見出し画像

魂の旅①

2022年11月18日(金)
私はフランスとドイツへ行くために1人で飛行機へ乗った。

円安・原油高の影響により直行便には乗れず・・・
今回キャセイパシフィック様にお世話になりました。



なぜ、私がフランスとドイツへのひとり旅を決めたのか。
それは幼少期から、自分が当たり前と思っていた特性にある。

そもそも特性と認識し始めたのはわりと最近のことで
世の大半の方は、私と同じような感覚を持ち合わせていると思っていたから。

* 幼少期から、いくつかの同じ映像が見える。
* 旅行先やテレビの映像で急に涙するというのは日常茶飯事。
* 私だけど私じゃない誰かが私として喋っている。
* 憑依される(目に槍が刺さった戦国武将が憑いたりすると目が腫れたり激  
  痛を覚えたりする)←これもまた日常茶飯事

物心付いた頃からの感覚と、年齢を重ねるにつれて強くなる感覚に戸惑いもあった。

そんな私に2022年の夏、ジャンヌダルクというワードが降りてきた。
・コロナもある。
・子どもたちもいる。
・今年からフリーランスになり、収入もあまりない。

行けない、行かない理由を揃えれば十分の状況だった。

緊張していた。と言いながらも、ちゃんとラーメンは食べてから出発しました。


しかし、そんな私の背中を押してくれたのは1番の理解者である夫だった。

私の自己肯定感の低さや、霊媒体質のことでいつも話を聞いてくれ、励まし応援してくれている夫が、
「何も心配しなくていい。絶対行くべきだよ。誰のものさしで生きるか考えてごらん?」
たくさんの言葉で励ましてくれ背中を押してくれた。
そのおかげで私は旅に出るのだが・・・

1人でのフライトは、それはそれは心細くて。
トランジット先となる
香港までのフライトで既に半泣きとなる。

飛行機の中では
『子どもたちを置いて、私は一体ここで何をしているんだろう』
と冷静になってみたり
『家族を置いてフランスまで行くのに何も変わらなかったらどうしよう』
と結局は他人軸で生きている自分が全開になりひとりで落ち込んだりと
とても忙しい5時間のフライトを過ごした。
その時、私はぼんやりと思った。
『私って、今まで本当に人を頼ってばかりいたんだなぁ』と。
母親にもなり、一人前の大人気取りでいたけど、
結局は自立のできていない、母という肩書きだけで
違和感のある自分から目を逸らし続けていたように思う。


今回の旅(フランスでの5日間)は非常に辛く苦しかった。
身体的にも精神的にも。
大好きなフランスを嫌いになりそうだった。

それでも今こうして、この旅で経験したことや感じたことを
誰かに伝えたいと思えているのは、大切な家族が日本で待っていてくれたからだと思う。

少し前でも少し後でもなく、今年こうして家族と離れた10日間は
私にとって最高最善であったのだと思う。

魂の旅②へ続く→


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?