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「負の歴史」が遺したもの


教育オタクなELM講師です。

じつはわたし、けっこう、歴史が好きです。
そして、夫は歴史オタク。日本のことでも、下手なことを言うと言い負かされます😅


最近娘が、家族についてよく質問をするようになりました。

おばあちゃんはどこからきたの?
パパのおじいちゃんはだれ?
ひいおばあちゃんは死んだの?(いえ、まだ生きてますよ)

何度も何度も同じ質問をするので、視覚化したらいいかな、ということで、旦那が系図を作成し始めました。
きちんとしたものを作るために、なんと、自分の両親にも聞いてくれたようです。
そこでわかったものとは…。


私の夫はドイツ人です。
ドイツという国は、ご存知の通り、第二次世界大戦ではナチスという政党が国を独裁していました。そこでユダヤ人の迫害も行っていた。

血統を明確にして、ユダヤ人を排除するため、ナチスは祖父母の代にさかのぼった家系調査をしたそうです。

そう言った、負の歴史の経緯があり、夫が両親に系図のことを聞いた時に、即、詳しい内容が出てきました。

その家系図を知ることになった私たち。
先祖の色々な物語が見えて来ます。
オーストリア人がいたり、フランス人もいる。
不思議なことに娘と同じ名前の人もいた。

一人一人が生きてきた歴史があって、厳しい時代の中でも繋いできた命があって、今、私たちの娘に受け継がれている。そして、娘には日本の先祖の歴史も流れている。これがまた連綿と受け継がれていくのかと思うと、不思議な思いです。

一人一人、命のバトンを繋いでくれている、尊い存在。
そんなことに思いを馳せる夜となりました。


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