「絵を上手くするためには、構成要素を言語化せよ」ということ/コルクラボマンガ専科2期第5回講義「イラスト力アップ」

こんにちは!
コルクラボマンガ専科2期生、漫画家(志望)の縹ゆり(はなだ ゆり)です。

回の記事を読んで下さった方、ありがとうございます。
この回から読んで頂いても問題ありませんが、以下のマガジンでコルクラボマンガ専科の講座についてのnoteをまとめていますので、よろしければご覧ください。

今記事では #コルクラボマンガ専科 2期の第5回講義、「イラスト力アップ」で学んだことを書きます。
※あくまで「私の学び」なので、詳しい講義内容を知りたい方は、前回と同じくnoteやTwitterで #コルクラボマンガ専科 タグを辿ってみてください!

「イラスト力をアップする」とは?

今回は「イラスト力アップ」という講座で、コルクラボマンガ専科では唯一「絵」について勉強する回でした。
今回は特別講師の方がいらっしゃったのですが、その方の情報はトップシークレットなので、気になる方はコルクラボマンガ専科3期に応募しましょう(ダイマ)

コルクラボマンガ専科に通うようになって、雑誌掲載を目指して描いていたモノクロ原稿から、カラー・縦スクロールという新しい漫画表現に挑戦することになり、自分の漫画の「絵」を見直さなければならない…と思うようになりました。

私は、自分がモノクロオンリーで描いてきた大多数の漫画家志望者より「カラー」にアドバンテージがあると思っていました。
それは高校の美術部で油絵を描いたり、美術大学に進学して身につけた「カラー」の技術や知識があったからであり、モノクロ漫画よりカラー漫画のほうが描くのも楽しい…と感じていました。

ただ、そのことに甘えてしまっていたのも事実で、今回の講師の方の「ぱっと見けっこうトシの人が多いから、先入観を捨ててニュートラルな状態になってから絵を練習しないと上手くならない」という発言には衝撃を受けました。

そう、絵は「手癖」によって古くなり、下手になります。
漫然と今まで描いてきた絵の描き方を続けているようでは、「上手く」なりようがありません。
自分の絵にきっちり向き合い、欠点を見つめなおす時が来た!とこの講座を受けて思ったのです。

絵を「ディスクリプション(言語化)」するということ

今回の講座で習った「絵が上手くなる手法」は、
『絵』や『風景』の特徴をディスクリプション(言語化)することで、対象への観察力を養う」
「ディスクリプション(言語化)することで特徴を記憶し、今度は対象を見ずに再現することで、暗記して描ける絵が増える」
です。

例えば「ノートPC」を毎日仕事で見ている人は多いと思いますが、「何も見ずにノートPCを描け」と言われると、案外描けないのではないでしょうか。
そこで、
「モニタ部分には画面を傷つけないための縁取りがある」
「角は丸い」
「キーボード部分との接合部は銀色で四角い」
などなど、「ノートPC」の特徴をこまかーく「言語化」することで物体の構造を暗記し、再現できるようになるのです。
さらに特徴を覚えやすくポイントとして、「どういう役割のためにこういう形をしているんだろう?」と観察対象の機能について考えながら言語化するとよいです。

このように「ディスクリプション(言語化)」は「何も見ないで描ける絵」を増やし、物体の構造を理解して絵を上手くするためにも有効ですが、私は「なぜ、漫画のコマ内にこの絵をいれたのか?」ということを見直すために非常に大切なことなのではないかと思いました。

漫画のコマ内に、どんな「絵」をいれるか?

漫画はコマの連続でストーリーが進んでいきますが、アニメや実写映画と違って大量の「省略」が発生します。
その「省略」とは、コマとコマの間の「時間」の省略だったり、コマ内に描く絵の「背景」の省略だったりします。
私たちは自然とその「省略」を補完して漫画を読んでいると思うのですが、漫画家の「省略」がヘタだった場合、「補間」が上手く行かなくて読みづらくなるんじゃないかと思うのです。

・物語のつながりに必要な動作が描かれていないから、コマとコマの間で時間が飛んだように感じてしまう
・必要な背景が描かれていないからキャラクターがどこにいるか分からなくなり、内容を把握できなくなる
などの問題が「省略」が下手だと発生するわけですね。

そこで自分が好きな漫画を見て、「コマの中に何を・どんなふうに描いているか」ディスクリプション化することが、漫画を上手くするために有効な方法なのではないかと思ったのです。
もちろん漫画はコマの連続なので、1コマだけでなく、ページ単位で見ていくほうがよいと思います。
漫画の「読者」だったときはなんとなく見ていた「絵」を、「作者は、どういう意図でこのコマにこの背景を配置して、キャラクターのこの動作を入れたんだろう?」ということを考察し、ディスクリプションすることで「漫画力」が鍛えられるのでは…と考えたのです。

今回の「イラスト講座」で学んだ「絵のディスクリプション(言語化)」という方法を通して、「一枚の『絵』の中に描かれているものには、全て作者の『意図』が反映されている」ことに気づかされました。

私もこれからは漫然とコマ内に絵を入れるのではなく、「こういう効果を狙いたいから、ここではこういう絵を入れる!」と常に「意図」することを心がけて描いていこうと思っています。

今回の講義では「課題」は提出されなかったのですが、講義の中で「人を殴る前の構えを描いてみよう!」というお題が出されて上手く描けなったので、今考えている漫画のキャラクターたちを使って「殴る」をテーマの縦スク漫画を描いてみました。

それでは、また次回も読んでいただけると嬉しいです!




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今年中に連載を始める!ことに燃えている漫画描き、縹ゆりです。コルクラボマンガ専科2期卒業生。TwitterやInstagramで絵や漫画をアップするから見に来てね。noteではコルクラボマンガ専科で学んだことや、漫画について考えたことなどを書いていきます。