんおねえさんになったような気になり
中学生になった途端、小学生をガキ扱いし
中学を卒業した途端、中学生をガキ扱いし
高校を卒業した途端、髪やらメイクやらファッションを変えて「あの頃とは違うんだぜ」アピールをし
社会人になった途端、「学生のころは楽だったよ〜楽しかったよ〜お前らはいいよなあ」となり、
じいさんばあさんになると、最近の若いもんはと言いだす
いくつになっても、「そんなに変わらない」ということに。
ということは、やっぱり、
「偉そうにする対象がいない」最下層の子たちが一番「偉い」。
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