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ロックに生きたい

これはEventHub Advent Calendar 2023の12日目の記事です。
昨日は浦田さんの"イベントのヒーロー「イベントプロデュースの紹介」"でした!
こちらもぜひ!

こんにちは。EventHubのコーポレートの坂田です。
寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今年もアドベントカレンダーの季節がやってきました。できれば誰かの役に立つような、例えば読んで心が楽になったり、前向きになれたり、そんなものが書ければ良いなと思うのですが・・・すみません、全然思いつきませんでした。

そこで、月並みではありますが、今年観た映画の中からオススメの映画を紹介したいと思います。プロが作ったものを紹介するというちょっと姑息なやり方ではありますが、どれも私が観て、心に響いた作品です。


01  「言の葉の庭」

監督はアニメーションのヒットメーカー、新海誠です。
大ヒット映画「君の名は。」の公開から遡ること3年、2013年に公開された46分間の中編映画で、たぶん、私が人生で一番リピートして観ている映画です。
おすすめポイントは何といっても映像の美しさ、そして主人公の2人の心の葛藤を美しく表現しているセリフの数々。
劇中で短歌が読まれるのですが、これがまた切ない。

「雷神の 少し響みて さし曇り 雨もふらぬか 君を留めむ」
「雷神の 少し響みて ふらずとも 吾は留らむ 妹し留めば」

現代語訳
「雷が少し響いて、空が曇り、雨も降らないだろうか。あなたをここに留めたいから。」
「雷が少し響いて、雨が降らなくても、私は留まろう。あなたが望むのであれば。」

秦基博が歌う大江千里のカバー曲「Rain」も映画を彩ります。Rainには実はロングVer.もありこちらも素晴らしい楽曲です。

ちなみに「言の葉の庭」の舞台は新宿御苑です。私は今年、映画の世界観に浸るべく、遅ればせながら新宿御苑に聖地巡礼にも行きました。言わずもがな、映画ファンでなくとも新宿御苑はとても良いお散歩場所ですね。

右手に見えるのが映画に出てくる東屋

02  潜水服は蝶の夢を見る

ファッション誌ELLEの編集長であったジャン=ドミニック・ボービーの回顧録を映画にしたものです。
今年初めて観た映画で、とても感動して原作も購入して読みました。原作はベストセラーになっています。この本の出版から2日後にボービーは亡くなりました。

どんな状況になったとしても最期までユーモアを忘れず、人間として生き抜く姿に胸を打たれました。人として生きるとはどういうことなのだろうか、私だったらこんなに強く生きられるだろうか?そんなことを考えました。

タイトルの「潜水服は蝶の夢を見る」には「例え、体が潜水服に閉じ込められて不自由でも、魂は蝶のように自由に舞う事ができる」という意味が込められています。

予告編もとても良いです。

03  生きる

日本映画界の巨匠、黒澤明の作品です。恥ずかしながら今年になって初めて黒澤作品を観ました。
これもまた「生きる」意味を問う作品ですね。
最後の方に主人公演じる志村喬が雪の夜、歌を歌いながら一人でブランコに乗るシーンが印象的です。近所の公園でブランコに座ると、この映画を思い出します。

「生きる」は昨年イギリスでリメイクされ「生きる Living」というタイトルで公開されています。そのうちこれも観てみようと思っています。

まったく別の話ですが、いつもお金の心配をして生きるのが苦しそうだった人が、余命数か月と宣告された途端に、お金の心配から解放され、自由に、その人らしく生き生きと最後の数か月を過ごすことが出来た、というような実話を耳にしたことがあります。この映画を見たとき、その話を思い出しました。
現代は経済が発展し、いろいろなことが便利になっている一方で、自分の価値や人生を、金銭や地位や名誉に翻弄されやすい、そんな世の中になっているように感じます。(もしかしたら現代だけじゃないかもしれないですが。)
ちなみに私が今、余命宣告されたらどうするかな?と思うのですが、たぶん何も変えないです。ということは私は自由に生きている、ということなのだと思います。
出来ることなら私もこの映画の主人公のように、自分の命を削って誰かの人生を照らしたい。
タイトルに「ロックに生きたい」と書きましたが、私にとってのロックは自由に、誰かの役に立つ生き方をする、そんな意味です。
ちなみに、私は動物を食べないのと、お酒を飲まないのと、タバコも吸わないのですが、その生き方はストレートエッジというロック界の思想に通じるものがあるようです。
引き続き我が道を進みます😆

04  おわりに

少しくらいは仕事の話を書こうよ、と思いました。
EventHubは今年ミッションを変えました。

日常を超えるつながりで世界をひらく

まだ知られてないだけで可能性を持っている企業はたくさんあります。地方であることの壁、国境の壁、言語の壁。現代であればテクノロジーを通して、それらを乗り越えることができます。
可能性を秘めている企業やプロダクトに光を当て、つながりを創出するお手伝いがしたい。多くの人や企業が可能性をひらくための懸け橋になりたい。
そんなことをミッションにかかげているEventHubが私は大好きです。

自分の命を削って誰かの人生を照らしたい。
仕事だって、やっていることは一緒。一見、自分のために見えることも、本質はみんな誰かのために動きたいと思っている。そんな魂の叫びを忘れていないメンバーがEventHubには集まっている気が、私はしています。

そして、EventHubでは一緒に働く仲間を大募集しています。ご興味がある方は、まずはお気軽にご連絡ください!

明日は理系のマーケター、鈴木さんの登場です!
お楽しみに🥰

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