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初めての東京建築祭、4スポットを巡るマイナーな歩き方レポート


今年5/26,27に初めて開催され、6万5千人が参加した東京建築祭へ訪問した記憶をシェア。恐らくマイナーな周り方ながらも、来年のご参考に混み具合や客層などをご紹介。

東京建築祭は、東京区部の東側4エリアを主な会場として、普段公開されてない建物に無料で入れるイベント。事前に予約して入れるツアー(有料)もあったものの、知り合いで当選した方を聞かないほどの人気ぶり。

イベントの詳細はこちら

https://tokyo.kenchikusai.jp/

私が参加したのは土曜日。待ち時間が見えないので欲張りすぎず、あまり行ったことのない建物を中心に巡った。足を運んだスポットと状況をご紹介。

1.築地本願寺



朝一で来たのに既に行列。このイベントに来るのは建築好きが多いかと思いきや、客層は見た目年配の女性同士が多く、少し驚き。
ホールでは突然僧侶によるピアノの演奏や建物の歴史の解説があり、印象深かった。

階段には動物が隠れていた

https://tokyo.kenchikusai.jp/program/00211/

あまり調べずに行ったら築地本願寺の周りのスポットは軒並み午後から公開で、午前公開してる建物も徒歩では少し遠そうで、別なエリアに移動。

2.堀ビル



新橋の角地に建っていて気になっていたビル。1932年築で外観からしてレトロ。1階のみの公開で、中は現代的な空間だった。待ち時間は11時台で5分待ちくらい。築地より若い客層が多かった。

https://tokyo.kenchikusai.jp/program/00199/

新橋エリアでランチを取って、地下鉄で大手町に移動し、神田エリアへ。神田エリアはもっと建築系の方が多い印象。

3.岡田ビル



1番印象に残ったビル。思い切ってコンクリートの床や壁、階段を取り払っているものの、残された梁や柱に建物がもともと持っている力強さを感じた。とはいえ、1階にカフェが入っているので、一部は普段も入れるなと気づいた。13時過ぎで待ち時間なし。

https://tokyo.kenchikusai.jp/program/00971/

4.神田ポートビル



竹橋駅の北側に位置する、やや年季を感じるビル。1964年に建てられた印刷会社旧社屋を 2021年にリノベーションしたらしい。1階にはショップ、地下にはサウナが入っている。こんなところに⁈という意外な印象だけど、遊び心のあるビルで入りやすかった。13時台で待ち時間なし。

https://tokyo.kenchikusai.jp/program/00958/

この日は暑くて早くもここで離脱。正味3時間くらいの散策だったものの楽しめた。


5.ありがたかった点と気になった点


・音声ガイド
アプリで建物ごとの特徴を建築史家の倉方さんから聞けたのがありがたかった。待ち時間に聞けてちょうど良かった。

・若干の案内のわかりにくさ
本願寺では一般の来場者や観光客もいて、ボランティアは外に見当たらず何の列かわからなかったので、もう少し視覚的な表示があると親切だと感じた。

・移動情報がもう少しあれば…
築地などは建物同士が離れていて、最寄駅や建物の徒歩移動に何分かかるか目安時間があると計画しやすかった。

6.次回に向けて


大阪で建築公開のイベントがあるのを知ってたので東京で開催されて嬉しかった。
来年はクラファンやボランティアなどもう少し深い関わり方をしてイベントをもっと味わいたい。ボランティアはじめ、運営の皆さまお疲れ様でした!

最後に、一参加者の期待をしたためる。

・混雑回避のために3日間くらいに会期を伸ばすか、事前来場予約システムか混雑状況表示システムを入れてもらえるとありがたい。建物によっては1時間以上待った、とも聞いたので。そのために大人は有料にするなど適切なチャージがあると運営体制も充実するし持続しやすいのではないかと考える。
・エリアに西側(池袋〜渋谷辺り)の建物なども加えてほしかった。例えば自由学園明日館や立教大学など。新しい建物ももっとあっても良いと思う。
・参加者用のリストバンドなど外から見える印があり、つけてる方に周辺店舗での割引があったりすると、よりまちぐるみでイベントが盛り上がりそう。
・上記に関連して周辺スポット(レストラン、カフェなど)も含めていくつかルートがあるとプランニングしやすい。

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