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Essay

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#バスケットボール

私がスポーツにお金を払う理由

私は、スポーツ観戦が趣味です。 社会人になり、自分でとりあえずお給料をいただけるようになってからは、観に行くスポーツのほぼ全てはチケットを購入して観戦しています。 それが良いとも、偉いとも別に思ってないですよ。最初に前書きしておきます。 ただ、その理由を書いておこうかな、と思ったのです。 単純に推しに貢ぎたい貢がせてくれーーー!!! ほぼほぼこれに尽きるのです。お金使いたいんです。湯水のように注げる富豪ではなくても、ポンと決まった額を出せるスポンサーでなくても、そのと

バスケじゃなくてサッカーを観に行った話

私の趣味はバスケ観戦ですが、夏の3人制バスケットも中止になり、5人制はオフシーズンなのでサッカーを観に行ってみました。 私は神奈川県民なので平塚に受肉。対戦相手は是非とも観てみたかったセレッソ大阪です。 友人にチケットを確保してもらい、検温と消毒を済ませて、両サイド2席ずつ空いた全席指定席で観戦しました。5000人制限での開催で観客数は約3500人。天気も良く快適に距離を取って観戦できました。 どうしてもサッカーとバスケットボールを比較する形で観戦したのですけれど、J1

好き好き大好き超愛してる

愛は祈りだ。 表題は作家・舞城王太郎氏の傑作のタイトルです。むせかえるほど甘くてメロウでかなしい本。 冒頭の言葉、愛は…の意味は、私にはまだ少ししかわからない。これは恋愛小説なのだけれど、私にとっての恋愛はとっくに家族愛になってしまった。 では愛は無いのか。 そうでもないと思うんだよね。愛してる、にはもちろん、ふしだらさとか、情慾とか、嫉妬とか、そういう不埒で熱いものもあるけれど、それとは違う、それ以外の意味の方が多い気がしていて、私の中にはまだたくさんある。 向け

息子のラスト・ダンス

我が息子は中学3年生です。 本来なら引退試合のある時期ですが、全て無くなりました。 それでも、今月からやっと部活が再開しました。丸4ヶ月、休止していたのでした。 今日は息子とバスケットボールの話をします。 私は、息子を産む以前からバスケットボールが好きなのですが、それを彼に分かるようにはしていませんでしたし、彼にバスケを勧めることはしませんでした。 ただ、赤ちゃんの時に与えていたゴムボールはバスケットボールの柄をしていました。 小学校に入学すると、一枚のチラシが配られ

何も無くなっても、同じ場所に存在したい

バスケットボールの息吹が、微かに聴こえてくるようになりました。契約業務や、練習だけは少しずつ行われているようです。 「新しい生活様式」を確認しながらの、恐る恐るの日々が続いています。 バスケットボールよりも、接触の少ない野球が無観客試合から開幕し、そして、バスケットボールよりも、屋外でコートの広いサッカーが幕を明けようとしています。 どう前向きに見積もっても、私たちただの観客が、バスケットボール観戦に行ける日は随分と先になりそうな気配です。 その詳しい仕組みはガイドラ

バスケが観たい、ということ

喪失感は自覚するとさらに悲しくなるから、バスケットが観たい、ということに関して書かないように書かないようにつとめている割には、普通に毎日今日もルークさん(私の好きな選手)は元気だろうかと思っているし、今週末もバスケがないのか、と思っている。 元の生活が戻ってこないという前提で暮らすのであれば二度と現地であの距離であのプレーは観られないわけで、それを考えるとたまらなく悲しくなるわけだけど、たとえ配信だけになったとしてもプロスポーツ選手がそれで生きていける世の中であって欲しいな

矜持

何を書いたら大丈夫で、何を書いたら大丈夫じゃないのか、気を遣ってみたところで、もう分からない。きちんと考えてみたりもしたが、説教臭くなったりやけに前向きが迷惑じみて感じたりして、やめた。 勇気を出したいな、と思い、しいたけさんの記事を買った。そして、おおがきなこさんのツイートも読んだ。 ※おおがきなこさんはnoteをやってらっしゃいます。自分の心に優しくしたいときに、いつも読んでいます。 端的に言うと、何故こんなに自分がぐずぐずしているのかは、気づくことができた。 ス

価値

私の価値はまあまあショボくて、せいぜい細々仕事するくらいと、旦那と子供たちにマシな料理を提供することくらいしかない。 だから私の書くものになぞ価値もないのだが…と言い出すと、あまりにしみったれているので方向性を変えよう。 私は、私にはたいして価値の無い凡人だからこそ、そうでない人に強烈な憧れを抱いて暮らしている。スポーツを観るのはその最たるものだ。 こんな時期は、何があっても、無いよりはありがたいものだ。私も、私の好きな、バスケットボールで、選手の皆が、再びプレーできる