深夜の創作サークル“夜ナ夜ナ” プロローグ

深夜0時を回り多くの人達が眠りにつき始める頃、PC の光を浴び私の一日が始まる。
おしゃれな間接照明をつけ、またまたおしゃれなアロマを焚き、ネットの世界へ出勤していく___というのは嘘。
天井に付いている照明を一番小さい光にして、先程食べていたカップラーメンの匂いをプンプン漂わせ、飲み終わったエナジードリンクの缶を申し訳無い程度にPC の周りに飾っている。
これぞ昼夜逆転ネット依存オタクの生活スタイルじゃい!と小声で呟きながら画面に目を向けていく。
段々と車の走行音が消え、信号が虚しく点滅させている頃、サークル“夜ナ夜ナ”がネットの世界で目を覚ます。

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