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女性の精神的自立と経済的自立、どちらが先だと思いますか?

「お金を稼げる女性が精神的に自立できるの?それとも精神的に自立した女性がお金を稼げるの?」女性の自立について考えてみました。

1.  まずは経済的に自立しないとダメ?

「女性の精神的・経済的自立を支援」そんなフレーズをよく見かけますよね。では、精神の自立と経済の自立、どちらが先にあるんでしょう?

①お金が稼げるようになった人が、精神的に自立できるの?
②精神的に自立した人が、お金を稼げるようになるの?

一般には、「経済的に自立した女性」が精神的にも自立していると考えられがちな気がしますが、自分なりに考えてみました。

2. 周りにどんな人がいる?

グチを言うばかりの会社員

いきなりですが、経済力があっても、精神的に自立していないな・・と感じる人は、男女を問わずかなりたくさん知っています。例えば会社員で、安定したお給料を手にし、自ら生計を立てている人は「経済的に自立している」と呼ばれるでしょう。

けれどその仕事には不満がたまっており、居酒屋では上司へのグチを並べ、辞めたいと言いながらも、家族や住宅ローンなど辞められない理由を並べ、上司にゴマをすりながら何十年も過ごす人を、「精神的に自立している」と呼ぶことには、強く抵抗があります。書いていて辛いですね。

またこの「経済的自立」は、高度成長期ならまだしも、全てが不確定な時代には非常に危ういものと呼べるでしょう。会社が人員削減をする際、「絶対残ってほしい」と思われにくかったり、次の仕事に向けたマインドが枯渇してしまっているリスクもあります。

育児中の主婦A子

逆に、経済力がなくても、精神的に自立しているなぁ!と思う人もたくさん知っています。例えば学生時代の友人A子。A子は育児・家事を優先していて、今は独立生計を立てるほどの収入はありません。これは「経済的に自立していない」と呼ばれると思います。
ですが、「何かあったら稼いで子供も旦那も養っていく!」との覚悟があることは、会話していれば伝わってきます。もちろん収入を得るためのステップは発生するでしょうが、A子ならなんとかするでしょう。これは「精神的に自立している」状態だと考えます。

育児中の主婦B美

B美という友人もいます。B美も育児・家事を優先し、今は収入はありませんので、「経済的に自立していない」状態で、A子と似た環境とも言えます。
ですがB美は、「自らの現状に色々不満があり、それらはほぼ全て旦那さんの責任だ」と語ります。パートナーシップ課題は確かに非常に重く辛いものです。彼女の場合は、「精神的自立」の手前で悩み苦しんでいることが伝わってきます。

3. 精神的自立とはいったい何なのか?

「精神的自立」は目に見えにくく定義しにくいですが、あえて特徴を言語化してみました。

「精神的に自立していない人」とは…
・現状に課題を感じ、不安や不満を抱き、それを他責にしている人
・現状を解決するのは、どこかの誰かだと思っている人
・現状が解決されないのは、社会・友人・家族・仕事のせいだと思ってる人

「精神的に自立した人」とは…
・現状課題は自らが過去選択したことの結果であり、自らにも責任があることを理解している
・現状課題を解決できるのは自分だけだと理解している
・現状課題を解決するために、自ら考え、次の選択を取れる人

こうして書いてみると、前者「精神的に自立していない人」は、漠然とした不安や、周囲への不満に悩んだり苦しんだり怒ったりといった状態に陥りやすく、脱しにくいことが想像できるかと思います。逆にいうと、不安にさいなまれている人が、その解決を望むなら「精神的自立」が特効薬になるということにもなります。

4. 精神的自立を手に入れ、人生Easy modeで行くのがおススメ

冒頭の「精神の自立と経済の自立、どっちが先?」の結論は、「②精神的自立が先」で間違いないと考えます。

「精神的に自立した人」は、その方の現状課題を解決するために「経済的自立が必要だ!」と理解したら、そこに向けたアクションにうつれます。課題を自責と捉え、自ら考え、次の選択を取れるからです。

また、「精神的に自立した人」は、今の仕事に不満があったとしても、その仕事を選んだのは過去の自分であり、継続するも辞めるも、自分で考えて選択すればよいだけだと知っています。結果的に継続を選択したとしても、先の不満はもう不満には見えないはずです。

「精神的に自立した人」は、パートナーに不満があったとしても、彼を選んだのは過去の自分であり、いま一緒にいることを選んでいるのも自分だとわかっています。その中でもし「経済力不足」がパートナーシップに影響していると理解したなら、「経済的自立」を目指すでしょう。

そしてB美の場合は、まず「精神的な自立」を手にいれれば、辛い現状を招いている真因と向き合い、解決に向けて具体的に歩き出していけるはずです。

長い人生、誰でも様々な問題に直面することが複数回あります。
なのに、なぜかいつも楽しそうでご機嫌に見える人っていませんか?
そういう人は「精神的に自立した人」なのです。

Sastinableな経済的自立を求めるならば、精神的自立からクリアしていくことを強くお勧めします。もちろん生まれ持った性格の差などはありますが、考え方をトレーニングすれば、誰しも達成できるものなので、別の機会があったらお伝えしていきますね。

読んで頂き、ありがとうございました。

Yuri Masumi



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