【夢日記】地下鉄

キャリーケースをゴロゴロ言わせながら、乾いた都会の街を歩いている。
友だちのような人が2人一緒だ。
2人ともキャリーケースを引いている。
私の親友のあの子は誘わないの?と聞くと、あの子は性格が合わないから、性格悪いしね、と言う。

真夏の夕方のようなセピア色の景色の中にいる。

キャリーケースをゴロゴロ言わせながら、地下鉄の入り口を探している。
急がなくちゃ。
セピア色のタイルで作られた地下への階段が見えた。
新宿と書いてある。
「こっちじゃない」、と友だちのような人が言う。
キャリーケースの重みを指先に感じながら、小走りで地下への入り口を探す。
さっきの入り口からまっすぐ走ったところに次の入り口があった。
新宿・自由が丘と書いてある。
「もう少し」と、友だちのような人が言う。
さらに走っていくと、次の入り口があった。
緑の看板に白い字で自由が丘と書いてある。
キャリーケースを持って、階段を降りる。
地下道に入って、壁に備え付けられた券売機で切符を買うようだ。
小銭入れに500円玉と小銭が見える。
280円。
80円を入れる。
それから100円玉を入れようとすると、友だちのような人が、「その券売機は500円玉しか入らないよ」と言う。
友だちのような人の券売機は、100円玉が使えるようだ。
小銭入れに、ちょうど500円玉があった。
むしろ、100円玉は1枚しかなかったから、500円玉でちょうどよかった。
券売機にそれを入れると、お釣りと切符が出た。
改札を抜けて、暗いホームに行くと、壁際に親友がキャリーケースを持って立っていた。
目があって、私は声をかけようとした。

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